転入(転校)と編入の違いは?メリットが多いのはどちらか解説!

転入_編入_違い

通信制高校の入学案内には、新入学だけでなく「転入学」や「編入学」について記載されています。

どちらも同じようなこと、と思うかもしれませんが、内容はまったく違います。ここでは、転入と編入の違いについて説明していきます。

転入(転校)と編入の違いとは?

転入と編入の違いとは、別の学校に入学する際に、在籍した学校をやめているかいないかです。

  1. 在籍している学校をやめず、新たな学校に入学するのが転入(転校)
  2. 一度学校をやめてから、違う学校に入学するのが編入

それでは、転入と編入について詳しく見ていきましょう。

転入(転校)とは

転入とは、現在高校に在籍している生徒が、新しく別の高校に入学することです。

少し分かりづらいかもしれませんが、転入は在籍している学校を退学した翌日から新しい学校に入学するので、学習のブランクがありません。

小学校や中学校時代によく耳にしたことがある「転校」と同じ意味合いになります。

転入学をする場合、学校に通いながら(※)出願の準備を進めなくてはいけないので、出願日までに必要書類をきちんと揃えられるよう逆算して準備を始めましょう。

(※休学中の方でも、転入を希望する場合は在籍している学校に連絡をして必要書類を発行してもらう必要があります)

編入とは

編入とは、すでに高校を中退している方が、新たに違う高校に入学することです。

すでに退学手続きが終わり、学校を退学している元高校生が、もう一度高校に通う場合は編入学となります。

編入でも、以前在籍していた高校で習得した単位を引き継ぐことが可能です。

ただし、高校1年の1学期で単位を修得していない状態で中退した場合は、再入学となるため最初から単位を修得する必要があります。

編入の場合は入学を希望する学校と個人のやり取りになりますが、出願に必要な「就学状況証明書」や「単位修得証明書」を出身校に記入してもらわなくてはいけないので、事務局などに問い合わせをして手続き方法をしっかり確認しておきましょう。

転入(転校)と編入でメリットが多いのは?

結論からいうと、メリットが多いのは転入です。

編入にもメリットはありますが、スムーズに高卒資格を取得する、という観点から考えると転入の方に軍配が上がります。

ここでは、転入のメリットを紹介してきます。

転入はいつでも入学できる

学校によって違いはあるものの、転入学の受付は随時行なわれているので、いつでも入学できます。

編入学の受付時期は、一般的に学期の切れ目となる4月や10月となるため、入学したいと思っても出願できる時期まで待たなくてはいけません。

そのため、10月に3年次で編入学をした場合、レポート提出やスクーリングのスケジュールがタイトになってしまうので、3月に高卒資格取得をするのは厳しくなります。

転入であれば、自分が転校したいと思ったタイミングで入学できるので、余裕を持って単位取得や高卒資格取得を目指せます。

転入の方が単位の取得がスムーズ

単位に関しては、退学から入学までに空白期間がない転入の方がスムーズに取得できます。

転入でも編入でも、全日制高校で取得した単位を引き継げます。全日制高校では「学年制」を採用しているのが一般的で、1年かけて単位を取得します。

そのため、年度途中で転入もしくは退学した場合は、その学年の単位は取得できないということも共通しています。

転入の場合は、在籍していた学校での授業の進み具合を考慮し、スクーリングの出席回数によって単位を取得できるよう配慮してもらえることがあります。

しかし編入の場合、退学してから入学までの空白期間があるため、残念ながら配慮してもらえません。

各生徒の状況によって学校側の対応も変わりますが、単位をスムーズに取得できる可能性が高いのは、転入のメリットと言えるでしょう。

転入なら同級生と同時に卒業を目指しやすい

転入であれば、同級生と同時に卒業を目指しやすくなります。

編入の場合、退学してから編入学するまでの期間にもよりますが、タイミングが合わなければ同級生と同時に卒業するのは難しいのが実情です。

前述した通り、通信制高校では在籍していた高校の単位を引き継げるので、全日制高校で1年の単位を取得しておけば、通信制高校では2年次からのスタートとなります。

しかし、退学から入学までの期間が長かった場合、編入学では同級生と同じスタートラインに立つことはできません。

転入は、高校に在籍していた期間を途切らせることなく引き継げるため、同級生と同時に卒業を目指せます。

通信制高校は自学自習が基本なので、学習のモチベーションを保つのが難しいといわれています。

しかし、「同級生と一緒に卒業を目指す」という目標があれば卒業資格取得のモチベーションを保しやすいのもメリットといえるでしょう。

転入なら履歴書に書く必要がない

転入をした場合は、途中で学校を変わったとしても履歴書に「中退」と書く必要がないのもメリットです。

編入の場合、たとえ通信制高校に入学するとしても空白期間があり、転入のための退学でもないので「○○高校 中途退学」と記入する必要があります。

中退をするのが悪いということではありませんが、中退の理由が分からない書類選考の段階では採用担当者に良い印象を与えないのも事実です。

転入であれば退学から入学までの空白期間がなく、退学も転入するためであり「中退」にならないので、書類選考で落ちてしまうリスクを軽減できます。

転入の方が編入よりメリットが多い

編入にもメリットはありますが、それでも転入のメリットの方が圧倒的に多いといえます。

編入のメリットは、在籍していた学校の単位を引き継げるので、新入学よりも早く卒業できることです。

高校を中退していても高卒資格もしくは高卒認定を取得できるのもメリットですが、これは転入も同じです。

一方、転入は入学時期を選べる、履歴書に「中退」を書かなくても良いなどさまざまなメリットがあります。

現状によって転入できるか編入しかできないかは変わってきますが、もし現時点で高校に在学をしているようでしたら、退学して編入するという道ではなく転入を選ぶことをおすすめします。

転入(転校)・編入におすすめの通信制高校

転入や編入の出願を受付ける時期というのは、通信制高校ごとに異なります。

特に編入に関しては受付ける時期が限られているので、学校によっては在籍していない空白期間が長くなってしまうこともあるため注意が必要です。

ここでは、受付時期に柔軟性があるおすすめの通信制高校を紹介するので、学校選びの参考にしてください。

ルネサンス高等学校

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ルネサンス高等学校は、卒業資格取得条件の一つであるスクーリングが最短4日程度、それ以外の時間の過ごし方は自分で決められる、自由度の高さが人気の通信制高校です。

ルネサンス高等学校がおすすめの理由は、編入の出願受付が年に4回あるからです。
転入の入学時期は随時で、他の学校と大きな差はありませんが、編入の入学時期は、4月と10月に加え7月と1月となっています。

ほとんどの通信制高校は、4月と10月しか受付けていないため、退学したタイミングによっては入学までのブランクが長くなります。

しかし、ルネサンス高等学校は3ヵ月おきに編入学を受付けているのでブランクを短くすることが可能です。

また、ルネサンス高等学校には、進学や芸能、ビューティー、海外留学、スポーツなど豊富なカリキュラムが揃っているオプションコースもあるので、将来やりたいことがある方、何かに挑戦してみたい方にもおすすめです。

第一学院高等学校

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第一学院高等学校は、全国に53キャンパスを展開している広域性の通信制高校です。一人ひとりの生徒と向き合いながら「もっともっと自分を好きになる」自分づくりをサポートすることで、「社会で活躍できる人づくり」を実践しています。

第一学院高等学校がおすすめの理由は、転入だけでなく編入も随時入学受付をしているというところです。

前述していますが、通信制高校の多くは編入の入学受付は4月と10月のみとなっています。

そのため、退学から入学までの空白期間が長くなってしまうのですが、第一学院高等学校は随時受付けてくれるので退学のタイミングによっては、ほぼブランクなしでの入学が可能です。

第一学院高等学校では出願前に資料請求もしくはオープンスクール、学校説明会、個別相談のいずれかを受ける必要があります。

学校説明会などは開催時期が決まっていますが、個別相談も随時受付をしているので時期を問わず出願できます。

学校に行くのが不安という方は、まずは資料を取り寄せて、キャンパスの雰囲気やカリキュラムなどをチェックしてから個別相談を受けると良いでしょう。

鹿島学園高等学校

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鹿島学園高等学校は、鹿島通信教育グループが運営する通信制高校で、日本各地に300ヶ所以上の学習センターがある広域性の通信制高校です。

この学校の特徴は、週1日、週2日~5日、自宅学習制やネット指導制など学習スタイルが豊富なところで、自分が通いやすいスタイルを選べるのが魅力です。

鹿島学園高等学校をおすすめする理由は転入・編入の出願期間は「随時受付」となっているので、希望する時期に転入・編入できることです。

選考方法は書類選考と面接が基本となっており、学力試験は行なわないため、勉強に自信がないという方でも安心して出願できます。

鹿島学園高等学校ではオプションコースも充実しているので、大学進学コースやアニメ・マンガ・ゲームコース、ダンス・芸能・声優コースなど時代のニーズにマッチした専門知識や技術を身につけることも可能です。

今人気のeスポーツコースもあるので、高卒資格を目指しながら好きなことを極めたいという方にもおすすめです。

転入(転校)と編入の違いまとめ

転入でも編入でも、高卒資格もしくは高卒認定を取得することはできますが、現時点で高校に在籍しているのであれば転入することをおすすめします。

「今の学校にはもう行きたくない」「早く学校をやめたい」という方は、すぐにでも退学したいかもしれませんが、転入の方が入学時期を柔軟に選べたり、単位の引き継ぎがスムーズだったりとメリットがたくさんあります。

すでに退学してしまった方は編入もしくは新入学となりますが、学校によって入学できるタイミングは異なるので、できるだけブランクを少なくできる通信制高校を選びましょう。

また、入学のタイミングだけではなく、選抜方法や入学までの流れなども学校によって異なるので、無料請求できる複数の学校の資料を比較検討して、自分に合った通信制高校を選ぶことをおすすめします。

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