中卒・高校中退から専門学校に行ける3つの方法!条件や注意点も解説

専門学校

中卒・高校中退から専門学校に行ける3つの方法!

高校中退でも行ける専門学校に入学する

専門学校の中には高校中退でも問題なく進学できるところもあります。例えばネイリスト、インテリアコーディネーター、トリマーなどの比較的カジュアルな資格取得を目指す専門学校は、中卒・高校中退でも入学できるところが多いです。。

なかでもネイリストは自宅でも開業できるため、子育てとの両立もしやすく最近は人気が高まっています。

しかし、志望者が増えたことにより最近ではネイリストになるための専門学校でも高卒資格を必要とするところが増えている点に注意が必要です。

中卒・高校中退では行けない専門学校が大半

専門学校と一口にいってもさまざまな学校があります。しかし、昔からあるような手堅い資格を取得できる専門学校はだいたい高校中退では入学できないので注意しましょう。

たとえば公務員や保育士、看護師、管理栄養士、理学療法士になるための専門学校は、安定した職業に就きたい人に人気です。

また、保育士、美容師、鍼灸師などの専門的な資格取得を目指せるところもあります。

しかしこれらの学校は全てではありませんが、大半が高卒認定、もしくは高卒以上の学歴がなければ入学することはできません。

高卒認定試験を経由して専門学校に入学する

大半の専門学校はたとえ中卒・高校中退であっても高卒認定試験に合格すれば受験資格を得ることはできます。

しかし、高卒認定試験は「高卒の人と同等以上の学力があることを認定する」ものでしかありません。つまり、高卒の資格を得ることはできない点に注意して下さい。

例えば入学したものの、なんらかの事情で専門学校を卒業できなかった場合、最終学歴は中卒となってしまい今後の就職で苦労することになります。

中卒求人は正社員採用も少なく、どうしても派遣などの不安定な仕事ばかりになりがちです。やはり、どうにかして高卒認定でなく高校卒業資格は取得しておくことをおすすめします。

通いたい専門学校のコースがある通信制高校に入学する

一番オススメなのがこの方法です。通信制高校には普通の高校にはない数多くの専門的なコースがあります。

ファッション、美容、調理、製菓、声優、漫画、ゲーム、プログラミング、保育などが一例です。

つまり、通信制高校には多くの専門学校と同じコースが用意されています。

そのため、自分が通いたい、学びたいと思っている専門学校コースのある通信制高校に通うことで、知りたいことを学びつつ高校卒業資格(最終学歴が高卒になる)を得ることができます。

高校卒業資格を得れば専門学校に行けますし、通信制高校で学んだ分、専門学校では他の人よりもさらに成長することができるでしょう。

本来は専門学校で取る資格を得られる通信制高校もある

私立通信制高校の中には、高校在学中に専門学校的な勉強ができるだけでなく、高校卒業と同時に資格・免許を取れてしまう学校もあります。

例えば美容師や調理師の免許を取得できるコースなどが代表的で、本来なら全日制高校の卒業後に専門学校に通って免許を取る必要がありますが、通信制高校は専門学校に通えわずとも資格が取れます。

高校卒業後にあらためて専門学校に通うよりも時間もお金も圧倒的にお得ですので、非常におすすめの選択肢となっています。

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通信制高校から専門学校に入学する方法

  • AO入試
  • 推薦入試
  • 一般入試

通信制高校から専門学校に入学する場合、主な方法はこの3つになります。

AO入試は学力よりも面接や小論文の内容、能力が重視されます。そして合格率も最も高いので、狙うべきはこの枠でしょう。

学校ごとに決められた推薦枠があるので、推薦してもらえれば余程ミスをしない限りは合格できます。

推薦入試はあくまでも通信制高校が推薦をしているだけですので、専門学校側の評価次第では普通に落とされます。

一般入試は言わずもがな、学力試験が中心となりますので勉強が苦手な方はなるべく回避して他2つの入試で専門学校に行きたいところです。

通信制高校で高卒資格を取得するための条件

必須科目74単位の取得

自主学習とレポート提出を繰り返して、高校課程の必須科目74単位を取得する必要があります。

高校中退者は前の学校で取得した単位を含めることができるので、いくらか負担を軽くできるでしょう。

特別活動30単位の取得

特別活動とは、ホームルーム、生徒会活動、体育祭や修学旅行などの行事のことです。これらに30単位以上参加することも卒業のための要件になります。

こういった特別活動などをするためにもうけられているのがスクーリングと呼ばれている登校日です。スクーリングは週に何日か設定されていることもありますが、年に1度まとめて3泊4日の宿泊形式を採用している学校もあります。

3年以上の在籍期間

必要な単位を取得すれば卒業できるのが通信制高校なので、極端な話「がんばれば1年でも卒業できる?」と、思う人もいるかもしれません。

しかし、学校教育法で高卒資格の取得には3年以上の在籍期間が必須となっています。ただし、高校中退者は前の学校での在籍期間もカウントされるので、同級生に遅れる心配はありません。

通信制高校から専門学校を目指す注意点

中退してしまう人もいる

文部科学省による平成28年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」によれば、通信制高校の卒業率は100%ではないことがわかります。公立で93.3%、私立で95.2%と、わずかながら卒業できない人がいるのも事実なのです。

公立は私立よりも卒業できない生徒が多い上に、3年では卒業できないケースも少なくありません。

その理由は通信制高校は生徒の自主性、やる気がなければ勉強を続けるのが難しいという点に尽きるでしょう。「モチベーションを維持できるかどうか心配」というならば、公立よりもサポート体制が整っている私立がおすすめです。

卒業して専門学校を目指すなら公立より私立を選ぶべき

「高校にいる内から専門的な技術を学びたい」「今度こそ高校中退したくない」「できれば同級生と同じタイミングで高校を卒業したい」と考えているなら、おすすめは私立の通信制高校です。

私立は公立よりも卒業率が高く、そのほとんどが前の学校の在籍期間も含め「3年で卒業」を実現しています。

特にサポート体制が充実しているコースを選択すれば間違いないでしょう。まずは無料で資料請求をして複数の学校を比較検討してみてはいかがでしょうか。

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中卒・高校中退から専門学校に行ける方法まとめ

文部科学省が行った「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」では、全日制高校の卒業率は公立99.2%、私立98.8%となっています。

中卒・高校中退者は全体からみれば確かに少数派です。人とは違う道を歩み始める不安はけっして小さいものではないでしょう。

しかし、中卒や高校中退であっても高認、または高卒資格を取得すれば自分の好きな専門学校を受験することもできます。

ただ高卒認定試験では最終学歴が中卒となってしまうリスクもあるので、総合的には通信制高校から専門学校を目指すのがおすすめです。

「高卒資格は欲しいけど、2度と高校に通いたくない」と、思っている人も通信制高校なら年に数日の登校日だけで卒業資格を取得できることも少なくありません。

まずは気になる学校の資料請求をしてみましょう。資料請求は完全無料で行うことができます。

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