通信制高校とサポート校の違い~高等学校卒業資格はどちらで取得できる?

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通信制高校とサポート校は同じもの?

通信制高校とサポート校は同じようなものと思われることも少なくありません。しかし、実際のところはどうなのでしょうか?

通信制高校とサポート校はまったく別物!

通信制高校とサポート校は、じつはまったく違うものです。一番の違いは高等学校卒業資格を取得できるか否かというところでしょう。

通信制高校は学校教育法によって、全日制や定時制とならび高等学校の一種と認定されています。したがって、通信制高校でしっかりと勉強をし卒業することができれば、高卒資格を取得できるというわけです。

一方、サポート校は学校教育法で高等学校とされているわけではありません。そのため、サポート校だけでいくら勉強していても、高等学校卒業資格を取得できないということになります。また、こちらは基本的には通学制となっています。

通信制高校の勉強を補助するのがサポート校

サポート校というのは、通信制高校での勉強をサポートするための塾、予備校のようなものです。多くのサポート校は通信制高校と連携しているため、通信制高校との混同がしばしば起きていると考えられます。

サポート校への単独入学ということはなく、通信制高校への同時入学も必要となることがほとんどです。また、高卒の資格を取得したいのであれば、通信制高校への同時入学が必須ともいえます。

通信制高校はフリースクールとも違う!

通信制高校はサポート校だけではなくフリースクールともよく混同されますが、これもまったく別物です。フリースクールはNPO法人やボランティア団体が運営している教育機関ですが、やはり高等学校ではありません。

フリースクールはいわば「学びの場」を提供しているだけのものです。不登校などの生徒の受け皿となったり、学校の勉強の遅れを取り戻すのには役立ちますが、サポート校同様にフリースクールだけでは高卒資格を得ることはできません。

通信制高校とはどのような学びの場?

以上のように通信制高校とサポート校はまったく違うものですが、まず、通信制高校の特徴について詳しく見てみましょう。

通信制高校にはさまざまな生徒がいる

通信制高校に通う生徒は、何らかの理由で高校を中退したものの「高卒資格を取得して大学に進学したい」という人が少なくありません。不登校、発達障害など1人1人さまざまな事情があったとしても、もう一度学ぶチャンスを得ることができる通信制高校なのです。

また、スポーツや芸能活動と学業を両立させるために通信制高校を選択する人もいます。「自分のやりたいことを優先させたい」「働きながら勉強を続けたい」など、通信制高校には多種多様な生徒がいるといってよいでしょう。

通信制高校では自宅学習がメイン

通信制高校のほとんどは単位制で、卒業のためには74単位の取得が必要です。最低でも3年間在籍していることも卒業の要件ですが、3年で卒業できる人は多くありません。なかには10年かけて卒業する人もいるほどです。

最近は通信制高校もインターネットを利用したeラーニングが主流となりつつあります。生徒は自宅でネット上の動画講義などを視聴し、メール等でレポートを提出し、教師による添削が戻される、といったことを繰り返すのが基本的な学習の流れです。

このように、通信制高校は学校に登校して授業を受けることなく学習を進めることができるという点に大きな特色があります。「新しい学び方」を提案する教育といってもよいでしょう。

通信制高校には通学の機会もある

自宅学習をメインとしている通信制高校ではありますが、登校の機会が皆無というわけではありません。スクーリングと呼ばれる面接指導を受けることもまた、卒業の必須条件とされています。

スクーリングは月2回程度ということがほとんどですが、毎日登校できる通信制高校もあります。また、年に5日ほどの合宿形式でスクーリングを行っているところなどもあります。

「できるだけ登校したくない」「1人での自宅学習は不安」など、通信制高校を選択した人の中にはいろいろな人がいるでしょう。資料請求をしたりオープンキャンパスなどでどのようなコースがあるのか確認することをおすすめします。

通信制高校で必要な学費

通信制高校には公立と私立があります。公立の学費は地方自治体によって異なりますが、たとえば東京都ならば入学金500円、授業料は1単位あたり336円となっています。卒業に必要な74単位を3年間で取得できたならば、6万円はかからない計算になります。

一方、私立の場合は入学金は10,000円~50,000円、授業料は1単位あたりの金額は5,000円~12,000円です。公立と比較すると高めですが、世帯収入が910万円以下ならば年間約12万円の就学支援金を受け、負担を軽減することもできます。

いずれにせよ、学費を少しでも安くすませたいならば「きっかり3年間で卒業する」というのが一番の得策です。全日制高校などと比較すると学費がかからない通信制高校ではありますが、何年も在籍していては累積して結構な学費になってしまうこともめずらしくありません。

そうとはいっても、自主性、自己管理能力を問われる通信制高校は3年で卒業するのが難しいのも事実。そこで、活用をおすすめしたいのがサポート校なのです。

サポート校とはどのような学びの場?

サポート校だけでは高卒資格こそ得られないものの、通信制高校と併用するメリットはけっして小さくありません。サポート校では具体的にどのようなことが行われているのでしょうか。

通信制高校の学習を支援するサポート校

サポート校ではeラーニング、レポート提出、スクーリングなどの通信制高校での学習全般を、生徒と実際に向き合いながらフォローしています。少人数制、担任制などを採用して、生徒1人1人にきめ細やかな指導をしていることが大きな特色です。

もちろん「3年間で絶対に卒業したい」という希望を持っている生徒に対しては、個人の進度に合わせながら無理なく実現できるようにサポートしていきます。自主性、自己管理能力などに自信がない人はぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

サポート校のケアは学習だけではない

通信制高校を選択する生徒の中には、いじめによる不登校などを経験した人も少なくありません。サポート校は通学制という点が気になる人もいるでしょう。そのため、サポート校の多くはさまざまな生徒が気軽に足を運べるような配慮がなされています。

たとえば、登校日は週に1日程度でOKで、あとは家庭教師が派遣されるといったスタイルを選択できるサポート校もあります。子どもだけではなく親も相談できるカウンセラーが常駐しているなど、心のケアも大事にしているサポート校なのです。

サポート校は自由な雰囲気!

通学制といってもサポート校は校則などはほとんどありません。一応、制服が用意されていても、着たくない生徒は着用しなくてもよいようになっています。また、髪を染めても問題ない、アルバイトをしても構わないなど、自由な学園生活を送ることができるでしょう。

サポート校では勉強以外のことも学べる

サポート校の中には、午前中は通信制高校の授業を行い、午後からは専門分野を学べるコースを設置しているところもあります。美容、調理、介護、看護、プログラミングなどを学べるようになっているので「手に職をつけたい」と考えている人に最適です。

もちろん「まだ、どんな仕事をしたいかわからない」という人も多いでしょう。そのような場合は、資格取得につながるような職場体験の機会を設けてくれているようなサポート校を選ぶのもおすすめです。

また、たとえば美容師という目標が明確にあるならば、通信制高校で高卒資格、サポート校で美容師資格を同時に目指すといったこともできます。高校を卒業してから美容師専門学校に進学するよりも、最短コースで美容の現場で働くことも夢ではないのです。

サポート校で必要な学費

サポート校は登校頻度によって費用が変わってきます。平均して初年度に必要な学費は入学金込みで以下の通りです。

登校ペース

初年度に必要な学費

週1回 約300,000円
週2回 約550,000円
週3回 約800,000円

専門的なカリキュラムや職場体験などを数多く導入しているサポート校では、ここにさらに学費がプラスされる場合もあります。しかし、専門学校とダブルスクールをするよりは安くすむことがほとんどです。

通信制高校とサポート校の併用はメリットが大きい!

以上のように通信制高校とサポート校はまったく違うものです。まったく1人で自宅学習を進めるのは不安という人にとって、サポート校は大きな支えとなるでしょう。

一方「せっかく通信制を選択したのに、わざわざ登校したくない」という人もいるでしょう。しかし、サポート校はこれまで学校生活に違和感を覚えた経験がある人でも、無理なく通うことができるようにさまざまな配慮がなされています。学校に嫌な思い出が多い人でも、今度こそ違う経験ができるかもしれません。

もちろん、通信制高校にプラスしてサポート校に通うとなれば、それだけ費用もかかります。しかし、節約ばかりを気にして結局、通信制高校を卒業できなかったということになってしまっては元も子もありません。

なかなか3年では卒業できない通信高校で「3年できっちり卒業」までを手厚くフォローしてくれるサポート校は、コストパフォーマンスを考えればむしろお得とさえいえるでしょう。

さらに、サポート校によっては勉強以外の専門知識や技術を身につけることができるというのも魅力的です。高卒資格はもちろんのこと「手に職」関連の何かしらの資格を得たいと考えているならば、ぜひ、通信制高校とサポート校の併用を検討してみてはいかがでしょうか。

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