不登校経験者のその後と不登校から高校卒業する方法を紹介

卒業証書

小学校や中学校は義務教育なので不登校でも卒業することはできます。しかし、高校ともなるとそうはいきません。

高校で不登校になった場合、高校中退せざると得ませんがそうなると人生でさまざまな困難が起きます。それらについて解説します。

不登校経験者のその後とは

大学進学に進学できず困る

高校を中退してしまったとしても「大学に進学すれば、最終学歴は大卒になるから問題ない」と、考えている人もいるかもしれません。

しかし実は高校中退のままでは大学を受験する資格すらないことはご存知でしたか?

大学はもちろん多くの専門学校が受験資格を高等学校卒業・卒業見込みとしていますので、不登校から高校中退してしまった場合、受験にチャレンジすることすらできないのです。

就職ができず苦労する

不登校によって高校を中退してしまうと最終学歴は中卒のままです。人間の価値は学歴だけで評価されるべきではありませんが、実際のところ社会は学歴で評価されやすく、中卒だと就職は難しいといわざるをえません。

正社員はもちろんのこと、アルバイトやパートでも中卒求人というのは数えるほどしかないものです。しかも給料が安かったり、仕事がきつかったりします。

運良く求人を見つけて採用試験にのぞむことができたとしても「なぜ、高校中退したのか?」というのは必ず聞かれるしょう。

その時「不登校だったので」という答えが果たしてプラスになるでしょうか?高校中退の中でも不登校は病気・経済的な理由以上に偏見を抱かれ、採用で不利になりやすいリスクがあるのも事実です。

コンプレックスが自分自身を傷つけ続ける

不登校から高校中退に至るまでにはいじめ、人間関係の悩みなどさまざまな悩みがあったことでしょう。

不登校の原因は不登校になった本人ではなく、まわりの生徒というケースが大半です。

しかし、不登校になった時に損をするのも苦労するのも自分ですし、自分を責めてしまう人は少なくありません。

「まわりと上手くやっていけなかった」「勉強をやめてしまった」「学歴は中卒」というコンプレックスで苦しみ続けます。

不登校経験者が高校を卒業する方法

不登校のままでは、何も勉強しない時間が長引いていくばかりです。毎日、何もしないでいては、ますます自分に自信を持てなくなってしまうでしょう。

新しい一歩を踏み出すにはどうすればよいのでしょうか。

別の全日制高校に編入する

ひとつの学校で上手くいかなかったからといってあきらめることはありません。別の全日制高校に編入すればクラスメイトにも恵まれ、楽しく過ごせる可能性もあります。

実際、不登校だったけど他の高校に転入し、環境や人間関係が変化したら人が変わったように明るくなり、楽しく学校に通うようになったという人は多いです。

しかし全日制高校の場合、タイミングによってはひとつ下の学年に編入しなければいけない、編入先でもまた人間関係やいじめに悩んで不登校になるリスクもゼロではありません。

定時制高校に編入する

全日制高校が夜間に開いていることの多い、定時制高校に編入して卒業するのも一つの手です。

定時制高校は幅広い年齢の生徒がいるので、いじめや人間関係の問題は少ない傾向にあります。

ただ定時制高校は夜間に授業が行われるので昼夜が逆転しやすい、授業の難易度が低いので大学受験を目指すなら別途、学習をする必要があるというデメリットがあります。

それでも個人的には全日制高校よりはリスクが少ないのでおすすめです。

通信制高校に編入する

全日制高校に編入する、定時制高校に編入するのはそれぞれデメリットがあります。そこでおすすめしたいのが通信制高校という選択肢です。

通信制高校はいつでも編入できますし、学年制でなく単位制なので一個下の学年からやり直すというようなこともありません。

また、学習も授業でなく自宅での通信学習ですので、自分のペースで学習を進めて必修とされている学科74単位を取得すれば、高卒資格を取得できます。

とはいえ、通信制高校は登校日がゼロというわけではありません。日本の決まりで高卒資格を取得するにはホームルームなどの特別活動で30時間分の単位取得しなくてはいけないからです。

そのため、週に1~2日程度~年に数日程度の登校日を設けている通信制高校が多いです。この辺りはコースや学校によって異なるので、事前に資料請求をして確認すると良いでしょう。

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不登校経験者へのサポートが手厚い通信制高校を紹介

不登校に理解のある先生が多数の中央高等学院

「いじめを相談したのに、きちんと対応してもらえなかった」というような先生への不信感から不登校になった人もいるかもしれません。中央高等学院は講師陣のクオリティにこだわる通信制高校です。全先生が常勤で、勉強のことはもちろん生徒が抱えるさまざまな悩みに対応しています。

中央高等学院のサイトには先生紹介のコーナーがあり「こんな高校生でした!」「先生になった理由・きっかけ」「学校探しをしているあなたへのメッセージ」などをブログ感覚で読めるようになっています。今度こそ、気が合いそうな先生を見つけることもできるのではないでしょうか。

将来に役立つ専門分野を学べるヒューマンキャンパス高等学校

「学校の勉強に興味が持てない」という理由から不登校になる人もいます。そんな生徒の受け入れに積極的なのがヒューマンキャンパス高等学校です。ここで学べるのは国語・数学・理科・社会などだけではありません。

ヒューマンキャンパス高等学校は専門教育期間との連携によって、デザイン、メイク、ファッション、ゲーム、スポーツなどの分野の専門的な勉強もできるようになっています。資格取得へのサポートもあり、将来の目標や夢を見つけて頑張っている元・不登校の生徒も少なくありません。

登校日が最低限で済むルネサンス高等学校

不登校を経験した人の中には「なるべく学校に足を運びたくない」と、考えている人も少なくないでしょう。そんな人におすすめなのが、ルネサンス高等学校です。

ルネサンス高等学校ならば、年に4日だけ登校すれば高卒資格を取得することも可能です。インターネット学習がメインで、スマホ、タブレット、PCなどでスキマ時間に勉強することも可能。アルバイトなどと両立することもできそうです。

不登校経験者のその後まとめ

不登校で中卒になってしまうと、その後の人生は厳しいものとなります。大学進学もできませんし、就職先もほとんどありません。

そのため、高卒資格したいけど学校は嫌だという人におすすめなのが通信制高校です。毎日登校する必要がなく、生徒の多くが不登校経験者なので不登校だからといって入学で不利になるということもないです。

また、多くの通信制高校はカウンセラーが常駐しているなど、不登校経験者へのケアに力を入れています。通信制高校の卒業だからといって全日制高校より不利になることは一切ないので、まずは無料の資料請求をしてみることをおすすめします。

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