通信制高校の登校・出席日数は何日?卒業に必要なスクーリング数とは

出席

通信制高校の登校・出席日数(スクーリング)は何日?

通信制高校は大きく分けて公立と私立があり、登校・出席日数だけでなく学費など様々な点が異なります。

そこでまずは公立通信制高校で卒業に必要とされる年間出席日数について紹介していきます。

公立通信制高校の場合、最低2週間に1回の登校が必要

公立通信制高校は地方自治体が運営しており全国に78校ありますが、入学できるのは近隣の在住者または在勤者に限定されていることが特徴です。

そして登校日数は最低でも2週間に1回となります。全日制であれば週5回通わなければいけなかったことを考えると、肉体的・精神的にかなり楽になっていると言えるでしょう。

ちなみに併置校の場合、平日は全日制高校や定時制高校の生徒が授業を受けているため、公立通信制高校の登校日は日曜日のみ、週に1回~というのが一般的です。

独立校は平日も校舎を使えるので、希望に応じて週に1回以上の登校日を設定するtこともできます。

私立と違い、先生に聞ける機会が多いので、一人での学習が不安なら公立通信制高校の独立校を選ぶことをおすすめします。

ただし公立通信制高校は私立より登校日のルールが厳しめ

公立通信制高校は基本的に週1回、日曜日だけ登校すればOKというとルールがゆるめに感じられるかもしれません。

しかし、登校日こそ少ないものの決められた日にきちんと登校し、必要な日数を満たさなければ単位を取得できないなど、思っているよりも登校日に関するルールは厳しめです。

公立通信制高校は学費が安く、就学支援金を利用すれば実質無料で勉強できるというメリットもあります。

しかし、日曜日だけとはいえ毎週決まった日に登校するのが困難な人もいるでしょう。その場合は後述している私立の通信制高校に通うのも手です。

私立通信制高校の場合、年間に3~5日ほどの登校でOK

私立通信制高校は学校法人ではなく株式会社が運営することも許可されているため、より自由な教育を実戦している点が大きな特徴です。

年間出席日数に関しても公立と違って様々で、コースに応じて週5登校する学校もあれば、1年でわずか3~5回しか登校しない学校もあります。

中には修学旅行や体育祭、合宿などでまとめて登校日数を消化できるところもあります。

このように私立通信制高校が設定している年間出席日数はさまざまなので、まずは気になる学校複数から無料の資料請求して比較検討してみることをおすすめします。

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私立通信制高校は年間出席日数ゼロも可能?

年間出席日数に関する自由度の高い私立通信制高校なら「まったく学校に行かなくても卒業できるのでは?」と、期待してしまう人は多いです。

しかし、残念ながらさすがにそれは無理です。最低でも何回かは登校しなくてはいけません。

ただ、NHKのテレビ放送やラジオ放送で継続して勉強することによって、登校日が軽減される通信制高校もあります。また、レポート提出を投稿日の一部にカウントしてくれる学校もあるのでほとんど通学しなくても卒業できますが、登校日が完全にゼロになるということはありません。

スクーリングとは?

通信制高校について調べていると、必ずスクーリングという言葉に出くわします。そもそもスクーリングとはいったい何なのでしょうか。

簡単にいえばスクーリングとは登校日のことです。自宅学習をメインとする通信制高校ですが、必要な年間出席日数を満たさなければ高等学校卒業資格を取得できないので注意しましょう。

スクーリングの原義は「学校という空間で学ぶこと」ですが、日本では通信制高校や通信制大学での登校日という意味で使われることが少なくありません。

そのため、通信制高校についてネット検索などをしていると必ずスクーリングという単語に行き着くというわけです。

登校・出席日数で通信制高校を選ぶなら私立がおすすめ!

登校日数(スクーリング数)で通信制高校を選ぶなら、最低でも2週間に1回は出席しなくてはいけない公立の通信制高校でなく、年に数回のスクーリングで済む私立の通信制高校が断然おすすめです。

また、私立の通信制高校にはそれ以外にも様々なメリットがあります。

私立通信制高校は登校日の授業内容もユニーク

公立通信制高校の登校日には授業や文化祭、体育祭などの学校行事を行うことがほとんどです。

しかし、私立通信制高校では全日制高校ではまず学習しない専門的な内容や、資格取得のための勉強を実施していることもあります。

たとえば簿記、マナー研修、秘書検定など通信制高校を卒業した後は就職したいと考えている人に役立つコースも設定されています。

他にもアニメ・漫画・イラスト・ゲーム・声優・美容・ネイル・芸能・ペット・プログラミングといった、普通の学校にはない生徒がやりたいと思えるコースがあります。

国家資格が取得できる

また、通信制高校の中には美容師、調理師などの国家資格を取得できる学校もあります。

登校日には実習も多く、知識だけではなく確かな技術を身に付けることができるでしょう。全日制高校を卒業してから専門学校に通うより、時間もお金もかからないのも大きなメリットです。

私立通信制高校のスクーリング費用は?

通信制高校は全日制高校と違い、授業料も1単位あたりいくらで算出されます。例えば公立通信制高校なら1単位あたり300円前後、私立通信制高校なら7,000円以上というのが一応の目安です。

高等学校卒業資格を取得するには74単位が必要なので、1年に25単位は取りたいところです。となると公立通信制高校では年間8千円ほど、私立通信制高校では17万円以上必要になります。

ただこれらの費用は令和2年4月より改正された就学支援金制度により、多くの家庭では実質無料となります。詳しくは以下の記事をご覧下さい。

ただスクーリング費用は授業料と別に請求するという通信制高校も多いです。学費はやや多めに準備しておいた方が安心でしょう。

通信制高校の登校・出席日数まとめ

通信制高校を卒業するのに必要な年間出席日数は学校によってさまざまです。

ただ基本的には年間の登校・出席日数は私立通信制高校の方が少ないです。ただスクーリングは基本的に別途費用がかかるという点に注意しましょう。

通信制高校によってはリゾート地のホテルに連泊するというスタイルのスクーリングを行っているケースもあります。そうなると当然のことながら宿泊費や交通費がかかるので、きちんと準備しておきたいところです。

いずれにせよ、いっさい登校しなくても卒業できる通信制高校はありません。少なくとも年に5日程度は登校しなくてはいけないので、入学前に自分や子供が楽しく参加できそうなスクーリングを実施している学校を選びましょう。

そうすれば無理なく年間出席日数をクリアできますので、まずは複数の学校の資料請求をして各学校が必要としている年間出席日数、スクーリングの様子などを比較検討することをおすすめします。

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