不登校・ニート・引きこもりの違い

引きこもり

不登校・ニート・引きこもりは、何が違う?

不登校・ニート・引きこもりと言うと、どれも似たようなイメージがあり同じように使ってしまいがちですが、それぞれの言葉が示す範囲は異なります。

不登校の定義

不登校については、ただ学校に通学していない状態を指す場合もありますが、文部科学省の定義では、病気や経済的な理由を除き、年間30日以上欠席した者を不登校と定めています。

広義の意味では非就学者全般を指しますが、狭義の意味では就学者のうち、特定の理由以外で長期欠席している者を指します。

いじめなどが理由で学校に行かなくなるのは、狭義の不登校です。

マスメディアでは概ね、文部科学省の定義に基づいた「不登校」を使用しており、一般の方も狭義の意味で捉えることが多いです。

引きこもりの定義

不登校に対して引きこもりは、その名の通り引きこもる、同じ場所から出てこなくなるという意味で使用されています。

引きこもりについても、不登校と同様に統一された定義はありませんが、厚生労働省では『仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態』と定めています。

ただし、統合失調症やうつ病などの精神障害が原因で自宅療養している場合は、引きこもりには含まれません。

引きこもりというと、ずっと自宅に閉じこもっているというイメージを持たれがちですが、厚生労働省の定義では、時々買い物などに外出する場合でも引きこもりに含まれます。

また、職場と自宅、学校と自宅を往復するなど、行動範囲が狭くて同じ生活パターンを繰り返しているような場合も、引きこもりに含まれる場合があります。

引きこもりのパターン

内閣府の調査によると、引きこもりとされる人たちのパターンは様々で、平成22(2010)年2月に実施した「若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)」によると、「普段は家にいるが,近所のコンビニなどには出かける」「自室からは出るが,家からは出ない」「自室からほとんど出ない」に該当した者(「狭義のひきこもり」)が23.6万人となっており、「ふだんは家にいるが,自分の趣味に関する用事の時だけ外出する」(「準ひきこもり」)が46.0万人,「狭義のひきこもり」と「準ひきこもり」を合わせた広義のひきこもりは69.6万人と推計されています。

引きこもりになってしまったきっかけ

成人が引きこもりになってしまうきっかけは圧倒的に職場環境に馴染めなかったという問題が多いので数が、成人や学生を含めると病気などの理由が多くなってきます。

また、不登校からの引きこもりというパターンも多く、不登校は引きこもり予備軍と言っても過言ではないと言えるでしょう。

ニートの定義

ニートは、英語でNot in Education, Employment or Trainingの略(NEET)であり 学校にも仕事にも行かず、職業訓練も行っていない状態のことをいいます。

ただし、イギリスでは義務教育修了後の16〜18歳・19歳の若者を「NEET」と定義しているのに対し、日本では15〜34歳の非労働力人口のうち、学生と専業主婦以外で求職活動を行っていない若者をニートとしています(厚生労働省『特定調査票集計』)。

アルバイトなどの非正規雇用をしているフリーターとしばしば混同されがちですが、フリーターが就労活動・求職活動をしているのに対し、ニートは具体的な求職活動をしていない状態です。 無職や失業者でも、求職活動をしているならニートと分類せず「失業者」や「フリーターに分類されます。

また、ニートと引きこもりが重複する場合もありますが、厚生労働省ではその場合、引きこもりもニートとして扱います。

ニートの数も徐々に増えつつある

不登校児に引き続き、ニートと呼ばれる人たちの数も徐々にではありますが、年々増加傾向にあります。

内閣府の調査によりますと、平成7(1995)年には約50万人だったものが、平成24(2012)年には63万人にまで増加しており、この数は緩やかに上昇しています。

年齢別にみると、5~19歳が9万人,20~24歳が17万人,25~29歳が18万人,30~34歳が18万人とやはり成人してからニートになる人がほとんどとなっており、成人ニートの数もやはり増加しているのは事実です。

ニートになってしまったきっかけ

ニートになってしまった理由は「病気や怪我のため」という理由が圧倒的に多いのですが、他にも資格取得のための勉強をしているためなど、前向きな理由も存在するようです。その次に多いのは「探したが見つからなかった」というもので、職に就く意志が最初はあったものの、挫折を繰り返す度に心が折れてしまったという人も多いようですね。

「家事手伝い」の扱い

女性に多い「家事手伝い」については、厚生労働省ではニートに含めず、非就業、非求職、非通学、非家事の4つの「非」により初めてニートとしています。

ただし、内閣府では「家事手伝い」や」「病気・ケガで療養中の人」などを含めてニートとしており、統計結果に差異が生じているのが現状です。

通信制高校選びで迷ったら、無料で資料請求

1分で完了最大10校

【簡単 & 無料】都道府県と資料請求者を選択してクリック!

都道府県を選択 資料請求される方

同じカテゴリの関連記事

本気で探す通信制高校

無料で一括資料請求

通信制高校を比較するなら、じっくり資料を検討しよう!

資料請求はこちら