通信制高校のテスト内容は?頻度や勉強の必要性、難易度も紹介

試験

通信制高校のテスト内容は?

通信制高校でのテストは全日制高校のような定期試験ではなく、単位認定試験と呼ばれるものになります。

テスト問題はほぼレポートから出題されます。そのため、レポートは返却されたら捨ててしまうのでなく、かならず保管しておきテスト前にしっかりと見直すようにしましょう。

難易度はそれほど高くないので、レポートの内容を暗記していれば合格点を取れます。

また、テスト前にスクーリングを実施している学校なら、授業でテストに出るところを教えてくれる先生もいます。なんとなく出席するだけではなく、ノートをきちんととって大事なポイントをまとめておくようにしましょう。

中にはテストに教科書を持ち込める場合もありますので、教科書にレポートやスクーリングで教えてもらった内容をメモしておけばテスト対策としては十分でしょう。

この辺りは通信制高校によって異なるので、テスト前には先生に教科書を持ち込めるのかどうか確認することをおすすめします。

通信制高校はテストの成績よりもレポートが重視されることが多い

全日制高校と違うのは、テストの成績はあまり重視されないという点です。通信制高校ではレポートをしっかりと提出し、決められた日数だけスクーリングに参加すれば、ほぼ単位は取得できるようになっています。

テストの点が悪い場合は追試をする通信制高校もありますが、多くはそのままです。さすがにテストを受けないと単位取得は難しくなりますが、受けてさえいれば合格という学校がほとんどといえます。

テストの実施頻度は年に1~2回程度

通信制高校の単位認定試験は学年末の1回か、前期と後期の終了時にそれぞれ1回ずつで計2回ほど実施されます。

いずれも出題範囲は広くなりますが、普段の勉強を真面目にしていれば難なく解けるレベルです。

テストは登校日に集合して大勢で受ける形が一般的ですが、中には仕事などでどうしても都合がつかない人もいるため事前に相談すればテストの日を変更してもらえることもあります。

また、最近では登校せずにオンラインでテストを受けることができる学校もあります。「できるだけ登校したくない」「生徒全員でテストを受ける独特の空気が苦手」といった人は、そのような学校を選択するというのもひとつの方法です。

全日制高校と通信制高校のテストを比較

受験資格

全日制高校では、一部を除き出席日数や課題の提出などをしなくてもテストを受けることができます。

しかし通信制高校は一定以上のレポートの提出、決められたスクーリング数を満たしている必要がある場合が多いです。

もちろんコースによってはスクーリング数が少なくてもテストを受けることができますので、事前に確認しておくと良いでしょう。

回数

前述した通り通信制高校のテストは年に1回、もしくは2回程度であることが多いです。

一方で全日制高校では期末などに年5回、少なくとも4回という頻度でテストを行っている学校が多いです。

内容

全日制高校のテストは通信制高校と比べ難易度が高い事が多いですが、出題範囲そのものは回数が多い分狭いです。

また、教科書だけでなく副教材やプリントといった媒体からも問題が出題されることがあります。

一方で通信制高校のテスト内容は範囲こそ広いものの、日々のレポートや教科書の暗記をするだけで十分に合格できる程度の難易度です。

通信制高校のテストの合格ラインは?

通信制高校でのテストは難しくはありません。だからといって準備を怠れば合格点をクリアできないこともあります。合格ラインを正しく把握して、しっかりと準備するようにしましょう。

通信制高校の合格ラインは60点

通信制高校の単位認定試験では1年間で60点が合格ラインとされています。前期試験と後期試験がある場合、それぞれ30点を取ればよいという計算です。

ちなみに前期試験がほぼ0点でも後期試験で60点近く取れば問題ありません。

とはいえ、先程も軽く触れた通り通信制高校のテストは普段の勉強をきちんとしていれば難なく点数が取れるので、できる限り合格できるように頑張りましょう。

赤点を取ってしまうとどうなる?

通信制高校は全日制高校のように、赤点を取ると先生に呼び出されたり、追試をやらされるということはありません。

ただ赤点そのものは存在しています。通信制高校ではテストの合格ラインを60点としている学校が多いため、60点以下を取ると赤点扱いとなります。

とはいえ、通信制高校では赤点を取っても普段のレポートやスクーリングがしっかりしていれば単位がもらえるという所が多いです。

赤点を取ったからといって、単位を取得できないと諦める必要はありません。ただ一部の学校では追試があるケースもあるようなので、事前に確認をしておくと良いかもしれません。

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不安な場合はサポート校を利用する

通信制高校に入学したもののテストに自信がなかったり、レポート提出もどこから手をつけてよいのかわからず赤点になった場合、サポート校を利用するという方法がおすすめです。

サポート校とは、文字通り通信制高校の勉強をサポートする学校のことです。個人に合わせた通学日数を設定でき、先生のマンツーマン指導を受けられるのがメリットです。

利用する際はできるだけ自宅近くのサポート校を選択してみることをおすすめします。

テストをクリアして通信制高校を卒業するには?

楽しく勉強できる通信制高校を選ぶ

たとえば、全日制高校ならクラスメイトと切磋琢磨しつつ学習へのモチベーションを維持することもできます。しかし、自宅学習を基本とする通信制高校では、目の前にライバルがいるわけではありません。つねに、自分との戦いといってもよいでしょう。

だからこそ、通信制高校では自分が楽しく勉強を続けられそうなところを選ぶことが大事です。たとえば机に長時間向かって勉強するのが苦手なら、スマートフォンやタブレットを使ったeラーニングをメインにしている通信制高校を選択するとよいでしょう。

学校によってはインターネット端末を無償で貸してくれることもあるので、ぜひ利用してみてください。

スマートフォンやタブレットならいつでもどこでも気軽に勉強できます。授業動画を繰り返し再生して理解を深めることもできるでしょう。

また、レポートの提出もインターネット経由なら切手代もかかりませんし、郵送にかかる時間を気にすることもありません。

通学できる通信制高校を選ぶ

通信制高校の中には週に5回もスクーリングを実施しているところもあり、ほぼ全日制と同じ頻度で通学できるようになっています。

「それで通信制といえるの?」という疑問もあるかもしれませんが、学年制ではなく単位制という点は他の通信制高校と変わりません。進級テストなどを気にすることなく、自分のペースで勉強できるのです。

登校日が多い通信制高校には、だいたい制服も用意されています。ブレザーにチェックのスカートなど、オシャレな制服も少なくありません。もちろん、制服を作るのも着用するのも生徒の自由ですが「通信制高校でもかわいい制服を着たい!」という人の願いも叶えてくれるのです。

スクーリングが多い通信制高校では、授業の際にテストに出るポイントを教えてもらえることもあります。また、わからない点はつねに先生に聞けるのでテストの準備もしやすいのではないでしょうか。

テスト勉強の計画を先生と練る

中学にもあまり通うことができず「定期テストをほとんど受けたことがない」と、通信制高校でのテストを不安に思っている人もいるかもしれません。しかし、通信制高校は不登校の生徒を積極的に受け入れているところも少なくないので、そういった学校を選択すれば手厚い指導を期待できます。

たとえば、テスト勉強の計画を立てるところから先生が指導してくれる通信制高校もあります。テスト勉強だけではなく、レポート提出、スクーリングなどの計画も一緒に練ってもらえばさらに安心です。

せっかく自分にピッタリな学習計画を立ててもらったら、それをコツコツと実行していくのも大事です。また、卒業までには自分で学習計画を立てる力も身に着けるようにしましょう。そういった力が身についてこそ、通信制高校で学んだ意義があるというものです。

通信制高校のテストまとめ

通信制高校のテスト内容は難しいものでないので、日頃のレポート提出やスクーリングを真面目に取り組んでいればほぼ確実に卒業することができます。

しかし、赤字では単位を認定されないこともあるので、テストが難しいと感じた場合はサポート校を利用してもよいでしょう。

とはいえ全日制高校より難易度は低いので、現在全日制高校での勉強やテストに不安がある場合は通信制高校への入学・転入を検討するのも手です。

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