TSUSHINSEI KOUKOU NAVI みんなの通信制高校ナビ
place都道府県から探す mail無料で一括資料請求
home トップ通信制高校ってどんなところ?通信制高校とは?仕組み・卒業要件・全日制との違いをわかりやすく解説
通信制高校ってどんなところ?

通信制高校とは?仕組み・卒業要件・全日制との違いをわかりやすく解説

calendar_month

通信制高校とは?30秒でわかる基本

通信制高校とは、毎日通学する代わりに、自宅学習とレポート提出を中心に高校卒業資格を目指せる高等学校です。 学校教育法に定められた正式な高校の課程のひとつで、卒業すれば全日制とまったく同じ「高等学校卒業」の資格が得られます。

ポイントは次の3つです。

  • 学習の基本は「レポート(添削指導)+スクーリング(面接指導)+テスト」
  • 登校日数は年数日~週5日まで、学校とコースによって選べる
  • 卒業資格は全日制と同じ。大学受験・就職の出願資格にも差はない

現在、通信制高校の生徒数は29万人を超え、高校生のおよそ11人に1人が通信制で学んでいます(令和6年度学校基本調査)。もはや特別な進路ではなく、全日制・定時制と並ぶ一般的な選択肢です。

全日制・定時制・通信制の違い【比較表】

項目 全日制 定時制 通信制
授業スタイル 平日昼間に毎日授業 夕方~夜間など時間帯を選んで毎日授業 自宅学習+レポートが中心
登校頻度 週5日 週5日(時間帯が異なる) 年数日~週5日(選択制)
進級の仕組み 学年制が中心(留年あり) 学年制/単位制 単位制(留年の概念がない)
卒業までの年数 3年 3~4年 最短3年(自分のペースで延長可)
卒業資格 高等学校卒業 高等学校卒業 高等学校卒業(同一)
主な生徒層 中学卒業直後の生徒 働きながら学ぶ人など 中学卒業直後~社会人まで幅広い

大きな違いは「時間の使い方を自分で決められるかどうか」です。通信制は単位制のため、体調や仕事に合わせて履修ペースを調整でき、単位を落としても学年ごと留年することがありません(落とした科目だけ取り直せます)。定時制との違いを詳しく知りたい方は定時制高校の解説記事もご覧ください。

通信制高校の学習の仕組み

通信制高校で単位を取るには、科目ごとに次の3つをこなします。

1. レポート(添削指導)

教科書に沿った課題を解いて提出し、先生の添削を受けます。分量は科目により月数枚程度。紙で郵送する学校と、オンラインで提出する学校があります。ここが学習の中心で、卒業できるかどうかはレポートを計画的に出せるかにかかっています。

2. スクーリング(面接指導)

年に数日~十数日、登校して対面(またはオンライン併用)の授業を受けます。学校によって、毎週通う形式、年数回の集中形式、宿泊を伴う合宿形式などがあります。スクーリングは法令上必須のため、「完全に一度も登校しない」ことはできません。

3. 単位認定テスト

レポートとスクーリングを終えた科目について、年1~2回のテストを受けます。レポートの内容が中心なので、日々のレポートを自分で解いていれば十分対応できる難易度です。

卒業の条件は3つ

通信制高校を卒業する条件は全国共通で、次の3つです。

  1. 74単位以上の修得
  2. 3年以上の高校在籍(転入の場合、前の高校の在籍期間・単位も通算できます)
  3. 特別活動30時間以上への参加(ホームルームや行事など)

つまり、通信制でも最短卒業は入学から3年です。「通信制は早く卒業できる」という誤解がありますが、期間の短縮はできません。短縮ではなく、「自分のペースに合わせて3年で卒業しやすい」のが通信制の特長です。

学費はどのくらいかかる?

公立で年間1万~3万円程度、私立で年間25万~80万円程度が目安です。2026年度からは高校無償化の拡充により、所得制限なしで就学支援金が支給され、私立通信制も授業料部分は実質無償になるケースが大半になりました。実質負担のシミュレーションは通信制高校の学費まとめで詳しく解説しています。

どんな人が通っている?

通信制高校の生徒層は、この10年で大きく変わりました。

  • 不登校を経験し、自分のペースで再スタートしたい人
  • スポーツ・芸能・eスポーツなどの活動と学業を両立したい人
  • 大学受験の勉強時間を最大化したい人
  • 全日制からの転入・高校中退からの編入で高卒資格を目指す人
  • 働きながら学ぶ社会人

「事情がある人の学校」ではなく、時間の使い方を自分で設計したい人の学校へと役割が広がっています。卒業後は半数以上が大学・専門学校へ進学しており(学校基本調査)、進路面の詳細は通信制高校からの大学進学をご覧ください。

通信制高校のメリット・デメリット(要点)

メリット:自分のペースで学べる/登校負担が少ない/学年留年がない/活動と両立できる/転入で単位を引き継げる

デメリット:自己管理ができないと卒業が遠のく/交流の機会は選ばないと少ない/通学コースを付けると学費が上がる

詳しくは通信制高校のメリット・デメリット徹底解説にまとめています。デメリットの多くは学校選びとコース選択で対処可能です。

入学するには?

通信制高校の入試は書類選考と面接が中心で、学力試験で不合格になることはほとんどありません。入学時期は新入学が4月(学校により10月も)、転入学は年間を通じて随時受け入れる学校が多数あります。

  1. 気になる学校の資料を取り寄せて比較する
  2. 学校見学・個別相談で雰囲気と条件を確認する
  3. 出願(書類+面接)

学校選びの手順と比較ポイントは通信制高校の選び方で詳しく解説しています。

よくある質問(FAQ)

Q. 通信制高校の卒業は「高卒」になりますか?
A. なります。全日制と同じ高等学校卒業資格で、履歴書にも「○○高等学校 卒業」と書きます。

Q. まったく登校せずに卒業できますか?
A. できません。スクーリング(面接指導)は法令上必須です。ただし年数日の集中スクーリングで済む学校もあります。

Q. 中学の成績や欠席日数は入試に影響しますか?
A. ほとんど影響しません。通信制の入試は本人の意思を確認する面接が中心です。

Q. 通信制高校に偏差値はありますか?
A. 学力試験がないため、基本的に偏差値は存在しません。選ぶ基準は偏差値ではなく、サポート体制・学費・通学スタイルです。

まとめ

  • 通信制高校は「レポート+スクーリング+テスト」で単位を積み上げる正式な高校
  • 卒業条件は74単位・3年以上在籍・特別活動30時間。資格は全日制と同一
  • 単位制なので学年留年がなく、転入時は単位・在籍期間を引き継げる
  • 11人に1人が選ぶ一般的な進路で、卒業生の半数以上が進学している

仕組みがわかったら、次は学校比較です。通信制高校ランキング都道府県別一覧から、通える学校をチェックしてみてください。

menu_bookあわせて読みたい