高校中退だと「中卒」が最終学歴に|楽に高卒資格を得る方法の紹介

後悔

高校中退をすると最終学歴は中卒になってしまいます。たとえ3年生に進学し、卒業の前月まで在籍していたとしても問答無用で「中卒」です。

「たとえ中退でも高校に在籍していたことは評価されるはず」と考える人もいるかもしれません。しかし現実は厳しいです。今回はそんな中卒の現実と、高卒資格を得る方法を紹介します。

高校中退だと「中卒」が最終学歴になる

高校中退したのが高1の1学期でも高3の3学期でも同じく中卒です。もちろん履歴書に「高校中退」と書くことはできます。しかし、履歴書で大事なのは最終学歴という点に注意しましょう。

就職活動の際にも「高校中退」が学歴として評価されることはありません。あと一歩で卒業だったとしても、高卒求人に応募することはできませんし、世間では中卒とみなされます。中卒求人にしか応募できません。

中卒だと社会で不利になることが多い

人間の価値は学歴ではありません。たとえ、中卒でも立派な人はたくさんいます。しかし、残念ながら社会の中に学歴差別があることも事実です。

たとえば中卒では雇ってもらえる職種にどうしても偏りがあります。厳しい肉体労働なのに低賃金、いつ機械に取って代わられるか分からない安定しない仕事が多いです。

また、中卒では正社員になるのも難しく、中卒の前に立ちはだかる社会の壁はどうしても高いのです。

中卒と高卒には歴然とした差がある

「大卒者とくらべれば中卒も高卒も大差ないのでは?」と、考える人もいるかもしれませんがそれは間違いです。

たとえば就職内定率を見ても、現在では大卒よりも高卒の方が良いぐらいで、ほぼ100%近くをマークしています。

一方、中卒の就職内定率は60%以下です。ほぼ半数が中学卒業後の進路が決まっていないといっても過言ではありません。

スタートで出遅れてしまうわけですから、当然、中卒の生涯賃金は高卒以上と比較して著しく低くなっています。データでは生涯賃金に3000万円もの差があるとも言われています。

高校中退から高卒資格を取る方法

高校中退のまま学歴不問の世界で成功を収める人もいます。しかし、それはやはりレアケースといわざるをえません。

高校中退から人生を立て直すにはどうすればよいのでしょうか。

別の全日制高校へ編入する

高校中退でも別の全日制高校に編入して、卒業するという手もあります。しかし中退をした方の中には「学校はもうこりごり」という人もいるでしょう。

「毎日登校するのは嫌だ」という人もいるかもしれません。

もちろん、別の全日制高校に編入して「今度は毎日楽しく過ごすことができた!」という人もたくさんいます。

一方、やはりひとつの教室で同じぐらいの年頃の生徒が毎日一緒に過ごしていれば、どんな学校でも何かしらの問題が起きるものです。

いじめなどが原因で中退した場合、「また、嫌な目にあったらどうしよう」と不安に思っている人も多いはずです。

全日制高校に編入すれば卒業で高卒資格を取ることはできますが、このようにリスクは大きいと言えるでしょう。毎日通学しなくてはいけないので楽な道でもありません。

定時制高校に編入する

これも一つの手です。定時制高校は夜間に授業を行うので朝起きるのが苦手でも通いやすいです。

また、様々な年齢層の人がいるので、全日制よりもいじめは起こりにくい傾向にあります。

ただ毎日通学する必要があるのは変わりがなく、授業も大変なのでやはり楽な道とは言えません。

高認から一気に大卒を目指すのも手

高校を卒業しなくても「高卒と同程度の学力がある」ということを証明する高卒認定試験(高認)というテストの合格を目指すのも手です。

この試験にパスすれば大学や専門学校の入学試験を受けることが可能です。

しかし、高認には思わぬ落とし穴があります。それは大学や専門学校の入学試験に落ちてしまったら、学歴は中卒のままというものです。

高認は学力レベルをチェックするテストに過ぎず、高卒資格とは別物である点に注意しましょう。

通信制高校に編入する

もし学校生活が嫌で高校中退したなら、全日制高校に編入してもまた苦しむ可能性が高いです。

「学校には通いたくないけど勉強は続けたい」「中卒は困るのでなるべく楽に高卒資格がほしい」という場合、通信制高校を利用するのが最適です。

通信制高校は全日制高校と違い学校に通う必要がなく、自宅で通信学習を受けるだけで高校卒業資格を得ることができます。

楽に高卒資格を得たいなら通信制高校は間違いなく最適です。

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高校中退でも楽に高卒資格が取れる通信制高校を解説

単位制なので中退でも入りやすい

通信制高校と全日制高校や定時制高校との一番の違いは、学年制ではなく単位制であるという点でしょう。

全日制高校は学年制なので、中退すると下級生のクラスに編入されるので気まずいです。

しかし通信制は学年という概念がないので、同期には年下もいれば80代の人もいます。また、決められた単位を取得できなければ留年ということもありません。

自分のペースで高校卒業に必要な74単位を取得すれば、誰でも卒業することができます。

授業はレポート提出がメイン

通信制高校ではその名の通り通信教育で高校課程の勉強ができるようになっています。通学が少ない代わりにレポートの提出で単位を取得していくことになります。

レポートといっても難しいものではありません。自宅なのでネットで調べながら書けますし、穴埋め式のレポートを用意している学校もあります。高校中退でも問題なく卒業できるでしょう。

かつての通信制高校はレポート提出を郵送で行っており、切手代がかかる、手間がかかるなどのデメリットもありました。

しかし最近は多くの通信制高校がネット経由でレポートを提出しており、先生からの回答もネット経由ですぐに届くので忘れないうちに復習することもできるでしょう。

週に数回~年に数回の登校日がある

通信制高校は365日すべて自宅学習をするワケではありません。コースに応じて週に数回~年に数回の登校日(スクーリング)があります。

これは国の決まりが関係しています。ただ週5日必ず通学しなくてはいけない全日制高校と比べれば、年に数回の通学はかなり楽と言えるでしょう。

また、小学校も中学校もひとつの教室にたくさんの生徒が集まって一斉に授業を受けるというスタイルなので、通信制高校の自宅学習ができるか不安という方もいるでしょう。

しそのような場合はスクーリングの日数を増やすこともできるので、手厚いサポートが必要な人は登校日の多いコース、学校を選択するのも良いでしょう。

登校日は宿泊形式という通信制高校もなら登校は0に近い

「通信制高校なのに登校日があるのか……」と、ガッカリした人もいるかもしれません。これは国の決まりで高校卒業には、最低でもホームルームなどの特別活動を30単位履修しなくてはいけないためです。

どうしてもある程度は登校する必要があるのです。もし週に1~2回の登校も負担に感じる場合、年に1回、宿泊形式で特別活動の単位を取得できる通信制高校を選択しましょう。

ホテルに宿泊したり、リゾート地での自然体験を通学日数に充てることができるので、利用してみてはいかがでしょうか。

高校中退から比較的楽に高卒資格を取れる通信制高校3選

2018年4月現在、通信制高校は全国に253校あります。2000年にはわずか44校だったので、ここ数年で急増したのは間違いありません。そんな通信制高校の人気ランキングなどでも上位にランクインすることが多い、話題の通信制高校をいくつか紹介しましょう。

専門分野に強いヒューマンキャンパス高等学校

通信制高校は高校課程の勉強だけではなく、より専門的な勉強ができるのも特徴のひとつです。なかでもヒューマンキャンパス高等学校は「学べる分野は40以上!目指せる職種は100以上!」と、専門分野に圧倒的な強さを誇っています。

ヒューマンキャンパス高等学校では、メイク、ファッション、ネイルなどの美容系の他、プログラマーなどになるための情報系の専門分野を学ぶことができます。高等学校卒業資格と同時に専門分野の資格取得も目標にしてみてはいかがでしょうか。

全国どこにいても学べる第一学院高等学校

第一学院高等学校は東京をはじめとして全国に48ものキャンパスがあります。「通信スタイル」「通学スタイル」と2つのコースが用意されていますが、どこに住んでいても「通学スタイル」を選択しやすい通信制高校といえるでしょう。

大学受験対策をしっかりと行ってくれる「特別進学コース」があるので、進学を目指す人にもおすすめです。また「芸能コース」や「スポーツコース」もあるので、勉強以外の「やりたいこと」を極めることもできるのでへないでしょうか。

サポート体制充実のNHK学園高等学校

高校中退した人の中には、不登校を経験したことがある人も多いかもしれません。学習面はもちろん、メンタル面でのサポートが充実しているのがNHK学園高等学校です。

NHK学園高等学校では「総合教育相談・学習支援センター」を設置して、生徒だけではなく保護者が抱える悩み、さまざまな問題に寄り添い、卒業までを総合的にサポートする体制が整っています。複数のソーシャルワーカーが電話相談も受け付けているので、全国どこからでも利用できるというのも心強いといえるでしょう。

高校中退だと「中卒」が最終学歴まとめ

人間は学歴で価値が決まるわけではないので中卒で事業で成功をおさめる人もいれば、幸せな家庭に恵まれる人ももちろんいます。

しかし、すべての人がそうなれるわけではありません。高校中退だと最終学歴は中卒となってしまうので、就職先も限られてしまうのも事実です。

世の中には学歴差別があることも事実ですので、将来に安定が欲しい場合は高等学校卒業資格を取得しておいて損をすることはないでしょう。

そうはいっても高校中退した人の中にはいじめなどの経験があり「もう学校に通いたくない」と思っている人も少なくないです。そんな方におすすめしたいのが通信制高校です。

年に4日程度登校すれば卒業できる学校もあり、卒業も全日制高校と比べればずっと楽です。以下から無料で資料請求をすることができますので、良ければ確認してみて下さい。

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