不登校の原因「病気」

病気

病気で不登校になることも

不登校の原因の1つに「病気」があります。

一言で病気といってもその種類は様々であり、生徒も保護者も病気と気付かず、病院に行って初めて病名を知ったというケースも多いので子供が不調を訴えた時には軽く考えず、病院できちんと診察してもらうことも重要といえるでしょう。

思春期特有の「起立性調節障害」

たとえば、起立性調節障害という病気は一般的にあまり知られていませんが、不登校の原因として非常に多い病気です。

起立性調節障害は、寝ている状態から起き上がった時に自律神経がうまく働かず、体内の血液が下半身に下がったまま上がってこない障害です。

全身に血液が回らないので身体の調子が悪く、些細なことでも疲れやすいですし、脳に血液が不足するため、貧血や頭痛、吐き気、めまいなどが起こりやすいです。

朝なかなか起きられない、午後になるまで調子が悪い、嫌なことを見聞きすると体調が悪くなる、立ちくらみやめまいを起こしやすいなど、思い当たる部分があれば起立性調節障害である可能性が高いです。

その他にも、全身倦怠感や食欲不振、突然気を失って倒れてしまう失神発作や動悸、頭痛、寝付きの悪さ、イライラ感、集中力の低下などが主な症状として現れます。

いずれの症状も午前中に起きることが多く、午後から徐々に軽くなっていくのが特徴的です。起立性調節障害はODとも呼ばれ、小学校高学年から中学生の思春期に起こりやすく、その発症頻度は約5~10%とかなり高いものと言われています。小学生よりも中学生、中学生よりも高校生になるにかけて発症率は高くなり、男子より女子の方が多く発症する疾患です。

また、日本学校保健会の調査では年々、起立性調節障害に罹患する学生が増加しており、高校生女子の罹患率を比較すると、平成6年度の調査と平成12年度の調査では約2倍の差で増加しているとの報告がなされています。

この病気は思春期特有の病気なので、自分に経験のない保護者ですと子供に何が起きているのか思い当たらず、「根性が足りない!」と言って子供を叱咤しがちですが、やる気や根性でどうにかなるものではありません。

子供の体調に不安がある方は、一度医師に診てもらった方がよいでしょう。

「発達障害」という可能性も

最近はよく知られるようになってきましたが、ADHDやアスペルガー症候群などの発達障害が関係している場合もあります。

ADHDとは?

ADHDは、注意欠如・多動性障害と呼ばれており、年齢の割に落ち着きがなく、その性質が日常生活や学習に支障をきたすという場合は、この病気の可能性が高いです。

ADHDは心の病気ではなく脳障害の一種であると言われており、集中力が続かずじっとしていることが苦手、衝動的で人に聞く前に何でも実行してしまうなど、不注意・多動性・衝動性という性質をもたらします。

そのため、ADHDの児童はしばしば乱暴者という烙印を押されてしまい、周囲から孤立しがちです。

アスペルガー症候群とは?

アスペルガー症候群とは、興味やコミュニケーションについて特異性がみられる症状であり、「知的障害のない自閉症」として扱われることも多い症状です(実際に自閉症と関連するかどうかは、仮説の域を出ていません)。

知的障害を伴わないため一般のクラスに入学しますが、いわゆる「空気を読む」ことが苦手で会話も一方通行になりやすく、ADHD同様、クラスでも孤立しがちです。

このような発達障害を抱えていることを、本人ももちろん周囲も分かっていない場合が多く、「どうして自分は周りと同じことができないのか」と悩み、不登校に陥ってしまうこともあります。

心の病気

子供でも心の病気を発症し、それが原因で不登校になることもあります。

たとえば、思春期に発症しやすい病気に躁うつ病や統合失調症などがあります。

躁うつ病とは?

躁うつ病は双極性障害とも呼ばれており、躁状態とうつ状態を繰り返す気分障害の一種です。世間ではうつ病の認知度は高まっておりますが、躁うつ病に対する認知度は低く、明るい生徒のことはあまり気にしないことが多いです。

しかし、躁うつ病は自分で感情をコントロールすることができないため、さっきまでニコニコしていたのに急に自己嫌悪に陥って自殺を図ったりすることがあるので、気分の変調が大きい生徒には注意が必要です。

統合失調症とは?

統合失調症は、幻聴や幻覚、被害妄想、関係妄想などに悩まされる病気であり、他人に起きた出来事を自分のものと思い込んだり、クラスメイトが自分の悪口を言っていると妄想だけで確信したりします。

統合失調症の原因はよく分かっていませんが、胎児の時に母体からウイルス感染したり、ビタミンDの不足で中枢神経系の発達に悪影響があったりと、本人の意志とは無関係なところで様々な要因が絡み合っている場合があります。

このような特定の病気ではなくても、子供から大人に成長する間には精神的に不安定になることが多く、ストレスなどで潜在的に眠っている病気が発症することもあります。

子供の様子に違和感を覚えたら、精神科(児童精神科)に相談してみることをおすすめします。

通信制高校選びで迷ったら、無料で資料請求

1分で完了最大10校

【簡単 & 無料】都道府県と資料請求者を選択してクリック!

都道府県を選択 資料請求される方

同じカテゴリの関連記事

本気で探す通信制高校

無料で一括資料請求

通信制高校を比較するなら、じっくり資料を検討しよう!

資料請求はこちら