通信制高校の入学時期は4月と10月!転入・編入はいつでも可能!

桜

通信制高校を検討しているならば「4月の入学式に間に合わなかった」というだけで、あきらめることはありません。

じつは、通信制高校は全日制高校や定時制高校のように入学式は年に1回、4月だけというわけではないのです。

通信制高校の入学時期は4月と10月

不登校などの理由により進路が決まらないまま中学を卒業してしばらく時間が経ってしまったり、高校を中退したけどこれからの進路に迷っている人は多いです。

その場合、通信制高校に進学するというのもひとつの方法です。

「でも来年の4月まで待って、1学年下に入るしかないのでは?」と、思う人もいるかもしれません。

しかし、通信制高校には学年という概念がありませんし、多くの学校で4月と10月に入学できる機会を設けているからです。

中退なら10月に入学しても3月で卒業できる

通信制高校を卒業すれば全日制高校同様に高等学校卒業資格を取得できます。そして卒業のためには、最低でも3年間在籍していることが必須条件とされています。

しかし全日制高校に在籍していた場合、中退したとしてもその期間も3年間の内に計算されるのです。たとえば全日制高校に半年通ったけど中退した場合、通信制高校に2年半在籍すれば卒業できるのです。

また、全日制高校に3年目の9月まで通ったものの致し方ない事情で中退してしまった場合、10月に通信制高校に入学すれば同級生と同じタイミングで高校を卒業できます。

私立の場合はいつでも入学できる事が多い

公立の通信制高校の多くは4月と10月のみの入学ですが、実は私立の通信制高校ではいつでも入学できることが多いです。

また、私立の通信制高校は全国どこからでも入学を受け入れている学校が多いので、地元に通信制高校がなかったり、4月と10月だと都合が悪いという方におすすめです。

随時入学OKの通信制高校の一例

随時入学を受け付けている通信制高校のひとつにルネサンス高等学校があります。実際、日本各地の生徒が在籍中ですが、スクーリングは年に4日程度なので、無理なく卒業を目指すことができます。

授業は基本的にインターネット学習なので、いつでも自分の好きな時に進めることができます。自由になる時間が多いので、スポーツ、芸能活動、バレエなどを生活の中心にしている生徒も少なくありません。

通信制高校を卒業するために必要な条件

通信制高校は3年間在籍していれば自動的に卒業できるというわけではありません。

次の3つをクリアして初めて卒業することができます。

  1. 3年間以上の在籍期間
  2. 74単位の取得
  3. 特別活動30単位の取得

このうち特別活動とはホームルーム、体育祭、修学旅行などの行事のことです。スクーリングと呼ばれる登校日にこれらの特別活動が実施されることになっています。

スクーリングは週に2~3日というところもあれば、年に1回5泊の合宿をするだけで済むところもあります。この辺りは以下のリンクからチェックできるので、気になる人は確認して下さい。

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通信制高校への「転入」と「編入」について

現在他の学校に在籍してる場合は転入がおすすめ

転入とは、前の学校から間を開けずに次の学校に入学することです。

たとえば、6月30日まで全日制高校に在籍していて、7月1日から通信制高校に入学する場合は転入の扱いになります。

全日制高校に籍を置いたまま転校という形で通信制高校に入学するため、高校に在籍していない空白期間はなく、前の学校で稼いだ単位なども引き継ぎやすいというメリットがあります。

既に他の学校を退学している場合は編入となる

編入とは、現在の学校を退学した後に次の学校に入学することです。たとえば全日制高校を辞めた後にしばらくブランクがあり、あらためて通信制高校に入学し直した場合は編入ということになります。

編入は転入と違い、高校に在籍していない空白期間が生じることになります。

例えば1年生の途中に単位を取得する前に退学した場合、途中までの単位を引き継げないので0からの新入学となってしまいます。

反対に2年生や3年生まで全日制に通ったものの退学した場合、途中まで稼いだ単位を引き継げるので1年生から通い直す必要はないです。

空白期間が長いと不利益が生じる可能性がありますが、短ければ同級生とさほど変わらず高校を卒業することもできるでしょう。

通信制高校に学年途中で転入・編入する際の注意点

全日制高校や定時制高校から通信制高校に転入・編入する場合、前の高校で取得した単位は引き継がれるのはうれしいところです。しかし、ひとつ注意したいのが、あくまでも前年度までの単位しか認定されないという点です。

例えば前期・後期と2期制を採用している全日制高校で、2年生の前期の単位を取り終えた後に通信制高校に編入・転入した場合、引き継げるのは1年生の単位のみです。2年生の前期に取得した単位は引き継がれないので注意しましょう。

通信制高校は1年に何単位取得できる?

通信制高校で取得できる単位は生徒がどれぐらい頑張るかによって異なってきます。一応の目安としては1年におよそ25~30単位とも言われています。

通信制高校の卒業には74単位で必要になるので、全日制高校で単位をしっかりと取得した上で、4月から通信制高校に転入すれば同級生に遅れることなく高卒資格を取得できる確率は高いでしょう。

しかし2年生であれば転入までに30単位、3年であれば60単位を取得していない場合、4月の卒業までに残りの単位を取得する必要があるのでそれなりに大変です。

通信制高校に入学試験はある?

通信制高校にも入学試験がある

通信制高校にも入学試験はあります。おもに面談、作文、簡単な筆記テストなどが実施されています。

全日制高校が「落とすための試験」であるのに対して、通信制高校は「受け入れるための試験」とも言われ合格率は高めです。

通信制高校の入学試験は面接がポイント

さらに、私立通信制高校の場合は筆記テストはなく、面接と書類選考のみというケースも少なくありません。しかし「受け入れるための試験」と言われてはいますが、稀に不合格となってしまうこともあるので油断は禁物です。

通信制高校の入学試験でポイントとなるのは面接です。中学や高校の制服または、清潔な服装でのぞむようにしましょう。通信制高校は全日制高校のように厳しい校則がないというのも特徴のひとつなので、茶髪やピアスも問題ないかもしれません。しかし、とりあえず、面接の際には黒髪でピアスは外しておいた方が無難です。

面接の際に聞かれる質問も、難しいものはとくにありません。おもに「この学校を選んだ理由」「卒業まで勉強を続ける意志」「卒業後の進路についての希望」などを聞かれることが多いようです。面接官の顔を見て、簡単でもかまわないので自分の考えをしっかりと伝えるようにしてください。

部屋に入る時は「失礼します」、去り際には「ありがとうございます」とおじぎをするという基本的なマナーも忘れないようにしましょう。

通信制高校の入学時期や転入・編入の情報まとめ

以上のように通信制高校の入学時期は「いつでもOK」という状態です。ただし、公立通信制高校だと4月のみの受け入れになっていて、入学試験は3月に実施されることがほとんどです。学費が安いのが魅力的な公立通信制高校ですがタイミングを逃してしまうこともあります。

やはり、通信制高校の長所である「入学随時」を最大限に発揮しているのは私立通信制高校です。一口に私立通信制高校といってもさまざまな校風があるので、もしチャンスがあればオープンキャンパスなどに足を運んで実際の雰囲気を感じてみることをおすすめします。

とりあえず、資料請求をして複数の学校を比較してみてはいかがでしょうか。

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