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高校の転校は難しい?転入・編入の違い、時期・条件・手続きの流れを解説

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高校の転校はできる。ただし転校先で難易度が大きく違う

高校の転校は制度上可能です。ただし、「どこへ転校するか」で難易度がまったく違います。 先に全体像をまとめます。

転校先 難易度 理由
別の全日制高校 高い 欠員募集がある時のみ・転入試験あり・時期も限定
定時制高校 募集は比較的柔軟だが時期の制約あり
通信制高校 低い 年間を通じて随時受け入れ・単位と在籍期間を引き継げる

まず用語の整理:「転入」と「編入」の違い

  • 転入(転入学):今の高校に在籍したまま、別の高校へ移ること。空白期間なし。
  • 編入(編入学):高校を中退した後で、別の高校へ入り直すこと。空白期間あり。

この違いは卒業時期に直結します。転入なら在籍が途切れないため、前の高校の在籍期間と修得単位をそのまま通算でき、同級生と同じ年の卒業を狙えます。一方、編入は空白期間のぶん卒業が遅れる可能性があります。したがって転校を考えているなら、退学届を出す前に転入先を決めるのが鉄則です。

全日制から全日制への転校が難しい理由

  1. 欠員がないと募集自体がない ― 定員に空きが出た学校が、学期の変わり目などに少人数だけ募集する形式です。
  2. 転入試験がある ― 学力試験+面接。在籍校の成績・出欠状況も見られます。
  3. 「一家転住」等の条件が付く場合がある ― 公立では保護者の転勤などの理由を要件とする県が多く、「人間関係で学校を変えたい」という理由では出願できないケースがあります。

つまり、いじめ・不登校・成績不振を理由とする転校では、全日制間の移動はかなり狭き門です。

通信制高校への転入という現実的な選択肢

通信制高校は単位制のため、次の点で転校のハードルが大きく下がります。

  • 随時入学:多くの学校が毎月または随時、転入生を受け入れています
  • 単位の引き継ぎ:前の高校で修得した単位はそのまま卒業要件(74単位)に算入されます
  • 在籍期間の通算:「3年以上在籍」の要件も前の高校の期間を含めてカウントされます
  • 入試のハードルが低い:書類と面接が中心です

高1の途中で転入しても、履修計画次第で同級生と同じ3月に卒業できます。ただし、高3の後半など時期によっては単位数の関係で同年卒業が難しくなるため、転校を迷い始めた段階で早めに候補校へ相談するのが得策です。

転校手続きの流れと必要書類

  1. 転入先候補の情報収集・個別相談(在籍校に伝える前でOK。むしろ先に情報を集めるべきです)
  2. 在籍校の担任・教務に転校の意思を伝える
  3. 転入試験・面接
  4. 合格後、在籍校から書類を発行してもらう:在学証明書、成績・単位修得証明書、転学照会書など
  5. 転入先で履修計画を作成し、学習開始

保護者の方へ:在籍校に伝えるのは気が重い手続きですが、転校は生徒の正当な権利です。学校側も事務として慣れています。

転校のベストタイミング

  • 学期の区切り(4月・10月):全日制・定時制の募集はこの時期に集中
  • 通信制は随時:ただし単位認定の締切(レポート・スクーリング日程)との兼ね合いがあるため、思い立った時点で相談するのが最適。特に「今の学校の欠席が3分の1に達しそう」な場合、単位を落とす前に転入すれば引き継げる単位が増えます

留年が絡む場合の判断は高校で留年しそうなときの選択肢を、学校がつらいことが理由の場合は学校に行きたくないときの対処法もあわせてご覧ください。

よくある質問(FAQ)

Q. 転校したら内申や受験で不利になりますか?
A. 転校歴自体が入試で不利に扱われることはありません。調査書は転入先の高校が発行します。

Q. 不登校で出席日数が足りなくても転校できますか?
A. 通信制への転入なら可能です。出席日数より「修得済み単位」が引き継ぎの対象になります。

Q. 転校先が決まる前に退学してもいいですか?
A. 避けてください。退学すると「転入」ではなく「編入」になり、空白期間が生じて卒業が遅れる可能性があります。

まとめ

  • 転校は可能。ただし全日制間は欠員・試験・条件の三重のハードルがある
  • 通信制への転入なら随時受け入れ・単位引き継ぎ・同学年卒業が現実的
  • 「転入」と「編入」の違いが卒業時期を左右する。退学届は転入先決定後に
  • 動くなら早いほど選択肢が多い。まず候補校の個別相談から

転入を受け入れている学校は都道府県別の通信制高校一覧から探せます。

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