高校生の不登校を解決するには|原因別の対応と選択肢
「朝になると体が動かない」「理由は分からないけれど、学校に行けない」。高校生の不登校は、本人にとっても家族にとっても先が見えず、不安が大きいものです。もしかすると、あなたは今まさに子どもの欠席が続いていて、どう声をかければいいのか迷っているのかもしれません。
高校生の不登校を解決する方法は、1つではありません。原因に合わせて対応を変えること、そして「元の学校に戻ること」だけをゴールにしないことが大切です。この記事では、最新の調査データをもとに高校生の不登校の原因を整理し、原因別の解決アプローチ、相談先、保護者ができること、通信制高校への転入という選択肢まで具体的に解説します。
高校生の不登校の現状
文部科学省の令和6年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」(2025年10月公表)によると、全国の高校で不登校の状態にある生徒は67,782人でした。小中学生の不登校も353,970人にのぼり、不登校は誰にでも起こりうることだと分かります。
同じ調査では、不登校の生徒について学校が把握した事実(複数回答)も集計されています。高校生の主な結果は次のとおりです。
| 学校が把握した事実 | 割合 |
|---|---|
| 学校生活に対してやる気が出ない等の相談があった | 26.9% |
| 生活リズムの不調に関する相談があった | 26.2% |
| 不安・抑うつの相談があった | 16.0% |
| 学業の不振や頻繁な宿題の未提出が見られた | 12.8% |
| いじめ被害を除く友人関係をめぐる問題 | 10.2% |
| 教職員との関係をめぐる問題 | 1.3% |
| いじめの被害の情報や相談があった | 0.9% |
| 上記に該当なし | 11.9% |
「不登校=いじめ」というイメージを持つ人は多いかもしれません。しかしデータを見ると、やる気の低下や生活リズムの乱れ、不安感といった、外からは見えにくい要因が上位を占めているのです。
高校生が不登校になる主な原因
実際には、いくつもの原因が重なって不登校になるケースがほとんどです。代表的なものを見ていきましょう。
無気力・やる気が出ない
最も多いのが、学校生活に対して「やる気が出ない」という状態です。高校入学までは頑張ってきたのに、目標を見失って力が抜けてしまう生徒も少なくありません。
「怠けている」と見られがちですが、本人も自分の気持ちを説明できずに苦しんでいることが多いもの。心のエネルギーが切れかけているサインと受け止めることが大切です。
生活リズムの乱れ・朝起きられない
夜更かしや昼夜逆転に加え、起立性調節障害のように体の不調が原因で朝起きられない場合もあります。思春期に多い自律神経の不調で、午前中に立ちくらみや頭痛、だるさが強く出るのが特徴です。
「午後になると元気なのに、朝はどうしても起きられない」。そんな様子が続くなら、気持ちの問題と決めつけず、小児科などの医療機関に相談してみてください。
不安・抑うつ
漠然とした不安や気分の落ち込みが続き、学校に向かうことが難しくなるケースです。教室に入ると息苦しくなる、人の目が怖いといった症状が出ることもあります。
症状が強い、眠れない日が続く、食欲が落ちているといった場合は、早めに専門家へつなぐことを考えましょう。
学業の不振
高校の学習は、中学に比べて内容が一気に専門的になります。数学や英語でつまずき、「中学までは得意だったのに……」と自信をなくしてしまう生徒もいるでしょう。
特に、それまで成績が良く周囲から期待されていた子ほど、つまずきを人に言えずに抱え込みがちです。宿題の未提出が増えてきたら、学習面でのSOSかもしれません。
人間関係(友人・教職員・いじめ)
調査では、いじめの被害が把握された不登校の高校生は0.9%にとどまる一方、いじめ以外の友人関係の問題は10.2%でした。はっきりしたいじめではないけれど、グループからの孤立やSNS上のトラブルなど、学校が把握しにくい人間関係の悩みを抱えている生徒は多いのです。
発達障害などの特性
小さいころから「少し変わった子」と言われてきたものの、高校生になって初めて発達障害の特性が分かるケースもあります。学力に問題がなくても、コミュニケーションの取り方や感覚の過敏さから集団生活に疲れ、不登校につながることがあるのです。
理由がはっきりしない
「なぜ行けないのか本人も分からない」というケースも珍しくありません。調査でも11.9%が「上記に該当なし」とされています。理由を無理に聞き出そうとすると、かえって本人を追い詰めてしまうこともあるので注意が必要です。
不登校の初期サインに気づくには
不登校は、ある日突然始まるように見えて、実はその前に小さなサインが出ていることが多いものです。次のような変化が重なってきたら、早めに声をかけてみてください。
- 月曜日や連休明けに体調不良を訴えることが増えた
- 朝の支度に時間がかかり、遅刻が目立つようになった
- 学校や友達の話をしなくなった
- 夜遅くまでスマホやゲームから離れられない
- 提出物や宿題をため込むようになった
- 食欲が落ちた、または食べすぎるようになった
この段階で「何かあった?」と問い詰める必要はありません。「最近疲れてない?」と軽く気にかけるだけでも、本人は「見てもらえている」と感じられます。
高校生の不登校で気をつけたい「出席日数」と「留年」
高校は義務教育ではないため、小中学校とは事情が異なります。多くの全日制高校は学年制で、欠席が多いと単位が認められず、留年や退学につながる可能性があるのです。
欠席日数の基準は学校ごとに決まっていますが、授業時数の一定割合を超えて欠席すると、その科目の単位が認定されないのが一般的です。不登校が長引きそうなときは、早めに担任の先生に相談し、補習や課題で単位を取り戻せるか、休学できるかなどを確認しておきましょう。
| 比較項目 | 小中学校 | 高校 |
|---|---|---|
| 教育の位置づけ | 義務教育 | 義務教育ではない |
| 欠席が多い場合 | 原則として進級・卒業できる | 単位不足で留年することがある |
| 学籍の変更 | 転校が中心 | 転入・編入・退学などがある |
不登校から回復するまでの3つの段階
不登校の解決には、段階に応じた関わり方が大切です。今どの段階にいるかを意識すると、焦らずに対応できるでしょう。
| 段階 | 本人の様子 | 周りができること |
|---|---|---|
| 休養期 | 疲れが強く、学校の話題を避ける | 休ませる、責めない、安心できる環境を作る |
| 回復期 | 好きなことに取り組める、表情が明るくなる | 生活リズムを整える、外出の機会を少しずつ増やす |
| 再始動期 | 「この先どうしよう」と考え始める | 選択肢の情報を一緒に集める、本人の決定を尊重する |
休養期は、昼まで寝ている、ゲームばかりしているといった姿に見えることもあります。それでも、心と体のエネルギーをためている大切な時間だと考えてください。休養期に無理に登校させようとすると、回復が遅れることがあります。反対に、再始動期に入っているのに情報がないと、動き出すきっかけを逃してしまうかもしれません。
原因別の解決アプローチ
ここからは、原因ごとに試したい対応を紹介します。複数の原因が重なっている場合は、組み合わせて考えてみてください。
無気力には「小さな成功体験」を
やる気が出ない状態のときに、周りが「頑張れ」と言い続けるのは逆効果です。まずは本人が好きなことや得意なことに時間を使い、小さな達成感を積み重ねていきましょう。
アルバイトやボランティア、習い事など、学校以外の場所で役割を持つことがきっかけになる場合もあります。学校の外の世界を知ることで、「やっぱり高卒資格はあったほうがいい」と自分で気づく生徒もいるのです。
生活リズムの乱れには医療機関の受診も
起床時間を少しずつ早める、朝に日光を浴びるといった工夫で改善することもあります。ただ、起立性調節障害などの体の不調が隠れている場合は、生活習慣の努力だけでは解決しません。症状が続くなら、受診して原因を確かめることが近道です。
人間関係の問題は学校と連携して
いじめや友人関係のトラブルが原因なら、まずは学校に相談しましょう。いじめ防止対策推進法により、学校にはいじめに対応する組織を置くことが義務づけられています。相談した日時や内容は記録に残しておくと、後の話し合いで役立ちます。
一方で、高校生の交友関係は学校の外やSNSにも広がっており、学校だけで解決するのが難しいことも少なくありません。関係の修復が難しい場合は、思い切って環境を変えることも立派な解決策です。
発達障害の可能性があれば専門外来へ
特性による困りごとがありそうなら、発達外来や児童精神科などの医療機関に相談してみてください。診断の有無にかかわらず、特性を知ることで本人も周りも対応しやすくなります。
障害者差別解消法により、2016年から公立学校に、2024年4月からは私立学校にも合理的配慮の提供が義務づけられました。聴覚過敏がある生徒にイヤーマフの使用を認める、別室での受験を認めるといった配慮が、登校のハードルを下げることもあります。
理由が分からないときは第三者に相談
原因がはっきりしない不登校は、家族だけで抱え込むと行き詰まりやすいものです。スクールカウンセラーや地域の相談機関など、第三者の視点を借りると、本人も家族も気持ちを整理しやすくなります。
高校生の不登校の相談先
相談先は1つに絞る必要はありません。状況に合わせて使い分けましょう。
| 相談先 | 相談できること |
|---|---|
| 担任・学年の先生 | 出席や単位の状況、補習・課題、休学の手続き |
| スクールカウンセラー | 本人や保護者の心の悩み |
| スクールソーシャルワーカー | 家庭環境や福祉サービスとのつなぎ |
| 医療機関(小児科・心療内科・児童精神科など) | 体調不良、不安・抑うつ、発達の特性 |
| 自治体の教育相談窓口 | 学校以外の立場からの助言 |
| 不登校支援のNPO・親の会 | 同じ経験を持つ人とのつながり、居場所 |
| 24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310) | 夜間・休日も含めた子どもの悩み相談 |
不登校中の勉強はどうする?
不登校の期間が長くなると、「勉強の遅れが取り戻せなくなるのでは」と心配になるでしょう。ただ、休養期に勉強を強いるのは逆効果です。回復期に入って本人に余裕が出てきたら、次のような方法で少しずつ再開してみてください。
- 教科書を読み返す:まずは得意な教科から、1日15分程度で十分です。
- 映像授業を活用する:オンラインの学習サービスなら、自分のペースで繰り返し視聴できます。
- 学校から課題をもらう:課題の提出で単位の認定につながる場合があるので、担任に相談しましょう。
- 中学の内容に戻る:つまずいた単元までさかのぼると、理解が一気に進むこともあります。
勉強の再開は、学校復帰や転入を考えるうえでの準備にもなります。「1問解けた」という小さな手応えが、次の一歩を後押ししてくれるはずです。
保護者ができること・避けたいこと
子どもが学校に行けなくなると、保護者は「このまま引きこもりになったら」と不安になるものです。焦る気持ちは自然ですが、対応の仕方によって回復のスピードは大きく変わります。
| できること | 避けたいこと |
|---|---|
| 家を安心して休める場所にする | 毎朝「今日は行くの?」と問い詰める |
| 学校以外の話題で会話する | きょうだいや同級生と比べる |
| 本人のペースを尊重する | 原因を無理に聞き出そうとする |
| 保護者自身も相談先を持つ | 家族だけで抱え込む |
保護者自身が疲れ切ってしまうと、子どもに余裕を持って接することが難しくなります。不登校の子を持つ親の会や、NPOが開く保護者向けの相談会に参加すると、「うちだけではない」と気持ちが軽くなることも多いものです。同じ経験をした先輩保護者の話は、具体的なヒントにもなるでしょう。
まずは子ども自身がどうしたいのかに耳を傾けてください。もしかしたら、学校という空間そのものに耐えられない状況なのかもしれません。その場合、登校を無理強いすることは、良い解決方法とはいえないでしょう。
「学校を変える」のも立派な解決策
不登校の解決というと、元の学校に戻ることを思い浮かべがちです。けれども、本人に合う学び方を選び直すことも、前向きな解決の形です。高校生なら、在籍したまま別の学校に移る「転入」という方法があります。
| 選択肢 | 登校 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 元の学校に復帰 | 毎日 | 原因が解消し、本人が戻りたいと思っている |
| 全日制高校へ転入 | 毎日 | 環境を変えれば毎日通えそう |
| 定時制高校へ転入 | 毎日(夜間など) | 少人数・短時間の授業なら通えそう |
| 通信制高校へ転入 | 年数日〜週5日 | 自分のペースで学びたい、登校に強い不安がある |
全日制高校への転入
クラスの人間関係が原因で、学校そのものへの拒否感は強くない場合は、別の全日制高校への転入で解決することもあります。ただし、公立の全日制高校は欠員がある場合しか転入を受け付けないことが多く、試験の時期も限られます。毎日の登校が再び負担にならないか、本人の体調もよく見極めて判断しましょう。
定時制高校への転入
定時制高校は、1日の授業時間が短く、少人数のクラスが多いのが特徴です。年齢や経歴の異なる生徒が集まるため、全日制の雰囲気が合わなかった人でも過ごしやすいと感じることがあります。修業年限は4年が基本ですが、単位制の学校や通信制との併修を活用して3年で卒業できる場合もあります。
通信制高校が不登校の高校生に選ばれる理由
不登校の高校生の転入先として、特に選ばれているのが通信制高校です。通信制高校の入学者のうち、中学3年のときに不登校だった生徒は約4.4万人、全体の約57%にのぼるというデータもあります。
毎日登校しなくてよい
通信制高校は、自宅でのレポート学習が中心です。毎日登校する前提がないため、「行けない日が積み重なる」という状況そのものが起こりにくくなります。「無理にでも登校しなくては」ではなく、「登校しなくても学べる学校を選ぶ」と考え方を変えてみてはいかがでしょうか。
ただし、まったく登校しなくてよいわけではありません。卒業には特別活動30単位時間以上やスクーリングへの出席が必要です。年に数日の集中スクーリングで済む学校もあるので、登校に不安がある人はそうしたコースを選ぶとよいでしょう。
単位制で学年ごとの留年がない
全日制で欠席が続くと、進級できずに留年し、「下の学年と同じクラスになるのはつらい」とますます足が遠のくことがあります。通信制高校は単位制なので、学年ごとの留年はありません。
卒業に必要なのは、74単位以上の修得・3年以上の在籍・特別活動30単位時間以上の3つです。前の高校の単位と在籍期間を引き継げるため、転入のタイミング次第では同級生と同じ時期に卒業することも十分可能です。
学ぶ意欲を取り戻すきっかけになる
通信制高校には、美容、調理、IT、イラスト、声優など、専門的な分野を学べるコースを設ける学校もあります。教科の勉強だけではやる気が出なかった生徒も、好きな分野に触れることで学ぶ楽しさを思い出すかもしれません。
サポート体制が整った学校を選ぶ
通信制高校と一口にいっても、サポートの手厚さは学校によってさまざまです。不登校を経験した生徒が多く在籍する学校では、担任による定期的な面談、スクールカウンセラーの配置、オンラインでの学習相談など、つまずいたときに頼れる仕組みが用意されています。資料請求や個別相談では、「レポートが遅れたときにどう対応してくれるか」を具体的に聞いてみてください。
通信制高校へ転入するまでの流れ
転入というと大変そうに感じるかもしれませんが、手順は意外とシンプルです。一般的な流れは次のとおりです。
- 資料請求・情報収集:登校日数やサポート体制を比べます。
- 個別相談:在籍校で取った単位の扱いと、卒業見込みの時期を確認しましょう。
- 在籍校の先生に相談:転入に必要な在籍証明書や単位修得証明書を発行してもらいます。
- 出願・入学試験:書類審査、作文、面接が中心で、本人の状況を理解するためのものです。
- 転入・学習スタート:先生と相談しながら、無理のない履修計画を立てます。
多くの通信制高校は年度の途中でも転入を受け付けています。本人が動き出せる状態になったタイミングで、手続きを進められるのです。
不登校から一歩を踏み出した2つのケース
よくあるパターンを、架空の例で紹介します。
ケース1:朝起きられず欠席が続いたGさん
Gさんは高校1年の秋から朝起きられなくなり、遅刻と欠席が増えていきました。小児科を受診したところ起立性調節障害と分かり、治療を始めます。
ただ、毎朝の登校は難しい状態が続いたため、高校2年の春に通信制高校へ転入。午後に学習する生活に切り替えたことで体調も安定し、前の高校の単位を生かして同級生と同じ時期に卒業しました。
ケース2:人間関係に疲れたHさん
Hさんはクラスのグループから外されたことをきっかけに、学校に行けなくなりました。担任に相談したものの状況は変わらず、家で過ごす日が続きます。
半年ほど休んで気持ちが落ち着いたころ、親と一緒に通信制高校の個別相談へ。週1日登校のコースに転入し、少人数の授業で少しずつ人と話す自信を取り戻しています。
今、学校に行けずにつらいあなたへ
この記事を読んでいるあなたが高校生本人なら、まず伝えたいことがあります。学校に行けないのは、あなたが弱いからでも怠けているからでもありません。心と体が「少し休んで」とサインを出しているだけです。
休むことに罪悪感を持つ必要はありません。元気が戻ってきたら、元の学校に戻る道も、通信制高校で学び直す道もあります。高校生活は、あなたのこれからの長い人生のほんの一部。焦らず、自分に合うペースを見つけていきましょう。
よくある質問
高校生の不登校はどれくらいで解決しますか?
期間は人によって大きく異なり、数週間で登校を再開する人もいれば、1年以上かかる人もいます。大切なのは期間よりも、本人が回復の段階を一つずつ進めているかどうかです。
不登校のまま退学したほうがよいですか?
すぐに退学を決める前に、休学や転入を検討してみてください。退学してから別の学校に入る「編入」の場合、空白期間は在籍期間に含まれません。在籍したまま転入すれば、学籍が途切れずに済みます。
高校生でもフリースクールに通えますか?
高校生を受け入れているフリースクールもあります。ただし、フリースクールに通っても高校の出席や単位として認められるとは限りません。高卒資格を目指すなら、在籍校との調整や、通信制高校と併用する方法を検討するとよいでしょう。
不登校の期間は内申や受験に影響しますか?
在籍校の成績や出欠の記録は調査書に記載されます。ただ、転入先の通信制高校で単位を取り、意欲的に学んでいることを示せば、総合型選抜などで評価してもらえる場合もあります。過去の欠席よりも、その後どう取り組んだかが問われることが多いのです。
通信制高校に転入したら大学に行けますか?
行けます。2025年度の通信制高校卒業者の大学等進学率は28.6%で、専門学校に進む人も多くいます。進学サポートに力を入れている学校を選べば、受験対策も相談しやすいでしょう。
まとめ:不登校の解決は「本人に合う形」を見つけること
高校生の不登校の原因は、やる気の低下や生活リズムの乱れ、不安感、人間関係などさまざまで、いくつもの要因が重なっていることがほとんどです。原因に合わせて対応を変え、必要なら医療機関や相談機関の力も借りましょう。
そして、元の学校に戻ることだけが解決ではありません。通信制高校に転入して高卒資格を取れば、大学進学や就職の道も開けます。高校時代を「自分を見つめ直す時間」ととらえ、卒業後の人生をどう豊かにするかという視点で、次の一歩を考えてみてください。気になる学校があれば、まずは資料を取り寄せて、家族で一緒に眺めてみるところから始めてもいいのです。