高卒認定試験の難易度は?合格率・合格点・勉強時間の目安
「高卒認定試験って、どれくらい難しいの?」「中学の勉強もあやしいけれど、合格できる?」。高校を中退した人や、不登校で高校に通えていない人にとって、高卒認定試験(高等学校卒業程度認定試験)は大学や専門学校への道を開く大切な試験です。それだけに、難易度は気になるところでしょう。
結論から言うと、高卒認定試験の難易度はそれほど高くありません。出題は高校1年生程度の基礎的な内容が中心で、合格点の目安は各科目でおおむね40〜50点程度とされています。ただし、科目数が多く、独学で全科目をそろえるには計画が必要です。この記事では、高卒認定試験の難易度を、試験科目・合格点・合格率・勉強時間の目安から具体的に解説します。あわせて、科目免除の使い方や、通信制高校との違いも紹介します。
高卒認定試験とは
高卒認定試験は、文部科学省が実施する国の試験です。合格すると「高校を卒業した人と同等以上の学力がある」と認められ、大学・短大・専門学校の受験資格が得られます。就職や資格試験の受験でも、高卒と同等として扱われる場合があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施者 | 文部科学省 |
| 実施時期 | 年2回(例年8月上旬と11月上旬) |
| 受験資格 | 受験する年度の末日までに満16歳以上になる人(大学入学資格を持っていない人) |
| 試験会場 | 各都道府県に1か所程度 |
| 試験形式 | マークシート方式(1科目50分) |
| 受験料 | 受験科目数によって4,500円〜8,500円 |
高卒認定は「高卒資格」ではない
ここで大切なのは、高卒認定に合格しても最終学歴は「中卒」のままだという点です。高卒認定はあくまで「高卒と同等以上の学力がある」ことを証明するもので、高校を卒業したことにはなりません。大学や専門学校を卒業すれば、最終学歴はその学校の卒業になります。
就職の場面では、「高卒以上」の求人で高卒認定を高卒と同等に扱う企業もあれば、そうでない企業もあります。この違いは、後ほど詳しく説明します。
受験料の目安
| 受験する科目数 | 受験料 |
|---|---|
| 7科目以上 | 8,500円 |
| 4〜6科目 | 6,500円 |
| 3科目以下 | 4,500円 |
科目免除を使って受験科目が減れば、受験料も安くなります。2回に分けて受験する場合は、それぞれの回で受験料がかかる点も覚えておきましょう。受験料の区分は変更されることがあるため、出願前に最新の受験案内で確認してください。
高卒認定試験の試験科目
高卒認定試験は、8〜9科目に合格する必要があります。
| 教科 | 科目 | 必要な合格科目数 |
|---|---|---|
| 国語 | 国語 | 1科目 |
| 地理歴史 | 地理、歴史 | 2科目 |
| 公民 | 公共 | 1科目 |
| 数学 | 数学 | 1科目 |
| 理科 | 科学と人間生活、物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎 | 2科目または3科目(「科学と人間生活」+基礎1科目、または基礎3科目) |
| 外国語 | 英語 | 1科目 |
理科の選び方で、受験科目数が8科目か9科目かが変わります。「科学と人間生活」を含めれば2科目で済むので、理科が苦手な人はこちらを選ぶと負担を減らせます。
一度合格した科目は次回以降も有効
高卒認定試験は、1回の試験で全科目に合格する必要はありません。合格した科目は次回以降も有効なので、何回かに分けて全科目をそろえることができます。たとえば8月の試験で5科目、11月の試験で残りの3科目に合格すれば、1年以内に全科目合格を達成できます。
高卒認定試験の難易度
出題レベルは高校1年生程度
高卒認定試験の問題は、高校1年生で学ぶ基礎的な内容が中心です。教科書の太字になっている基本事項を理解していれば解ける問題が多く、応用問題や難問はほとんど出題されません。中学の内容をしっかり復習するだけで解ける問題も、一定数含まれています。
合格点の目安は40〜50点程度
各科目の合格点は公表されていませんが、100点満点中おおむね40〜50点程度が目安と言われています。つまり、半分程度正解できれば合格の可能性が高いということです。満点を目指す必要はまったくありません。
科目別の難易度の目安
| 科目 | 難易度の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 国語 | 易しめ | 現代文の読解が中心。古文・漢文は基本的な知識で解ける問題が多い |
| 地理 | 易しめ | 地図や統計資料の読み取り問題が多い |
| 歴史 | 普通 | 近現代を中心に出題。流れをつかむと得点しやすい |
| 公共 | 易しめ | 政治・経済・社会の基本。ニュースとつながる内容が多い |
| 数学 | やや難しめ | 数と式、2次関数、図形と計量、データの分析など。中学数学の土台が必要 |
| 理科 | 普通 | 「科学と人間生活」は身近な内容で取り組みやすい |
| 英語 | やや難しめ | 中学〜高1レベルの文法と読解。単語力が得点を左右する |
反対に、国語・地理・公共は、普段から本やニュースに触れている人なら比較的短い勉強時間で合格ラインに届くことが多い科目です。多くの人がつまずきやすいのは、数学と英語です。どちらも積み上げ型の科目なので、中学の内容があいまいなまま高校の範囲に進むと、理解が追いつきません。苦手な人は、中学の内容までさかのぼって復習するのが近道です。
高卒認定試験の合格率
文部科学省が公表している結果を見ると、高卒認定試験の合格率は次のような傾向です。
| 指標 | 目安 |
|---|---|
| 受験者のうち、全科目に合格した人の割合 | おおむね4〜5割前後 |
| 受験者のうち、1科目以上に合格した人の割合 | おおむね9割前後 |
「全科目合格率が4〜5割」と聞くと難しく感じるかもしれません。でも、これはその回の試験で全科目をそろえた人の割合です。前回までに一部の科目に合格していて、残りの科目を受けた人も含まれますし、最初から何回かに分けて合格を目指す人も多くいます。1科目以上の合格率が9割前後であることからも、一つひとつの科目は決して難しすぎる試験ではないことが分かるでしょう。
合格率を上げるための試験当日のコツ
- 分からない問題は飛ばす:1問に時間をかけすぎず、解ける問題から確実に得点する
- マークは必ず埋める:マークシート方式なので、空欄にせず選択肢を選んでおく
- 見直しの時間を残す:マークのずれは致命的。最後の5分で確認する
- 得意科目で貯金を作る:合格点は科目ごとなので、得意科目は確実に合格ラインを超える
50点前後で合格できる試験だからこそ、「確実に取れる問題を落とさない」ことが合格への近道です。
出願から合格発表までのスケジュール
高卒認定試験は年2回行われます。例年のおおまかなスケジュールは次のとおりです。正確な日程は、その年の文部科学省の発表を確認してください。
| 第1回 | 第2回 | |
|---|---|---|
| 受験案内の配布 | 4月上旬ごろ | 7月中旬ごろ |
| 出願期間 | 4月上旬〜5月上旬ごろ | 7月中旬〜9月上旬ごろ |
| 試験日 | 8月上旬(2日間) | 11月上旬(2日間) |
| 結果通知 | 8月下旬ごろ | 12月上旬ごろ |
出願には、願書のほか、写真、住民票の写しや戸籍抄本、科目免除を受ける場合は単位修得証明書などが必要です。受験料は収入印紙で納めます。書類をそろえるのに時間がかかることもあるので、出願期間が始まったら早めに準備しましょう。
試験当日の流れ
試験は2日間にわたって行われ、1日に最大5科目程度を受験する形です。1科目50分のマークシート方式で、科目の間には休憩があります。受験しない科目の時間は、会場の外で休むこともできます。
- 持ち物:受験票、HBの鉛筆(またはシャープペンシル)、消しゴム、時計(通信機能のないもの)
- あると便利なもの:昼食、飲み物、羽織るもの(会場の温度調整用)、見直し用の参考書
- 注意点:電卓は使えない。スマートフォンは電源を切ってしまっておく
会場には、10代から大人まで、さまざまな年齢の人が受験に来ています。周りを気にせず、自分のペースで解くことに集中しましょう。
合格に必要な勉強時間の目安
勉強時間は、今の学力によって大きく変わります。あくまで目安ですが、次のように考えておくとよいでしょう。
| 今の状態 | 全科目合格までの勉強時間の目安 |
|---|---|
| 高校1年生の内容をある程度理解している | 100〜200時間程度 |
| 中学の内容はおおむね理解している | 200〜400時間程度 |
| 中学の内容から復習が必要 | 400〜600時間以上 |
1日2時間勉強すれば、200時間は約3か月、400時間は約7か月です。毎日続けるのが難しければ、週5日・1日3時間など、生活に合わせた形で構いません。次の試験まで何か月あるかを確認し、無理のない計画を立てましょう。
科目別の勉強法
- 国語:過去問で読解の形式に慣れる。古文・漢文は頻出の単語と基本的な文法だけ押さえる
- 地理・歴史・公共:教科書や参考書で全体の流れをつかみ、過去問で頻出テーマを確認する
- 数学:中学の計算・方程式・関数を復習してから、高校の2次関数や三角比に進む
- 理科:「科学と人間生活」と得意な基礎科目を選ぶ。過去問の図や表に慣れる
- 英語:中学レベルの単語と文法を固める。長文は短い文から慣れていく
参考書を最初から完璧に覚えようとすると、時間がいくらあっても足りません。どの科目も、過去問を繰り返し解くことが最も効果的です。過去の試験問題は文部科学省のウェブサイトで公開されているので、出題の傾向をつかむのに活用しましょう。
独学・通信講座・予備校の比較
| 方法 | 費用の目安 | メリット | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 独学(参考書・過去問) | 数千円〜数万円 | 費用が安く、自分のペースで進められる | 計画を立てて自分で勉強できる人 |
| 通信講座 | 数万円〜十数万円 | 教材とスケジュールがそろっていて、添削や質問ができる | 何から始めればいいか分からない人 |
| 予備校・塾 | 数十万円 | 授業や個別指導でつまずきをすぐ解消できる | 一人だと勉強が続かない人、短期間で合格したい人 |
まずは過去問を1回分解いてみて、「独学でいけそうか」を判断するのがおすすめです。半分近く解けるなら独学でも十分に合格を狙えます。ほとんど解けない場合は、通信講座や塾で基礎から教えてもらうほうが効率的かもしれません。
6か月で全科目合格を目指す学習プラン例
| 時期 | やること |
|---|---|
| 1か月目 | 過去問を1回分解いて現在地を知る。受験科目と免除科目を確定する |
| 2〜3か月目 | 数学・英語の基礎を中学範囲から固める。1日1〜2時間 |
| 3〜4か月目 | 地理・歴史・公共・理科を参考書で一通り学ぶ |
| 5か月目 | 全科目の過去問を3〜5年分解き、間違えた分野を復習する |
| 6か月目 | 苦手科目に集中。直前は過去問を時間を計って解く |
すべての科目を一度に合格する必要はないので、「今回は得意な科目を中心に受けて、次回に苦手科目を回す」という作戦もありです。自分の学力と残り時間に合わせて、受験する科目を選びましょう。
科目免除を使えば負担を減らせる
高卒認定試験には、条件を満たせば一部の科目を受けなくてよい「科目免除」の制度があります。
| 免除の種類 | 内容 |
|---|---|
| 高校で修得した単位 | 高校を中退した人は、在学中に修得した単位によって対応する科目が免除される場合がある |
| 技能審査の合格 | 英検、数検、歴史能力検定などで一定の級に合格していると、対応する科目が免除される場合がある |
中退した高校に問い合わせれば、単位修得証明書は郵送でも発行してもらえることが多いです。高1の途中まで高校に通っていた人なら、すでに修得した単位で数科目が免除になる可能性があります。免除を受けるには、在籍していた高校から「単位修得証明書」を取り寄せて出願時に提出します。受験科目が減れば、そのぶん合格までの道のりが短くなるので、必ず確認しておきましょう。
合格後に注意したいこと
18歳になるまでは「合格者」にならない
18歳未満で全科目に合格した場合、18歳の誕生日の翌日から正式な合格者となります。大学入試の出願では、入学する年度の4月1日までに18歳になっていれば受験できるのが一般的です。
就職では「高卒」と同じ扱いにならないこともある
高卒認定は大学受験には十分に通用しますが、就職では扱いが分かれます。
| 場面 | 高卒認定の扱い |
|---|---|
| 大学・短大・専門学校の受験 | 高卒と同等。出願できる |
| 国家資格の受験 | 多くの資格で高卒と同等に扱われる |
| 公務員試験 | 試験によって扱いが異なる |
| 民間企業の就職 | 高卒と同等に扱う企業もあるが、「高校卒業」を条件にする企業もある |
就職を考えている人は、応募したい企業や業界の条件を確認しておきましょう。求人票に「高卒以上(高卒認定可)」と書かれている場合は、高卒認定でも応募できます。判断に迷うときは、応募前に企業に問い合わせてみると確実です。
高卒認定試験のメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 最短数か月で大学受験の資格が得られる | 最終学歴は中卒のまま |
| 費用が受験料程度で安い | 独学が中心で、自己管理が必要 |
| 年齢の上限がなく、何度でも受けられる | 就職で高卒と同等に扱われないことがある |
| 合格した科目は次回以降も有効 | 推薦入試や指定校推薦は使いにくい |
| 通学の必要がない | 同年代の仲間や先生とのつながりが得にくい |
高卒認定は「早く、安く」大学受験の資格を得られる点が最大の魅力です。進学の目標がはっきりしている人にとっては、心強い制度といえます。一方で、最終学歴や就職、学校生活での人とのつながりを重視する人には、物足りなさを感じる部分もあるでしょう。
高卒認定試験に向いている人・向いていない人
| 向いている人 | 向いていない可能性がある人 |
|---|---|
| 大学や専門学校への進学が目的で、早く受験したい | 最終学歴を「高卒」にしたい |
| 自分で計画を立てて勉強を続けられる | 一人だと勉強が続かない |
| 費用をできるだけ抑えたい | 推薦入試や総合型選抜を使って進学したい |
| 高校の単位を一定数修得していて、免除科目が多い | 学校生活や人とのつながりもほしい |
どちらか一方に決めきれない場合は、通信制高校に入学しつつ、高卒認定で得た科目を単位として活用する方法も検討してみてください。
高卒認定から大学進学するときの注意点
- 調査書の代わりに合格成績証明書を提出:大学の出願では、高校の調査書の代わりに高卒認定の合格成績証明書などを提出する
- 推薦入試の出願資格を確認:学校推薦型選抜は高校からの推薦が必要なため、高卒認定では出願できないことが多い
- 総合型選抜は大学によって異なる:高卒認定合格者も出願できる大学がある。募集要項で確認を
- 合格後すぐに受験勉強へ:高卒認定の内容は基礎なので、大学受験のためには別途、受験対策が必要
高卒認定と通信制高校、どちらを選ぶ?
高校を中退した人が学び直す方法として、高卒認定試験と並んでよく比較されるのが通信制高校です。どちらが向いているかは、目的によって変わります。
| 高卒認定試験 | 通信制高校 | |
|---|---|---|
| 得られるもの | 高卒と同等以上の学力の認定(最終学歴は中卒のまま) | 高校卒業資格(最終学歴は高卒) |
| 期間 | 最短で数か月〜1年 | 原則3年以上(前の高校の在籍期間を通算できる) |
| 費用 | 受験料のみ(参考書・予備校代は別) | 公立は年数万円、私立は年20万〜40万円程度(就学支援金で軽減) |
| 学習スタイル | 独学が中心。自分で計画を立てる | レポートとスクーリング。先生のサポートがある |
| 大学受験 | 一般選抜を中心に受験できる | 一般選抜に加え、推薦・総合型選抜も使いやすい |
| 向いている人 | 早く大学受験に進みたい人、独学が得意な人 | 高卒資格がほしい人、一人で勉強を続けるのが不安な人 |
大学進学が目的で、独学でもしっかり勉強できる人には高卒認定が向いています。一方、「最終学歴を高卒にしたい」「一人で勉強を続ける自信がない」「推薦入試も使いたい」という人には、通信制高校のほうが合っているでしょう。
通信制高校と高卒認定を併用する方法も
通信制高校に在籍しながら高卒認定試験を受けて、合格した科目を通信制高校の単位として認めてもらえる場合があります。学校によって扱いは異なりますが、うまく活用すれば卒業までの負担を減らせます。気になる人は、入学前に学校に確認してみてください。
具体例:高卒認定試験に挑んだ4人
よくあるパターンをもとにした架空の例を紹介します。
ケース1:高1で中退し、1年で全科目合格した S さん
高1の冬に中退。在学中に修得した単位で2科目が免除になり、残り6科目を受験することに。8月の試験で4科目、11月の試験で2科目に合格し、中退から1年足らずで全科目合格を果たしました。翌春、私立大学に一般選抜で合格しています。
ケース2:中学の数学からやり直した T さん
中学時代に不登校で、数学と英語はほとんど手つかずでした。最初は中学1年生の問題集からスタート。数学と英語だけで半年かかりましたが、2回目の試験で全科目合格。「最初は無理だと思ったけれど、基礎から積み上げれば解ける問題ばかりだった」と振り返ります。
ケース3:独学が続かず通信制高校に切り替えた U さん
高卒認定を目指して独学を始めましたが、一人だと勉強のペースがつかめず、半年で挫折しかけました。そこで通信制高校に編入し、先生のサポートを受けながら学ぶ形に切り替え。2年で卒業し、高卒資格を手にしました。
ケース4:社会人になってから受験した V さん
10代で高校を中退し、20代半ばまで飲食店で働いていました。「介護福祉士を目指して専門学校に行きたい」と思い立ち、仕事をしながら高卒認定の勉強を開始。毎日1時間、通勤時間も使って過去問を解き続け、1年で全科目に合格しました。現在は専門学校で介護を学んでいます。
4人の例からわかるのは、自分の学力と性格に合った方法を選ぶことが、合格や卒業への近道だということです。
保護者の方へ:子どもが高卒認定を目指すと言ったら
- 試験の仕組みを一緒に確認する:科目数、試験日程、科目免除の有無を把握する
- 勉強の環境を整える:独学が中心になるため、静かに勉強できる場所や時間を確保する
- 最終学歴の違いを伝える:高卒認定は高卒資格ではないことを理解したうえで選ぶ
- 通信制高校も選択肢に入れる:独学が難しそうなら、サポートのある通信制高校も検討する
よくある質問
Q. 高卒認定試験は中卒でも受けられますか?
受けられます。受験する年度の末日までに満16歳以上になる人で、大学入学資格を持っていなければ、学歴に関係なく受験できます。
Q. 高卒認定試験は独学で合格できますか?
多くの人が独学で合格しています。市販の参考書や過去問を使って計画的に勉強すれば、十分に合格を狙えるでしょう。独学が不安な人は、通信講座や予備校を利用する方法もあります。
Q. 一番難しい科目は何ですか?
人によって異なりますが、数学と英語を難しく感じる人が多いです。どちらも中学の内容が土台になるので、苦手な人は中学の範囲から復習しましょう。
Q. 高卒認定に合格したら、高校を卒業したことになりますか?
なりません。高卒認定は「高卒と同等以上の学力がある」ことの証明で、最終学歴は中卒のままです。大学などを卒業すれば、その学校の卒業が最終学歴になります。
Q. 高卒認定試験は何歳まで受けられますか?
年齢の上限はありません。20代、30代、それ以上の年齢で受験する人もいます。社会人になってから、大学や資格取得のために受験する人も少なくありません。
Q. 一度落ちた科目は、何回でも受け直せますか?
受け直せます。受験回数に制限はなく、合格した科目は次回以降も有効なので、不合格だった科目だけを次の試験で受ければ大丈夫です。
まとめ:高卒認定試験の難易度は高くない。自分に合った学び直しの方法を選ぼう
- 高卒認定試験は高校1年生程度の基礎的な内容が中心
- 合格点の目安は各科目40〜50点程度。満点を目指す必要はない
- 合格した科目は次回以降も有効。何回かに分けて全科目合格を目指せる
- 高校の単位や英検などで科目免除が受けられる場合がある
- 合格しても最終学歴は中卒のまま。高卒資格がほしいなら通信制高校も検討を
高卒認定試験は、正しく準備すれば多くの人が合格できる試験です。「自分には無理」と思っていた人ほど、過去問を解いてみると手応えを感じられるかもしれません。一方で、最終学歴や就職のことまで考えると、通信制高校のほうが合っている人もいます。どちらが自分に向いているか迷ったら、通信制高校の資料も取り寄せて、両方の道を比べてみてください。