通信制高校の偏差値は?低い?大学進学は無理?

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高校に進学する場合、志望校の偏差値を調べて、自分の学力で入れるかどうかを判断するのが一般的です。

そのため、通信制高校への進学を希望している方であれば、入学を検討している学校の偏差値が高いのか低いのかが気になるでしょう。ここでは、通信制高校の偏差値について詳しくご説明していきます。

通信制高校の偏差値は?低い?

実は通信制高校に偏差値の概念はない

通信制高校の資料にも記載されているのですが、通信制高校の多くは学力を判断する入学試験は行なっていないため、偏差値の概念はありません。

学校によって詳細は異なるものの、ほとんどの学校は作文や願書などによる書類選考と面接で合否を判断するため、全日制高校で行なわれるような入学試験はないのです。

通信制高校はただ勉強をするだけではなく、さまざまな事情により全日制高校に進学できない方や、中退したけどまた学びたい方、資格取得や大学進学を目指す方など高校を卒業したいという人のための場所でもあるからです。

学力試験を行なわない理由に関して明確な定義はありませんが、入学を希望する人がどんな状況であっても受け入れられるよう、入学の合否を学力で決めないシステムになっていると考えられます。

偏差値は学力試験を行なわないと割り出せないため、入試をしない通信制高校にはもともと偏差値という概念はないのです。

一部だが偏差値を公開している通信制高校もある

通信制高校には偏差値がないのが一般的ですが、たとえば茨城県に本校がある鹿島学園高等学校では「偏差値45~46」というように、一部では偏差値を公開している学校もあります。

なお偏差値が公開されている学校では、入学時に学力試験を行っています。不登校で学校に行っていない方やしばらく学業から離れていた方からすると、学力試験はハードルが高いと感じるかもしれませんが、心配しなくても大丈夫です。

学校ごとに多少難易度の差はありますが、中学の基礎的な学習問題が出されるのが一般的なので、よほどのことが無い限り不合格にはなりません。

自分の偏差値を知りたい場合は公開模試を受けよう

通信制高校に入るためではなく、自分の学力レベルを把握するために偏差値を知りたい場合は予備校が行なっている公開模試を受けましょう。
公開模試は、現時点でどれぐらい学力が身に付いているかを知ることができる試験です。

公開模試の規模によって偏差値には多少ばらつきがありますが、入学試験と同様に多くの人が受けるので、自分の偏差値がどれぐらいなのかを割り出すことができます。

通信制高校の入学には直接関係がないとしても大学や短大進学を目指しているのであれば、偏差値を知っておくことで、高校入学後にどのように学習を進めていけばいいのか、何を強化すればいいのかが分かります。

偏差値のない通信制高校だと大学進学は無理?

問題なく大学に進学できる

偏差値がない通信制高校であっても、大学に進学することは可能です。

偏差値がないというと学力が低いイメージがあるかもしれませんが、あくまでも「ない」だけであって生徒の「偏差値が低い」わけではないからです。

また、現時点で自身の偏差値が低いとしても、しっかり勉強をして偏差値を上げれば大学に進学できますから諦めなくても大丈夫です。

通信制高校は、全日制高校と同じく高等学校に分類されますから、通信制高校を卒業すれば高校卒業資格を得られるため問題なく大学に進学できます。

大学へ進学するには通信制高校の卒業が必須

大学へ進学するには、「高等学校又は中等教育学校を卒業した者(法第90条第1項)」「特別支援学校の高等部又は高等専門学校の3年次を修了した者(法第90条第1項)」などの入学資格(※)をクリアしなくてはいけません。

通信制高校を卒業すれば、「高等学校又は中等教育学校を卒業した者(法第90条第1項)」に該当しますから、自分が目指す大学の入学試験を受けられます。

ただし、入学資格をクリアするだけでは進学できないので、志望校の偏差値に自分の学力がしっかり追いつけるように頑張りましょう。

参考:文部科学省 大学入学資格について
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shikaku/07111314.htm

大学進学率が5割を超えている学校もある

実は、通信制高校の中には大学進学率が5割を超えている学校もあります。

大学に進学するには、偏差値の高い有名高校でなければ難しいと思っている方もいるかもしれません。確かに、こういった学校では授業のほとんどが受験対策に特化しているので、大学進学率も高くなります。

しかし、通信制高校にも大学進学コースを用意している学校や個別の進路指導で進学をサポートするシステムを整えている学校もあります。

たとえば、トライ式高等学院には特進科コースがあり68.5%という高い進学率を実現していますから、進学したいという意志があり、進学実績がある通信制高校を選べば大学入学も夢ではありません。

東大合格者を出している通信制高校もある

進学コースや進学サポートが充実している通信制高校では、東大合格者も出ています。

たとえば、前項にも出てきたトライ式高等学院や一ツ葉高等学校(立川キャンパス)、N高等学校などから東大に入学し、目標をしっかり達成した生徒がいるのです。

東大といえば、国立大学のトップに君臨する、大学受験の最難関とも言われている大学です。偏差値がトップクラスの全日制高校に通っていても、簡単に受かることはなく、学校と塾と自主学習の3本柱で受験対策を行なっても不合格になる可能性もあるほど狭き門とされています。

そんな大学に通信制高校の生徒が合格するのですから、偏差値がなくても進学には何の影響もないと言えます。

通信制高校は高校卒業資格を目指すための学校というイメージが強いかもしれませんが、進学コースで集中して勉強をしたり、個別サポートで受験対策をしたりすれば、難関の東大に合格することも可能なのです。

高偏差値の大学に進学しやすい通信制高校

高偏差値の大学への進学を目指しているのであれば、進学実績があり、進学に特化したサポートが受けられる通信制高校を選ぶことが重要です。

通信制高校は、それぞれに教育目標や学習指導法が異なるので、どの学校でも高偏差値の大学に入学できるというものではありません。

ここでは、高偏差値の大学に進学しやすい環境が整っている通信制高校を紹介するので、進学を目指している方はまとめて資料を取り寄せておくと良いでしょう。

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第一学院高等学校

第一学院高等学校
東大合格者はまだ出ていないものの、一橋大学や早稲田大学、慶應義塾大学など高偏差値の大学合格実績を持つ第一学院高等学校は、一人ひとりの生徒と向き合う1/1の教育をモットーに「社会で活躍できる人づくり」に取り組んでいる通信制高校です。

生徒の理想をしっかりと聞き出し、進学を希望する生徒には、早い段階から受験指導や合格へのアドバイスを行なうことで大学や短大、専門学校などへの進学を実現しています。

また、第一学院高等学校には指定校推薦枠がありますし、多くの大学が採用を進めているAO入試(自己推薦)に関しても独自のノウハウで対策を行なっていますから、学力に自信がないという方でも進学できる可能性が高いです。

本気で志望校を目指す人のために、進学予備校のライブ配信授業や大学入学共通テスト対策配信講座などが受けられるウィングネットを活用した特別進学コースも用意されているので、受験対策を徹底したい方には特におすすめできる通信制高校です。

一ツ葉高等学校

一ツ葉高等学校
一ツ葉高等学校は東京大学をはじめ、早稲田大学医学部や九州大学法学部、産業医科大学医学部など、多数の高偏差値大学への進学実績があります。

「一ツ葉を選んで良かった」と思ってもらえるように、通常の高校生活を送れるコースや登校できるようにサポートするコース、進学や留学を目指すコースなど、生徒一人ひとりに合ったコースを用意している通信制高校です。

大学進学コースでは、大学受験専門の講師による指導や生徒の学力や志望校に合わせた学習プログラムなど、全日制高校よりも徹底した受験対策により難関大学合格を目指せます。

また、レポート指導や個別指導も生徒に合わせて行なっていて、たとえば欠席をしてしまっても、進学を目指す生徒は大学に合格できるようサポートをしてくれるので、挫折せず受験勉強を続けられます。

難関大学合格への道は辛く厳しいことも多いかもしれませんが、約45年かけて積み上げた合格ノウハウをもとにしたバックアップで乗り越えて、大学合格を目指せるのが一ツ葉高等学校のおすすめポイントです。

中央高等学院

中央高等学院の通信制高校サポートコース
中央高等学院は東大合格者こそいませんが、千葉大学や信州大学など競争率の高い国公立大学、偏差値の高い早稲田大学や慶應義塾大学、青山学院大学などへの進学実績を持っています。

受験指導歴35年という経験から構築された独自の合格支援制度により、大学合格全国No1の実績を誇る通信制高校サポート校(※)です。

中央高等学院の大学入試コースでは、個別面談による進路指導と学力アップ特別講習会、レベル別クラスでの授業、マンツーマンの個別指導を繰り返し行なうACEシステムを導入しています。毎日の積み重ねによって着実に学力をアップすることで、志望校合格を確実なものしていくのが中央高等学院の強みです。

大学入試コースは、通信制高校サポートコースや工卒認定試験コースとの併用が可能なので、大学入学資格取得と合格を同時に目指したいという方におすすめです。

※通信制高校サポート校は、通信制高校を卒業できるようにサポートしてくれる学校で高等学校ではありません。

しかし、中央高等学院は中央国際高等学校の指定サポート校なので高校の卒業資格を取得できます。

トライ式高等学院

トライ
東京大学や京都大学、早稲田大学や慶応大学、東京理科大学など難関といわれる国公立私立大学への進学実績を誇るトライ式高等学院は、「家庭教師のトライ」で培った受験対策のノウハウと受験のプロによる個別指導で大学合格へと導いてくれる通信制高校サポート校(※)です。

トライ式高等学院には進学に特化した特進科コースがあり、志望校合格に焦点を合わせたオーダーメイドの学習カリキュラムを組んでもらえるので、プロ講師の個別指導と併せることで最短ルートでの合格を目指せます。

自己学習には最新のAI技術を活用した「トライ式AI学習」を取り入れ、学習効率をより高めることで、授業時間が少ない通信制学校のハンデをしっかりクリアしてくれます。

また、受験対策のサポートは、担任だけでなくカウンセラーも一緒に行ないます。進路の悩みは担任や担任講師にできますし、私生活での不安や悩みはプロのカウンセラーが対応してくれるので、心身共に健康な状態で受験に挑める環境が整っているのもトライ式高等学院の魅力です。

※通信制高校サポート校は、通信制高校を卒業できるようにサポートしてくれる学校で高等学校ではありません。

しかし、トライ式高等学院は鹿島学園高等学校、日本航空高等学校、高松中央高等学校、ルネサンス高等学校、鹿島朝日高等学校と連携しているので高校の卒業資格を取得できます。

まとめ|偏差値に不安があっても通信制高校なら大学を目指せる!

通信制高校の入試は、基本的に作文(書類審査)と面接だけなので偏差値を気にする必要はありませんが、進学を希望しているのであれば、自分の偏差値で大学に入れるのか不安かもしれません。

しかし、通信制高校には進学をサポートするコースを用意している学校もありますし、実際に東大など難関大学へ合格している生徒もたくさんいます。

たとえ今偏差値が低いとしても、全日制高校のような集団授業ではなく少人数で個別指導も行なってくれるので、志望校の偏差値まで学力アップすることも夢じゃありません。

特に、ここで紹介した通信制高校は進学実績もあるので、資料をチェックして学校選びに役立ててみてください。

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