不登校から通信制高校へ行くのはあり?メリットとデメリットを解説

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不登校は誰でもなる可能性があります。筆者も過去に不登校になっていましたが通信制高校へ進学しました。

当記事ではそんな不登校から通信制高校へ行くのはありなのかを紹介しつつ、メリットとデメリットを紹介します。

不登校から通信制高校へ行くのはあり?

結論から言うとありです。

不登校になった原因は様々だと思います。いじめ、勉強が分からない、先生が嫌い、なんとなく学校に通うのが嫌だ、色々な原因で不登校になる方がいます。

不登校のままだと苦労する

ただ、不登校のままだと留年したり、最終学歴が中卒になってしまうので今後の就職・進学で不利になります。具体的には資格もほとんど取れませんし、大学への進学もできません。

これらは受験資格が「高卒以上」となっているからです。仕事も、中卒だときつくて給料の安いところが多いです。

通信制高校に行けば将来も安心

しかし通信制高校は通学もなければ授業も通信教育が中心なので、不登校の状態でも問題なく単位を取得できますし、卒業すれば全日制と同じ高校卒業資格を獲得できます。

同じような境遇の人がたくさんいるので先生もいじめに理解がありますし、勉強も個人に合わせて中学一年生レベルまでさかのぼって教えてくれたりします。

学校によっては進学コースとかもあるので、大学への進学も問題なくできます。

不登校から通信制高校に行くメリット

年に数回の登校でも卒業できるので不登校でも安心

通信制高校の最大のメリットが、この全日制高校と比べて圧倒的に登校日数が少ない点でしょう。

全日制高校であれば週5回も学校に通わなければいけず、学校に行くのが辛い方にとってはとてつもない負担となります。

しかし通信制高校は学校やコースによりますが年に数回、週に1回程度の登校でも卒業できるところも多いです。

これは授業を名前の通り通信教育で行うからこそできることです。このメリットだけで不登校から通信制高校に行く意味があると言えるでしょう。

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留年の心配がない

不登校が原因で他の全日制高校に編入する場合、一学年下からのやり直しとなることは少なくありません。そして一学年下になじめなかった結果、再び不登校になってしまう人が多いのも事実です。

しかし、通信制高校は学年制でなく単位制なので、そもそも学年という概念がありません。つまり、留年の心配がないのです。

卒業は進学でなく単位の取得が条件になっています。また、不登校でも全日制高校に在籍していた期間や単位があれば加算されるので、無駄にならないのも見逃せません。

不登校でも高等学校卒業資格を取得できる

義務教育の小学校や中学校は不登校でも卒業できます。しかし、高校で不登校になるとそうはいきません。少なくとも年間133日出席しなければ進級できませんので、不登校のままでは高校中退せざるを得ません。

ただ前述した通り、通信制高校は卒業すれば高校卒業資格を取得できます。

就学支援金制度が使えるので学費がリーズナブル

不登校になった方の中には家庭に余裕がなかったり、学費を自分で工面しなくてはならず、アルバイトに明け暮れているうちに疲れから不登校になってしまった方もいるでしょう。

通信制高校のメリットが豊富なのはわかっているけど、学費が高いという印象がある人もいるかもしれません。

しかし令和2年4月より通信制高校でも就学支援金制度が使えるため、学費がほとんどかかりません。アルバイトを減らして勉強に集中することもできます。

たとえば、公立の通信制高校なら世帯年収が910万以下なら実質無料、サポートの充実している私立の通信制高校でも年間8万円ほどで済みます。さらに別途、都道府県が実施している支援金もあるので、ぜひ調べてみて下さい。

自分のペースで勉強できる

通信制高校の勉強は生徒の自主性に任されています。全日制のように毎日登校して授業を受ける必要もありませんし、時間割通りに行動しなくてもよいです。

朝起きるのが苦手なら夜から勉強をしてもいいですし、結果さえ出せばお菓子を食べたり音楽を聴きながら自分のペースで勉強しても問題ありません。

学校という環境が苦手だったり、合わない人であっても安心です。

不登校から通信制高校に行くデメリット

自主性が問われるのでサボりがちな人は注意

通信制高校での学習は自宅での自学自習が中心となります。そして先生やクラスメイトの目もないので、いくらでもサボれてしまうのです。

自主性に欠けていると勉強が進まず、単位も取れません。

自主的に勉強を続けていくのは簡単なことではありません。しかし、無事にやりとげて卒業できた時には大きな自信を得ることができるのは間違いないでしょう。

人と触れ合う機会が少ない

通信制高校の多くはクラス制度をとっていませんので、少ないところでは年に4日程度の登校で卒業できてしまいます。

毎日、級友と顔を合せる必要がないのはホッとする反面、将来を考えた時に友達ができにくいというデメリットがあります。

ただ高校時代は友達がいなくても大学にいったら友達ができた方は大量にいますし、通学コースを設けている通信制高校もあります。

そういった通信制高校は全日制よりも少人数のクラス制になっています。また、全日制と違って担任が1人1人の学習をサポートをしたり、心のケアにも気を配っているのが特徴です。

3年で卒業できないこともある

通信制高校では年度初めに登録した科目の単位を取得できなくても留年することはありません。

しかし前述した通り自主性が求められるため、サボってしまう人は単位を取り終えて卒業するまでに3年以上かかってしまうのです。

もし3年で卒業したいなら1年に約25単位は取得するよう、自分を管理しペースを保つ必要があります。

単位の取得自体は簡単なレポートを提出していくだけでできるようになっていますので、決して難しくはありませんがためてしまうと大変です。

毎日コツコツと勉強する習慣を身につけるようにしましょう。

不登校から通信制高校に行くメリット・デメリットまとめ

不登校になってしまった場合、登校を再開するべく頑張るのも、別の全日制高校に編入するのも間違いではありません。

しかし、それは肉体的・精神的な負荷がすごいので学校が嫌な方にとっては苦難の道です。場合によってはうつ病などになってしまう可能性もあります。

実は「学校に通うこと」=「勉強」ではありません。学校に通わなくても通信制高校のように勉強を続ける手段も、高卒資格を取得する手段もあります。

ただ一口に通信制高校といってもさまざまな学校があります。登校日は年に4日程度というところもあれば、週に2回以上登校する代わりに大学進学までサポートしてくれる学校もあります。

まずは気になる学校の資料を無料で一括請求してみることをおすすめします。

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