通信制高校のスクーリングとは何?レポートだけでは卒業できない?

スクーリング

通信制高校のスクーリングとは?

通信制高校一覧などで学生生活について調べていると、必ず「スクーリング」という言葉を目にします。スクーリングとは具体的にどのようなものなのでしょうか。

スクーリングとは面接授業のこと

スクーリングとは面接授業のことです。自学自習を基本としている通信制高校ですが、まったく先生の授業がないわけではありません。スクーリングと呼ばれる面接授業があり、生徒は学校やスクーリング会場などに足を運んで先生から授業を受けられるようになっています。

スクーリングは基本的に月に1~3日という学校がほとんどです。その他、週に1日というところもありますし、毎日登校できる学校もあります。日数に関してはバラつきが結構あり、それが各校の特色のひとつとなっているともいえるでしょう。

スクーリングのメリット

通信制高校では自分で勉強をしてレポートを提出し、認められれば単位をもらえるようになっています。定期テストもありますが、全日制高校ほど比重は高くありません。それよりも大事なのはレポートです。

一人で学習を進めているうちに、どうしてもわからない点も出てくるものですが、そんな時こそスクーリングが役立ちます。先生と直接会ってサポートしてもらえるのはメリットといえるでしょう。レポートのまとめ方がわからない時なども、スクーリングで先生からコツを教えてもらうこともできるので安心です。せっかくのチャンスなので積極的に利用するようにしましょう。

スクーリングのデメリット

スクーリングでは日頃触れ合うことのない学びの仲間と会えるというのは、ある人にとってはメリットかもしれません。しかし、いじめなど何らかの理由で学校に対して良いイメージを持っていない場合は「学校に行かなくてもすむから通信高校を選んだのに……」と、負担に思うのももっともなことです。

そんな時は、集中スクーリングを実施している学校を選ぶようにすると良いでしょう。通信制高校をまとめた資料などで探せば、集中スクーリングを行っている学校を見つけることができます。集中スクーリングならば、年に1~2回の3泊4日の合宿、または1週間程度の連続登校ですむので、その期間だけ頑張れば問題ありません。なかなか時間がとれない社会人学生なども利用しやすいでしょう。

ホテルでの集中スクーリングもある!

合宿形式の集中スクーリングはリゾート地のホテルなどで開催されることもあります。その土地の文化、風習などを学べるユニークな授業を提供している通信制高校もあり、全日制高校にはない特徴といえるでしょう。

通信制高校のスクーリングで何を学ぶの?

通信制高校のスクーリングでは、全日制高校の授業とは一味違った、さまざまな体験をすることができます。とくに次のような私立通信制高校ならば公立通信制高校よりもいっそう個性豊かなスクーリングを体験できるでしょう。マスコミなどでも取り上げられた、話題のスクーリングを紹介します。

イルカと触れ合うスクーリング

勇志国際高等学校で学ぶ全国各地の生徒たちは、1年に1回だけ熊本本校に集まり、海あり山ありの豊かな自然環境を活かしたスクーリングに参加。平成18年からは「イルカ体験授業」がスタートし、イルカに餌付けをしたり一緒に泳ぐというひとときを過ごしています。

沖縄で学ぶプレミアスクーリング

N高等学校では座学を中心としたスタンダードスクーリングの他に、沖縄で4泊5日で行うプレミアスクーリングを実施しています。スクーリングは体育の単位取得もおもな目的ですが、マリンスポーツを楽しみながら体育の単位を取れるようになっているのが特徴です。その他、エイサー体験、サトウキビ農業体験などもあります。

世界遺産に触れるスクーリング

KTCあおぞら高等学院では屋久島スクーリングを実施。大自然の中、あえて不自由な体験をすることで自立心を育み、自分自身を知り、チームと助け合って問題解決にチャレンジする力を養います。世界遺産でもある屋久島で何日か過ごすというのもめったにできませんし、さまざまな生命を身近に感じることもできるでしょう。

スクーリングがない通信制高校もある?

スクーリングについて「面白そう!」という人もいれば「やっぱり学校は苦手。行く必要あるのかな?」と戸惑う人もいるかもしれません。スクーリングがない通信制高校も存在するのでしょうか?

スクーリングはどの通信制高校でも必須

スクーリング参加は高等学校卒業資格を取得するための必須条件です。そのため、基本的にスクーリングのない通信制高校はありません。スクーリングは50分で1回参加と見なされますが、国語、数学、社会などは3回のレポート提出と1回のスクーリングによって単位が認められるようになっているのです。

レポート提出とスクーリング参加回数の比率は科目によって異なります。たとえば、実技が重んじられる体育ではレポート提出は1回ですが、5回のスクーリング参加が単位取得要件となるのです。そして、学科74単位をコツコツと取得して晴れて通信制高校卒業をすることができます。

学科以外のスクーリングもある

通信制高校を卒業するには学科74単位だけではなく、特別活動30単位を取得しなければいけません。特別活動とは遠足、ホームルームなどのことです。特別活動ばかりは自宅での自学自習ではどうにもなりません。そこでスクーリングが実施されるというわけです。

通信制高校にも入学式、運動会、文化祭などがありますが、任意参加となっているため、出席を控える人もいるかもしれません。しかし、じつはこれらも特別活動の単位としてカウントされます。無駄にせず活用してみてはいかがでしょうかか。

スクーリング日数が最小となるコースは?

できるだけスクーリングに参加したくない人にとっては、たとえ年に1週間としても苦痛でしょう。まして、3泊4日の合宿など考えられないという人もいるかもしれません。

そんな時には、できるだけスクーリングが少ない通信高校を選択すると良いでしょう。たとえば、第一学院高等学校ならば最もスクーリングが少ないコースならば年に3日のスクーリングで卒業することができます。カウンセラーも常駐しているのでメンタル面のサポートを受けられるのも心強いポイントです。

その他、最近ではインターネットを活用したスクーリングを行い、学校や会場に足を運ぶ日数をできるだけ少なくしている学校もあります。まずは、通信制高校一覧などの資料に目を通して学校研究してみてはいかがでしょうか。

スクーリングに出席する際の注意点

いざ、スクーリングに参加しようと思っても、不登校を経験したことのある人などは、久しぶりの集団生活にひるんでしまうこともあるかもしれません。しかし、注意すべき点も多くはありませんし、スクーリグのハードルは決して高くはないといえます。次のポイントに気をつけながら、少しだけ勇気を出してみませんか?

スクーリングの際は気楽な服装で!

最近では制服がある通信制高校も増えています。ただし、必ず購入しなければいけないものではありません。もし、制服を持っているならばそれを着ていくので構わないでしょう。制服を作らなかったならば、カジュアルな服装で問題ありません。通信制高校には厳しい校則もなく、どんな服装でもよほどのことでない限り注意されることもないでしょう。

ただし、通信制高校でも入学式や卒業式もあります。そのような式典の時にはブレザーを着用するなどTPOに気をつけるようにしてください。

スクーリングで無理に人間関係を作らない

普段、家で一人で勉強しているからこそ、スクーリングで久しぶりに同年代の人たちに会うと「どうしていいかわからない」と、困ってしまう人もいるかもしれません。しかし、無理にコミュニケーションをとろうとして、かえってこじれてしまうケースもあります。

通信制高校を選択する人はいじめ、不登校などの経験がある人も少なくありません。まだその傷が癒えず「誰かとかかわりを持つのはたくさん」と思っている人もいるでしょう。

しかし、チーム活動のプログラムがあるのでもない限り、一人で淡々と授業を受けるというスタイルを貫くこともできます。生徒のさまざまな事情を理解してくれる通信制高校ならば、集団活動を無理強いされることもないでしょう。スクーリングといっても身構えずに、気軽に参加してみてはいかがでしょうか。

スクーリングのための資金を用意する

スクーリングは観光地のホテルで開催されることも多々あります。飛行機代、ホテル代などが別途かかり、結構な金額になってしまうことも少なくありません。きちんと資金を準備しておくようにしましょう。

通信制高校でも就学支援金を受けることはできますが、スクーリングにかかる諸経費は援助の対象にはなりません。必ず自分で用意しなくてはならない点にも注意してください。

通信制高校生活を充実させるスクーリング!

通信制高校のスクーリングは、とくに私立などは遠方の観光地で実施されることもありますし、さまざまにユニークな取り組みをしています。全日制高校に通っていたら体験できないような授業もあるので、ぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。

いずれにせよ、スクーリングへの参加なくして通信制高校を卒業することはできません。「もう学校はこりごり」という人でも足を運ばなければいけないのです。しかし、スクーリングでは集団活動を無理強いされるようなことはまずありませんし、同じ教室に席を並べていたとしても、無理にコミュニケーションする必要はありません。

通信制高校に在籍しているということは、中学時代や全日制高校時代に何らかのトラブルから不登校になってしまった経歴があるのかもしれません。似たような経験がある、思いを分かち合える友達に出会う幸運に恵まれる可能性もあるともいえます。思い切って参加してみませんか?

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