通信制高校は、時間を自由に使うために選ぶというイメージがありますが、単に卒業資格を取るだけではなく大学進学を目指す人もいるでしょう。
ただし、通信制高校は出席しなくてはいけない日数が少なく、また大学受験を目指す学習内容ではない学校も多いため、進学出来るのか不安という方も多いかもしれません。
全日制高校では、進学や学力の強化のためには塾に通うのが一般的ですが、通信制高校でも塾が必要なのか、進学を目指す方はどういった勉強法をすればいいのか見ていきましょう。
通信制高校に塾は必要?
大学進学を目指すなら必要
結論から言うと、進学コースでない通信制高校に通っている場合、大学進学を目指すのであれば塾に行く必要があります。
前述しましたが、半強制的に学習プログラムを受けている全日制高校の生徒でも、大学に行く人は塾に通います。
通信制高校は偏差値が存在せず、学習プログラムのほとんどが自主学習となるため、大学受験のための勉強を独学でカバーするには限界があるのが実情です。
もちろん学力には個人差がありますから、絶対に塾に通わなくてはいけないと言い切ることはできません。
ただ、大学を目指すのであれば塾に通うのが必須といえるでしょう。
大学進学コースのある通信制高校なら不要
せっかく、自分のペースで学習できる通信制高校に行ったのに結局塾に通わなくてはいけないとなれば、通信制高校のメリットが半減すると思う方もいるかもしれません。
しかし通信制高校は学校によってコースが異なります。中には、大学進学コースを用意している学校もあるので、高校の選び方次第で塾は不要です。
ただ大学進学コースがあったとしても、学校が用意しているカリキュラムによっては塾が必要となることもあるので注意しましょう。
ここでは、通信制であっても合格をしっかり後押ししてくれるコースがある高校を紹介するので資料を一括請求して検討してみてください。
一ツ葉高等学校
社会に適応できる能力と夢を実現する実行力を身につけるための教育を行なっている一ツ葉高等学校は、週1日でも毎日でも好きなスタイルに合ったコースを選択できる通信制高校です。
コミュニケーション力をアップするソーシャルスキル科目や本格的な英語教育、社会人になったときにすぐに役立つ検定・資格取得など多彩なカリキュラムを用意しているのが特徴です。中でも、大学進学コースは45年以上積み上げたノウハウをもとにした徹底指導により、多くの難関大学合格者を出していることで高い支持を得ています。
「到達度別少人数指導」を導入しているので、一人ひとりの学力に合わせた学習プランによって効率よく課題を克服。分からない部分や苦手な教科は、大学受験専門の講師が個別に対応してくれるので、確実に合格出来る学力を身につけられます。
全日制高校と違い、大学合格だけにフォーカスした集中対策を行なうことで、最短で現役合格を目指せるのが一ツ葉高等学校です。
【合格実績】
【国公立大学等】
東京大学/京都大学/東京工業大学/お茶の水女子大学/九州大学/熊本大学
群馬大学/島根大学/高知大学/防衛大学校 など
【私立大学】
早稲田大学/慶應義塾大学/東京理科大学/明治大学/青山学院大学/立教大学
中央大学/法政大学/立命館大学/関西大学/近畿大学/学習院大学/武蔵野美術大学
多摩美術大学/國學院大學/近畿大学
湘南一ツ星高等学院
教科学習と課外活動、地域での実学を通して真の人間力を身につけることをモットーに教育を行なっているのが湘南一ツ星高等学院です。
湘南一ツ星高等学院では通信制の桜国際高等学校と連携しているので、少ない時間での単位取得と同時に、湘南一ツ星で学習活動を行なうことで大学進学など目指す進路の実現を可能にしてくれます。
各生徒が必要とする学びに絞って、徹底的に学習できるようICTを活用したり、学びなおしから受験までをプラニングしたり、さらにショート面談を定期的に実施してくれるので効率よく受験勉強を進められるのが特徴です。
映画鑑賞や傍目プロジェクトの課外活動、インターシップやボランティアなども経験できるので、受験勉強だけにとらわれることなく、高校生活も満喫しながら大学合格を目指せるのも湘南一ツ星高等学院の魅力となっています。
ルネサンス高等学校
パソコンやタブレットなどの学習ツールを取り入れることで、どこでも好きな時に勉強出来る環境を作り、さらにスクーリングは最短4日という自由さで支持されているのがルネサンス高等学校です。
学習スタイルの基本がオンラインやインターネットなので、教師からの個人指導もしっかり受けられます。
ルネサンス高等学校では、高校卒業資格取得はあくまでも通過点の一つという理念に基づき、卒業後の進路まで徹底的にサポートをしてくれます。
大学進学もサポート対象で、生徒ごとに適した受験方法や学習方法の提案、指定校推薦やAO入試などもフォローしてもらえるのが特徴です。
一人で受験勉強を進めるのは大変ですし、通信制高校の場合は出題傾向の情報を手に入れるのも難しいのが実情です。
しかし、ルネサンス高等学校であれば受験に焦点を定めて履修科目を設定したり、勉強の進め方もサポートしたりしてくれるので、通信でも安心して大学進学を目指せます。
【2021年度合格実績】
【国公立大学】
東京農工大学 / 神奈川県立保健福祉大学 / 大阪府立大学
【私立大学】
<関東>
東京理科大学/国際基督教大学/青山学院大学/法政大学/國學院大學/順天堂大学/日本大学 /駒澤大学/日本体育大学/桜美林大学/玉川大学/東京工芸大学/昭和音楽大学/埼玉学園大学
<関西>
関西学院大学/関西大学/同志社大学/立命館大学/京都産業大学/近畿大学/龍谷大学
京都女子大学/京都精華大学/嵯峨美術大学/同志社女子大学/大阪医科薬科大学/大阪学院大学
サポート校に通えば塾は不要
通信制高校は自由度が高いところが良い、でも塾に通いたくないという方は、サポート校を活用するのもおすすめです。
サポート校というのは、名前の通り通信制高校を卒業するためのサポートをしてくれる学校です。
通信制高校は、スクーリングやテスト、レポートの提出などをしないと単位は取得できません。しかし、自力で学習を進めなくてはいけないので、どうしても途中で挫折して中退してしまったり、3年で卒業出来なかったりする人がいます。
こういったケースを防ぐためにあるのがサポート校です。サポート校では、学習面はもちろん生活リズムの整え方や一人で学習を続けることへのメンタルなどのケアもするので、挫折することなく卒業できるようサポートしてくれます。
さらに、卒業後の進路に関するサポートも行なっているので、通信制高校と併用することで大学受験を目指せるのです。
サポート校はたくさんありますが、特に大学受験におすすめなのはトライ式高等学院やおおぞら高等学院なので、通信制高校の資料請求と併せてチェックしておくといいでしょう。
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通信制高校だけじゃなく塾にも通うメリット
塾というと学費が高い、厳しい授業を受けなくてはいけないなどネガティブなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、本気で大学を目指すのであればやはり塾に通うことも視野に入れておいた方が良いのも事実です。
ここでは、通信制高校だけじゃなく塾にも通うメリットを紹介するので、自分にとってメリットだと感じられるようであれば検討してみましょう。
独学だと難しい大学に合格できる
全日制高校と同じく大学もそれぞれ偏差値が違うので、合格ラインの学力を持っていないと受験に受かりません。
学校は、教育法で定められている単位を取るための勉強を教えることがメインですが、塾というのは目指している学校の偏差値をクリアするための授業を行ないます。
当然ですが、難しい大学はそれだけ偏差値も高いので、独自の学習方法でクリアするのは至難の技です。塾であれば、長年の運営で蓄積した受験対策のノウハウも持っていますし、分からないことを理解できるように教える術も持っています。
難しい大学に合格するための受験対策というのは、残念ながら独学でどうにかなるというものではなく、緻密な問題分析や各年度の出題傾向などをしっかり把握しておく必要があります。
塾には、こういったデータも蓄積されているので、独学では難しい大学にも合格できるメリットがあるのです。
中学の基礎レベルから教えてくれる
通信制高校は分からないことがあっても自分で調べるか、出席したときに先生に聞くしかないため、人によっては中学の基礎レベルの学習でも分からないまま進んでしまいます。
しかし、高校の勉強を理解するには中学の基礎が出来ている必要があります。そこを分からないまま高校での学習を進めても、大学に合格する学力は身につきません。
塾であれば、分からないところをすぐに教えてもらえますし、高校の授業では復習してもらえない中学の基礎レベルから教えてもらうことも可能です。
大学合格のためにはしっかり土台を固めておくことが重要なので、そこをピンポイントでサポートしてもらえることは大きなメリットと言えるでしょう。
少人数・マンツーマンの塾なら負担が少なく学べる
通信制高校を選ぶということは、中学の頃にクラスで嫌なことがあったり、大人数の中で授業を受けるのが苦手だったり、人と接すること自体が負担になる人もいるかもしれません。
そういった方でも、塾であれば少人数やマンツーマンの授業を受けることが可能です。多少割高になりますが、英会話スクールのように授業を受ける人数を選べる塾はたくさんあります。
少人数での授業なら分からないことも聞きやすいですし、周りにペースを合わせる必要もありません。
つまり、効率よく受験勉強ができるので、より合格率がアップするというメリットも得られます。
通信高校生におすすめの塾・予備校
塾や予備校は、通っていれば大学に受かるというものではありません。
特に通信高校生は学習の進み方や内容が全日高校生とは異なるので、両者を同一に扱った授業内容の塾では合格が難しい可能性もあります。
一口に塾・予備校といっても得意とする生徒の学力は違いますし、教え方や勉強の進め方模糊となるので、通信高校生に適した教室を選ぶことが重要です。
明光義塾
いち早く個別指導を取り入れ、蓄積した指導ノウハウによって志望校合格へと導いてくれるのが明光義塾です。
明光義塾では、講師から一方的に指導するのではなく、MEIKO式コーチングにより生徒自身が「分かる」「話す」「身につく」という過程を繰り返すことで、入試やテストで真の力を発揮できる学習を行なっています。
さらに振り返りノートや明光eポなど学習記録を残すオリジナルツールを取り入れているので、さらに理解を定着させていきます。
通信制高校は自己学習がメインになりますが、明光義塾のサポートを受けることで「分からない」をそのままにせず、しっかり受験対策を行えます。
代々木ゼミナール
大学受験科がある代々木ゼミナールは、どんな志望校であっても学習状況であっても対応するプログラムや課題を解決できる学習支援システムなど大学合格を目指す環境が整っている学習塾です。
授業形式は、生徒渡航しで作り上げる対面授業と再受講や欠席振替で利用できる個別ブースVOD授業の2種類があるので、対面授業でしっかりと学習して、個別ブースで学習内容を定着させることができます。
また、学力や志望校のレベルに合わせてカリキュラムが組める「オリカリ」というコースもあります。「オリカリ」を利用すれば、苦手な科目を強化したり、補強しておきたい科目を再学習したりできるので、効率よく受験勉強を進められます。
代々木ゼミナールであれば、正しい学習法や情報を提供してくれますから、第一志望合格まで徹底的なバックアップが期待できるでしょう。
河合塾 サポートコース
進学塾や予備校、専門学校など多彩なコースで進学をバックアップしてくれる河合塾には、通信制高校生や高卒認定試験生向けのサポートコースがあります。
長年の塾運営で培ったノウハウを駆使して、基礎から大学受験対策まで個人の学習能力に合わせたプログラムを提供してくれるのが河合塾の魅力です。
ホップ、ステップ、ジャンプ、アシストのレギュラー授業と、プラスアルファ講座やセレクト講座、共通テスト対策講座を組み合わせることで万全の受験対策をサポートしています。
授業は、スクーリングの授業が比較的少ない曜日を中心に組んでいますし、週に1回でも始めることが可能です。
河合塾サポートコースは受験に必要な学習習慣を確立していくことで合格をサポートしてくれるので、勉強の進め方が分からないという方でも安心して志望校合格を目指せます。
通信制高校と塾まとめ
通信制高校の生徒数は10年前と比べると1万人以上増加しているのに対し、全日制高校の生徒数は5万人ほど減少しています。
これは少子化の影響もありますが、一方で毎日通学することへの必要性が薄れている、通信制高校のレベルが上がっていることの影響も挙げられます。
一昔前は学力が劣るイメージがあった通信制高校ですが、今は進学コースを用意している学校も多いため、上手く活用することで自分の将来に有益な時間を使える学校というイメージに変わってきています。
自分でマネジメントできる時間が増えることは大学進学でも有利になると言えるので、塾やサポート校を活用しながら通信制高校で自分の夢を叶えてください。