通信制高校の卒業に必要な年数は?全日制高校と同じ3年?

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通信制高校を卒業するには何年必要?

通信制高校を卒業すれば全日制高校や定時制高校同様に高等学校卒業資格を取得できるのは大きな魅力です。そんな通信制高校では入学から卒業までどれぐらいの時間が必要なのでしょうか。

通信制高校を卒業するには最低3年以上が必要

通信制高校を卒業するためには、最低でも3年以上の修業年数が必要です。毎日登校しなくても自分のペースで学習できるという点でユニークな通信制高校ではありますが、高卒資格を得るには3年間は勉強しなくてはいけないというのは全日制高校や定時制高校と変わりません。

通信制高校では3年間「在籍」していれば良い

通信制高校も全日制高校、定時制高校同様に3年間の修業年数が必要ですが、それは通学日数ではないというところが異なります。全日制高校、定時制高校では、3年間にわたって土日祝日、長期休暇以外は出席しなければいけません。

一方、通信制高校ではスクーリングと呼ばれる登校日以外は通学しなくても構わないのです。スクーリングの設定はそれぞれの通信制高校やコースによって異なります。週に何回でも登校できるようになっているところもあれば、年に5日程度ですむところもあります。それぞれの希望に応じて選択するようにしましょう。

通信制高校は3年で卒業できるとは限らない

高校には基本的に在籍期間の上限が設定されています。全日制高校では6年、定時制高校では8年と決められていて、それ以上長く在籍することはできないのです。

一方、ほとんどの通信制高校では在籍期間の上限は定められていません。何年かかっても卒業に必要な74単位を取得すれば卒業することはできるのです。

なかには、仕事、子育て、介護に忙しかったり、病気を抱えながら勉強している人もいるので、上限がないというのはメリットでもあります。しかし、勉強だけしていれば良い環境にある人にとっては卒業までの年月がズルズルと伸びるデメリットともなりかねません。

卒業までにかかる年数は公立と私立で異なる?

通信制高校には公立と私立があります。学費面、学習サポート面などでさまざまな違いがありますが、3年間で卒業する生徒数も異なっているようです。

公立通信制高校と私立通信制高校の卒業率

平成28年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果 という国の統計結果によると、公立通信制高校と私立通信制高校の卒業率は以下の通りです。

全日制高校 通信制高校
退学者数 中途退学率 卒業率 退学者数 中途退学率 卒業率
私立 12,123 1.2% 98.8% 5,447 4.8% 95.2%
公立 17,000 0.8% 99.2% 4,159 6.7% 93.3%

やはり、全日制高校では公立・私立ともにほぼ100%近い卒業率になっています。一方、通信制高校では私立こそ95%以上の卒業率があるものの、公立では93%にとどまっています。さらに、通信制では3年で卒業する生徒ばかりではない点に注意しなければいけません。

公立の通信制高校でなぜ卒業率が低いのか

公立の通信制高校の学費は安いことがメリットです。国からの補助金である就学支援金を4年間はもらえることもあり、4年間は実質タダで学べるところも少なくありません。

また、4年間を超過してしまっても、学費は年間数万円ほどとリーズナブルです。さらには、在学期間の上限もないこともあって、つい「もう1年……」と、卒業までの年月が長引いてしまいがちなのではないかと考えられます。

しかし、通信制高校を卒業した後に大学に進学、就職と希望しているならば、あまり周囲に遅れてしまうのは良いことではありません。学費が安いという利点を最大限に活かすためにも、きっちりと3年で卒業したいところです。

公立通信制高校のサポートは手薄?

公立通信制高校は私立通信制高校と比較すると、教師の数も少なく、サポート体制も手薄になりがちといわれています。しかし、公立通信制高校は基本的に家から通える範囲にあり、学校に足を運びやすいという長所もあります。

積極的に通学してわからないところを直接先生に質問するなどしていけば、しっかりと勉強することもできるでしょう。しかし、そもそも学校に行くのが苦手な人や、そういった積極性に自信のない人だと、卒業までに3年以上かかってしまうリスクが大きいといえます。

3年で卒業したいなら私立通信制高校

一方、私立通信制高校は、ほとんど登校日のないネットだけのコースでも年間に数十万円かかることもめずらしくありません。公立通信制高校と比較すると10倍近くの学費がかかることもあり「何年かかってもいいから卒業したい」とは考えにくいのが実際のところです。

また、私立通信制高校は公立通信制高校よりも先生の数も多く、サポート体制も充実しているところが少なくありません。私立通信制高校の中にはブログを開設している学校もあるので、どんな雰囲気なのか知る手がかりにもなります。先生やスタッフとの相性が気になる人こそ、雰囲気をつかみやすい私立通信制高校がおすすめともいえます。

また、私立通信制高校は学校法人だけではなく株式会社が運営しているところも多く、それぞれにユニークな授業をしていることが特徴です。大学受験に特化した受験塾のようなところもあれば、勉強以外の美容師、調理師などの国家資格を取得できる通信制高校もあり、多様なニーズに応えてくれます。

全日制高校から転入・編入する時の在籍期間の扱いは?

通信制高校への入学を考えている人の中には、何年か全日制高校、定時制高校に在籍していた人も多いでしょう。その場合の在籍期間はどのように計算されるのでしょうか。

全日制高校から通信制高校への転入・編入の場合

たとえば全日制高校に1年間在籍していたならば、通信制高校には最低2年間在籍すれば卒業のための要件を満たします。つまり、全日制高校、通信制高校合わせて3年間在籍していれば良いということです。

もし、全日制高校を退学してすぐに通信制高校に転入・編入したならば、同級生に遅れを取ることなく高校を卒業できるということになります。大学にも同時に入学できるでしょう。

さらに、全日制高校で習得した単位もそのままカウントされるので、全日制高校の卒業に必要な74単位をそろえるには、あと数単位という人もいるでしょう。

もし、全日制高校を退学して別の全日制高校に転入・編入するならば、場合によっては1年下の学年に入らなければいけないこともあります。学年制ではなく単位制をとっている通信制高校を有効活用すれば、頑張り次第では同級生に遅れる心配はないのです。

「今の全日制高校にいるのは限界だけど、同級生に遅れを取るのも悔しい」と、決断できずにいる人は、ぜひ通信制高校を検討してみることをおすすめします。

定時制高校から通信制高校への転入・編入の場合

定時制高校から通信制高校に転入・編入する際も、全日制高校からの場合同様に、定時制高校での在籍期間もカウントされます。定時制高校と通信制高校と合わせて最低3年間在籍期間があれば、卒業のための条件をひとつクリアできるのです。

働きながら通信制高校に通っていて「仕事がたてこんできて欠席日数が増えてきた。このままでは卒業できない」という時にも、通信制高校はおすすめです。もちろん、定時制高校で取得した単位はそのまま通信制高校に引き継がれます。

通信制高校の入学までどれぐらい時間がかかる?

通信制高校も全日制高校や定時制高校のように4月スタートと決まっているのでしょうか?また、入学手続きなどにどれぐらい時間が必要なのか調べました。

私立通信制高校は随時入学できる

私立通信制高校は随時入学を受け付けているところがほとんどです。全日制高校に通っていて「この学校はもう無理……」と、思っても来年の4月まで我慢することはありません。すぐに、新しい学びの場に移ることができるのでタイムラグがないのは大きなメリットといえるでしょう。

ただし、書類審査、面接などがある学校は結果発表までに1週間から10日ほどかかります。転入が決まったら、現在在籍している高校と転入先の高校とで転学照会などを行う場合、入学手続きが完了するまでには約1ヶ月かかります。

通信制高校への転入には転学照会が必須ではありませんが、その場合、すべての単位が引き継げないこともあります。74単位をなるべく早く取得して3年で卒業するためにも、できるだけ転学照会をするようにしましょう。

通信制高校も全日制高校と卒業に必要な年数は同じ!

以上のように通信制高校も全日制高校同様に、卒業に必要な年数は3年です。しかも、その期間登校し続けなければいけないということではなく、在籍してさえいれば良いことを意味しています。

さまざまな事情で高校に通学するのに困難を感じている人でも、通信制高校ならば自宅で自分のペースで勉強を進めることができるでしょう。最近ではeラーニングを実施している通信制高校がほとんどで、スカイプやチャットを経由して指導を受けることもできます。

1人での勉強に自信のない人は、スクーリングが週に数回ある通信制高校を選択するようにすすめられることもあります。しかし、どうしても通学が難しいようならば、ネットを介した指導を積極的に行っている通信制高校を選択するというのもひとつの方法です。

いずれにせよ、通信制高校と一口にいってもさまざまな学校があります。まずは資料請求をするなどして比較検討してみてはいかがでしょうか。

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