不登校の原因「家庭生活」

夫婦喧嘩

約2割は家庭が原因

不登校というと学校での人間関係や本人の精神的な問題によるものというイメージがあるかもしれませんが、文部科学省の調査によると不登校のきっかけの約2割が「家庭生活に起因するもの」となっています。

「家庭生活に起因するもの」には3つの項目があります。

1つめは「家庭の生活環境の急激な変化」

たとえば、両親が離婚したり父親がリストラに遭ったりすると、親自身も大変混乱していると思われますが、そんな親に対して子供もどう対応したらよいのか分からなくなります。

親への対応が何度も失敗すると(話しかけても理不尽な理由で怒られるなど)、子供も親に対して何もしない方がよいと思い、自分の殻に閉じこもってしまいます。

たとえ親が子供に対して八つ当たりなどをしなくても、不安や焦燥を抱えていれば子供も敏感に察知し、精神的に不安定になってしまうのです。

離婚やリストラなどで家庭環境が大きく変わった時は、まずは親が精神的に落ち着けるよう努めましょう。場合によっては、カウンセリングなどを利用することも大切です。

2つめは「親子関係をめぐる問題」

たとえば、中学校に入ると母親がテストの成績について厳しく言うようになり、家にいても勉強しているか監視されるようになった、父親の帰宅する時間が遅くなり、ほとんど顔を合わせることもなくなったなど、思い当たる人も多いのではないでしょうか。

子供のために教育ママになることは悪いことではありませんし、家族のために仕事をしている父親は子供にとって尊敬できる存在です。

しかし、親の学歴コンプレックスをただ押し付けているだけだったり、家庭にいるのが嫌だから仕事に逃げているだけだったりすると、子供は幻滅して自分の殻に閉じこもってしまいます。

親が子供にまったく興味を示さない場合も、子供は「自分は何のために存在するのだろうか」と悩んでしまい、親に反発して不登校になることもあります。

最近では、両親がスマホばかり見ていて子供の顔をろくに見ないという家庭も多いと聞きます。インターネットの普及により、スマホひとつで様々な娯楽が堪能できるようになりましたが、親がそんな状態では子供が不安になるのは当然の話しですよね。

数は少ないと思いますが、両親がインターネットのオンラインゲームばかりして子供にまともな生活をさせていない親御さんもいるというニュースも流れていました。

家庭、そして親は子供を守る砦です。その家が居心地の良いものでなかったら子供はどこにその苦しみを訴えたら良いのでしょうか?

親子関係については、過干渉にも無干渉にもならず、温かく見守っているというスタンスでいることが大切です。

3つめは「家庭内の不和」

両親の喧嘩が多いと子供は神経をすり減らしてしまい、非常につらい思いをします。

子供によっては、つらい現実を見ないようにしようと、部屋に閉じこもって自分の世界に逃げるようになります。

また、自分が大人になった時に親のようになるのかと思い、将来に希望が持てなくなって学校に行く気がなくなってしまうこともあります。

子供は親の背中を見て育つとよく言われますが、子供は親の背中だけでなく、表情や感情などを敏感に察知し、親が思っている以上に親のことを見ているものです。そのため、親の不仲にも敏感に反応します。まだ小さいからわからないだろう…と思っていても、決してそんなことはありません。赤ちゃんでさえ両親の不仲を察知して泣き出す子もいるのに、小学生、ましてや高学年の子にわからないはずがないのです。

そういった子供の心情も考えながら家庭を円満に保つことが、子供の心の成長にも大きな影響を与えるということを考えなくてはなりません。

父親不在の家庭

以上は、「家庭環境に起因するもの」の3つの項目ですが、そのような直接的な原因とは別に、不登校になりやすい要因があります。

それは、父親不在の家庭です。単身赴任などで父親の影が薄い家庭では、本来父親がいるべき場所に子供が居座ってしまい、母親のことも自由に操ってしまうことがあります。

子供にとっては学校に行くよりも家庭にいる方がわがままに振る舞えるので、学校に行かず家庭にこもるようになります。

不登校の原因が家庭以外にある場合も(たとえば友達との関係が悪くなったなど)、このような「不登校になりやすい環境」が、子供の不登校を誘発してしまうこともあります。

また、両親の離婚によりシングルマザーになってしまった家庭にもこの事例は当てはまると言えるかもしれません。

離婚するカップルは年々増加の一途を辿り、そのためシングルマザーとして一人で子育てを行わなければならない家庭も増えてきています。母子家庭として生活基盤を維持しながら子供を育てるということは並大抵のことではありません。しかし、母親が仕事に出ている間はどうしても子供がひとりになってしまう時間が増えるということになるので、「不登校になりやすい環境」を作ってしまう要因のひとつとなる可能性もあると言えるでしょう。

通信制高校選びで迷ったら、無料で資料請求

1分で完了最大10校

【簡単 & 無料】都道府県と資料請求者を選択してクリック!

都道府県を選択 資料請求される方

同じカテゴリの関連記事

本気で探す通信制高校

無料で一括資料請求

通信制高校を比較するなら、じっくり資料を検討しよう!

資料請求はこちら