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定時制高校とは?授業時間・学費・卒業年数・通信制との違いをわかりやすく解説

定時制高校とは?30秒でわかる基本

定時制高校とは、1日4時間程度の授業を決まった時間帯に受けて高卒資格を目指す高校です。 かつては夜間のみでしたが、現在は午前・午後・夜間から選べる「多部制」の学校が増えています。卒業資格は全日制・通信制と同じ「高等学校卒業」です。

  • 授業は毎日ある(時間帯を選べる)が、1日の授業時間が短い
  • 卒業までは3~4年(3年卒業できる仕組みを持つ学校が主流に)
  • 働きながら通う人、自分のペースで通いたい人、不登校からの再スタート組など生徒層は多様

定時制高校の仕組み

授業時間帯:夜間だけではない

伝統的な夜間定時制(17時~21時ごろ)に加え、午前部・午後部・夜間部から選べる三部制の学校が都市部を中心に増えています。「定時制=夜の学校」というイメージは半分過去のものです。

卒業までの年数:3年か4年か

定時制は1日の授業時間が短いため、従来は卒業まで4年が基本でした。現在は、通信制課程の科目併修や三部制の複数部履修によって3年で卒業できる学校が多数あります。3年卒業を希望する場合は、入学前に「三修制(3年卒業)の仕組みがあるか」を必ず確認してください。

入試と学費

入試は学力検査と面接が中心ですが、全日制より選考は柔軟な傾向です。学費は公立定時制なら年間数万円程度と安く、就学支援金(2026年度から所得制限なし)でさらに軽減されます。

定時制高校に通っているのはどんな人?

  • 働きながら高卒資格を取りたい人(社会人・フリーター)
  • 全日制のペースが合わず、短い授業時間で学び直したい人
  • 不登校や高校中退からの再スタート組
  • 昼間にやりたい活動がある人

年齢層は10代から社会人まで幅広く、「同級生=同い年」ではないのが定時制の特徴です。

「定時制はやめとけ」と言われる理由と実際

検索すると「やめとけ」という言葉も目にしますが、実態は理由の大半が「イメージ」と「学校差」です。生徒層が多様であること、授業進度がゆっくりなこと(大学進学には上積みが必要)、4年かかる場合があることが主な指摘ですが、いずれも学校選びと本人の目的次第です。詳しくは定時制と通信制はどっちがいい?で解説しています。

定時制高校と通信制高校の違い【比較表】

項目定時制高校通信制高校
通学毎日(時間帯を選択)年数日~週5日(選択制)
学習スタイル教室での授業自宅学習+レポート中心
卒業年数3~4年最短3年
生活リズム授業が毎日あるため作りやすい自己管理が必要
向く人毎日の登校で生活リズムを保ちたい人時間・場所の自由度を最優先したい人

毎日通う枠組みがあったほうが頑張れるなら定時制、通学そのものの負担を減らしたいなら通信制が基本の使い分けです。仕組みの詳細は通信制高校とはをご覧ください。

よくある質問(FAQ)

Q. 定時制高校の卒業も「高卒」ですか?
A. はい。全日制・通信制と同じ高等学校卒業資格です。

Q. 定時制から大学に進学できますか?
A. できます。ただし授業だけでは受験対策として不足しがちなので、独学や塾での上積みが前提になります。

Q. 定時制と通信制で迷っています。
A. 「毎日決まった時間に通えるか」で判断するのが実用的です。通えるなら定時制、体調や活動の都合で難しければ通信制が向きます。両方の学校見学をおすすめします。

まとめ

  • 定時制は1日4時間程度・時間帯選択制で高卒資格を目指せる高校。夜間だけではない
  • 三修制なら3年卒業も可能。学費は公立なら年数万円程度
  • 「やめとけ」の実態はイメージと学校差。目的に合えば有力な選択肢
  • 毎日の通学が難しい場合は通信制という選択肢もある

通信制高校で人生終わりは嘘|進学率・就職データと卒業後のリアルな進路

結論:通信制高校で人生は終わらない。データが示す卒業後の進路

「通信制高校に行ったら人生終わりなんじゃないか」

進路を考えるとき、あるいはお子さんの転校を検討するとき、こんな不安を抱えて検索した方は少なくないはずです。検索候補に「人生終わり」「やめとけ」といった言葉が並ぶのを見て、余計に不安になったかもしれません。

先に結論をお伝えします。通信制高校に進学・転校しても、人生は終わりません。 むしろ、公的なデータはその逆を示しています。

文部科学省の「学校基本調査」によると、通信制高校卒業生の大学進学率は年々上昇を続け、2023年度には26.5%に達し、長年進路の首位だった専門学校進学率(24.4%)を初めて上回りました。大学と専門学校等を合わせた進学率は51.7%と、卒業生の半数以上が進学しています。 これは通信制高校の制度が始まって以来、最も高い水準です。10年前の大学進学率が13%台だったことを考えると、この変化のスピードがわかります。

通信制高校は「11人に1人」が選ぶ一般的な進路になった

通信制高校の在籍生徒数は29万人を超え(令和6年度学校基本調査)、高校生のおよそ11人に1人が通信制で学んでいます。 30人クラスなら2~3人が通信制を選んでいる計算です。10年前と比べて生徒数は約1.6倍。全日制の生徒数が少子化で減り続ける中、通信制だけが増え続けています。

かつて通信制は「事情がある人のための例外的な進路」でした。しかし今は、不登校からの再スタートだけでなく、スポーツ・芸能活動との両立、大学受験への専念、起業やプログラミング学習など、「時間の使い方を自分で決めたい」という積極的な理由で選ぶ生徒が急増しています。もはや特別な選択肢ではなく、一般的な選択肢のひとつです。

「人生終わり」と言われる3つの理由と、その実態

それでもネガティブなイメージが残っているのには理由があります。主に次の3つです。

  1. 「不登校の生徒が行く学校」という古いイメージ ― 実際には上記のとおり、積極的な理由で選ぶ生徒が増えています。また、仮に不登校がきっかけだったとしても、それは「その学校が合わなかった」だけのことで、その後の人生を決めるものではありません。
  2. 卒業率が全日制より低いと言われること ― 通信制には、全日制で一度つまずいた生徒、働きながら学ぶ生徒、療養中の生徒など多様な背景の人が集まります。卒業率の数字だけを切り取って「卒業できない学校」と解釈するのは正確ではありません。サポート体制の整った学校を選べば、卒業率90%以上を公表している学校も珍しくありません。
  3. 周囲に経験者が少なく、実態が知られていないこと ― 親世代が高校生だった頃と現在では、通信制の姿は別物です。知らないものは不安に見えるものですが、その不安は情報で小さくできます。

なぜ「通信制高校=人生終わり」というイメージがあるのか

全日制が「当たり前」だった時代の名残

通信制高校の制度は1948年に始まりましたが、当初は働きながら学ぶ勤労青年のための教育機関でした。「高校=毎日通学するもの」という前提の中では、通信制は例外的な存在に見えたのも無理はありません。

しかし社会は変わりました。オンラインで学ぶこと、働き方や学び方を自分で設計することは、大人の世界ではすでに当たり前です。高校教育だけが「全員が同じ時間に同じ教室にいること」を前提とし続ける理由はなく、通信制の拡大はその変化の表れといえます。

卒業率・進路未定率の数字が独り歩きしている

かつての通信制高校は、卒業後の進路が決まっていない「進路未定率」の高さが指摘されていました。しかしこの数字も改善が続いており、2023年度には28.2%と、10年前(41.5%)から13ポイント以上改善しています。進学率の上昇と進路未定率の低下がセットで起きているのは、通信制高校の進路サポートが年々手厚くなっていることの表れです。

もうひとつ知っておきたいのは、数字の「分母」の問題です。通信制には、病気療養中の生徒や、いったん社会に出てから学び直す生徒も含まれます。全日制と同じ物差しで比較すること自体に無理があるのです。

大学や企業からの「見られ方」は変わってきている

「通信制卒だと大学受験や就職で不利になるのでは」という心配もよく聞きます。まず大学受験について。通信制高校の卒業資格は全日制と同じ「高等学校卒業」であり、出願資格に一切の差はありません。 卒業証書にも「通信制」とは書かれません。入試の合否は当日の学力や提出書類で決まるため、「通信制だから落とされる」ということは制度上ありえません。

就職についても同様です。履歴書に書くのは「○○高等学校 卒業」であり、全日制か通信制かの記載義務はありません。面接で問われた場合も、「自分のペースで学びながら○○に取り組むために選んだ」と前向きに説明できれば、むしろ主体性のアピールになります。

通信制高校から大学に進学できるのか

進学実績は年々伸びている

繰り返しになりますが、通信制高校卒業生の大学進学率は26.5%(2023年度)で過去最高です。私立通信制に限れば27.7%と、さらに高くなります。近年はN高等学校・S高等学校をはじめ、東大・京大・早慶などの難関大学への合格者を毎年輩出する通信制高校も出てきています。「通信制からは大学に行けない」というのは、すでに過去の話です。

進学ルートは3つある

通信制高校からの大学進学には、大きく3つのルートがあります。

  1. 総合型選抜(旧AO入試) ― 活動実績・志望理由・面接で評価される入試。通信制は授業時間の拘束が少ないぶん、探究活動・課外活動・資格取得などに時間を使えるため、総合型選抜と非常に相性が良いのが特徴です。
  2. 学校推薦型選抜 ― 指定校推薦の枠を持つ通信制高校も増えています。評定平均を計画的に積み上げられる通信制の学習スタイルは、推薦狙いにも向いています。
  3. 一般選抜 ― 通学時間ゼロで受験勉強に集中できる環境は、一般受験でも大きな武器です。予備校や映像授業と組み合わせて、全日制の進学校と同等以上の学習時間を確保する生徒もいます。

ただし、進学サポートの手厚さは学校によって大きく異なります。大学進学を視野に入れるなら、大学進学実績・受験対策コースの有無・指定校推薦枠を必ず確認しましょう。

進学で注意したいのは「入学後」

通信制からの大学進学で本当に気をつけたいのは、合格そのものより入学後の生活リズムです。毎日通学する生活に久しぶりに戻る場合、最初の数か月で息切れしないよう、在学中から週数日の通学コースで慣らしておく、朝型の生活を作っておくといった準備が有効です。

通信制高校から就職はできるのか

就職で不利になるケース・ならないケース

高卒での就職において、通信制であることが直接不利に働くケースはほとんどありません。企業が見るのは「高卒資格があるか」「働く意欲と基礎的な力があるか」です。

注意したいのは学歴そのものよりも、在学中に何をしていたかを説明できない状態のほうです。逆に言えば、次のような材料があれば、全日制卒と同じ土俵で戦えます。

  • アルバイトや長期インターンの経験
  • 資格取得(簿記、ITパスポート、危険物取扱者など)
  • 学校行事や生徒会、部活動への参加
  • 自主的に続けてきた活動(創作、プログラミング、スポーツなど)

通信制の自由な時間は、こうした「語れる経験」を作るための時間でもあります。

履歴書の書き方と面接での答え方

履歴書の学歴欄には「○○高等学校 普通科 卒業」と書けば足ります。課程(通信制・定時制・全日制)まで書く義務はありません。

面接で「なぜ通信制に?」と聞かれたら、隠したりごまかしたりする必要はありません。「体調を崩した時期があったが、環境を変えて立て直し、卒業まで続けられた」という説明は、困難への対処能力の証明として受け取る面接官も多いものです。選んだ理由と、そこで得たものをセットで答えるのがコツです。

後悔しない通信制高校の選び方 3つのポイント

「人生終わり」になるかどうかの分かれ目は、通信制高校に行くこと自体ではなく、自分に合った学校を選べるかどうかです。最低限、次の3点は比較してください。

  1. 卒業までのサポート体制 ― レポート指導や個別面談の頻度、担任制の有無。卒業率を公表している学校は信頼しやすい指標になります。自学自習が苦手な場合は、サポート校の併用も選択肢です。
  2. 進路サポート ― 大学進学実績、指定校推薦枠、就職支援の内容。目指す進路に合った実績があるかを確認しましょう。パンフレットの「進学実績」は過年度合計の場合があるので、年度あたりの人数も見るのがポイントです。
  3. 学費と通学スタイル ― 就学支援金を使った実質負担額と、スクーリング(通学)日数が生活に合うか。無理のない通学頻度は卒業率に直結します。

当サイトの通信制高校ランキングでは、卒業率・学費・進学実績を軸に主要校を比較しています。学費の安い通信制高校の一覧もあわせて参考にしてください。

よくある質問(FAQ)

Q. 通信制高校の卒業は「高卒」になりますか?
A. なります。全日制・定時制と同じ高等学校卒業資格で、卒業証書や履歴書に「通信制」と記載する義務もありません。

Q. 通信制高校から就職できないというのは本当ですか?
A. 事実ではありません。就職率は全日制と大きな差がなく、企業側が課程の違いを理由に不採用にすることは通常ありません。在学中の経験を語れるように準備することのほうが重要です。

Q. 一度不登校になった場合でも大学に行けますか?
A. 行けます。通信制高校で単位を取り直し、総合型選抜や一般選抜で大学に進学する例は年々増えています。不登校の経験自体が受験で不利に扱われることはありません。

Q. 通信制高校は友達ができないと聞きますが?
A. 学校によります。週数日の通学コースや行事・部活動のある学校を選べば、交流の機会は十分にあります。逆に人間関係に疲れて通信制を選ぶ場合は、通学頻度の低いコースで距離感を自分で調整できます。

「人生終わり」になる人・ならない人の違いは何か

ここまでデータを見てきましたが、正直に書くと、通信制高校での3年間を「もったいない時間」にしてしまう人がいるのも事実です。ただしその分かれ目は、通信制を選んだことではありません。違いを生むのは次の3つです。

違い1:生活リズムを手放すかどうか

通信制の最大の自由は時間の自由ですが、これは諸刃の剣です。昼夜逆転が数か月続くと、レポート提出が滞り、単位を落とし、卒業が遠のく悪循環に入りやすくなります。逆に、「午前中は勉強、午後は自分の活動」のようなゆるい枠だけでも維持できれば、全日制より密度の高い3年間になります。起床時間だけ固定する、週1日は必ず外に出る予定を入れる、といった小さなルールで十分です。

違い2:レポートを溜めるかどうか

通信制の単位認定は、レポート提出・スクーリング・テストの3点セットです。このうち挫折の原因のほぼすべてがレポートの溜め込みです。月ごとの提出計画を立てる、学校の担任やサポート校に進捗を見てもらうなど、「一人で管理しない仕組み」を最初に作った生徒ほど安定して卒業しています。自己管理に自信がなければ、担任制やコーチング型のサポートがある学校を選ぶこと自体が対策になります。

違い3:卒業後の目標をいつ決めるか

「とりあえず高卒資格だけ取る」でも構いませんが、進学・就職のどちらに進むかを2年生のうちにぼんやりとでも決めている生徒は、3年生で総合型選抜の準備や就職活動にスムーズに入れます。決められない場合こそ、学校の進路面談やオープンキャンパスを早めに活用してください。目標が決まると、自由な時間は一気に「武器」に変わります。

まとめ:進路は「学校の形態」ではなく「過ごし方」で決まる

  • 通信制高校の生徒数は29万人超。高校生の11人に1人が選ぶ一般的な進路
  • 大学進学率は26.5%で過去最高。専門学校進学率を初めて上回った
  • 卒業資格は全日制と同じ。大学受験・就職で制度上の不利はない
  • 就職・進学の鍵は「在学中に何をしたか」。自由な時間は武器になる
  • 大切なのは、サポート体制と進路実績を見て自分に合う学校を選ぶこと

「通信制高校に行ったら人生終わり」という言葉に、データの裏付けはありません。不安なのは当然ですが、その不安は情報で小さくできます。まずは気になる学校の資料を取り寄せて、実際のサポート内容を比べるところから始めてみてください。

(出典:文部科学省「学校基本調査」、リクルート進学総研「高校の通信制課程 その現状と卒業生の進路変化」)

高校中退したらどうなる?中退前に考えるべきこと・中退後の4つの進路

高校中退は年間約4万5,000人。珍しいことではない

文部科学省の調査(2025年10月公表)によると、高校の中途退学者は年間44,571人(中退率1.4%)です。おおむね70人に1人、つまりどの学校にも中退を選ぶ人がいる計算で、決して特殊な出来事ではありません。

大切なのは、中退そのものの是非より、「中退の前に選択肢を知っているか」と「中退後の進路を決めているか」です。この記事は、その2点を整理するためのガイドです。

中退を決める前に確認したい3つのこと

1. 「学校を辞めたい」のか「この学校を辞めたい」のか

つらさの原因が人間関係・校風・通学など「今の学校固有」のものなら、辞めるのではなく環境を変える(転校する)ことで解決する場合が多くあります。学び自体が嫌なわけではないなら、まず転校を検討してください。

2. 退学届は転校先が決まってから

在籍したまま移る「転入」なら、修得単位と在籍期間を引き継いで同級生と同じ年の卒業も狙えます。退学してからの「編入」は空白期間が生じ、卒業が遅れがちです。詳しくは高校の転校・転入の仕組みへ。

3. 留年・単位の状況を数字で把握する

「留年しそうだから辞める」という判断の前に、留年の条件と回避方法を確認してください。救済措置や転入で解決できるケースが少なくありません。

それでも中退する場合:知っておくべき現実

高校を中退すると、最終学歴は「中卒」になります(高校在籍歴は学歴になりません。詳細は中退後の最終学歴の扱い)。中卒の求人はアルバイトを含めて限られ、生涯収入・職種選択の面で不利が生じやすいのが現実です。中退のデメリットの詳細は高校中退のデメリットにまとめています。

ただし、これは「中退したら終わり」という意味ではありません。次の4つの進路で高卒資格(相当)を取り直す道が開いています。

中退後の4つの進路

進路1:通信制高校に編入する(最も選ばれている道)

中退前に修得した単位があれば引き継げます。入学は年間を通じて可能で、自分のペースで高卒資格を目指せます。中退経験者の受け入れに慣れた学校が多く、再スタート先として最有力です。

進路2:定時制高校に編入する

毎日通う枠組みで生活リズムを立て直したい人に向きます。定時制高校の仕組みを参考にしてください。

進路3:高卒認定試験(高認)を受ける

高校に入り直さず、試験合格で「高卒と同等の学力」を証明する方法です。大学・専門学校の受験資格は得られますが、最終学歴は高卒にはならない(大学等を卒業すればその学歴になる)点に注意が必要です。進学の意思が明確な人向けの選択肢です。

進路4:働く(中卒就職)

すぐに働く道もあります。ただし前述の通り選択肢は狭くなるため、働きながら通信制や高認で高卒資格を並行取得するプランを強くおすすめします。通信制は働きながら学ぶ生徒を多数受け入れています。

保護者の方へ

子どもが「高校を辞めたい」と言ったとき、頭ごなしの反対は本人を追い詰め、かえって突発的な退学につながりがちです。まず理由を聞き、「辞める/続ける」の二択ではなく「転校」「休学」も含めた選択肢を一緒に並べてください。対応の詳細は子どもが高校を辞めたいと言ったらへ。

よくある質問(FAQ)

Q. 中退してから時間が経っていても編入できますか?
A. できます。通信制高校は年齢を問わず受け入れており、20代以降の編入も珍しくありません。

Q. 中退した高校の単位は使えますか?
A. 年度途中の中退では単位が認定されていない場合があります。成績・単位修得証明書を取り寄せて、編入先に判断してもらいましょう。

Q. 高認と通信制、どちらがいいですか?
A. 大学進学だけが目的なら高認、最終学歴として「高卒」が欲しいなら通信制です。迷う場合は両方に対応できる通信制をおすすめします。

まとめ

  • 高校中退は年間約4万5,000人。ただし「辞める前に転入」を検討する価値が大きい
  • 退学届は転校先を決めてから。転入なら単位・在籍期間を引き継げる
  • 中退後も、通信制・定時制・高認・就職の4ルートで道は続いている
  • 最終学歴を高卒にしたいなら、通信制高校への編入が最有力

再スタート先を探すなら、編入を随時受け入れている学校を都道府県別一覧で確認してみてください。

通信制高校に部活はある?部活動の実態・種類・甲子園出場まで解説

通信制高校にも部活はある

「通信制高校は通学日数が少ないから、部活はないのでは?」と思われがちですが、部活動のある通信制高校は数多くあります。 運動部・文化部に加えて、eスポーツ部のような通信制ならではの部活を持つ学校もあり、部活を目当てに通信制を選ぶ生徒もいるほどです。

ただし、全日制のように「全校に部活があり、毎日活動する」のが標準ではありません。学校・キャンパスによって、部活の有無・種類・活動頻度は大きく異なります。この記事では、通信制の部活のリアルな実態と、部活を重視する場合の学校選びを解説します。

通信制高校の部活動の実態

活動頻度は「週1~数回」が中心

通信制の部活は、登校日に合わせて週1~数回活動するスタイルが一般的です。毎日の練習が前提の全日制運動部と比べるとゆるやかで、「久しぶりに体を動かしたい」「同じ趣味の仲間がほしい」という生徒にも参加しやすいのが特徴です。一方で、強化部として本格的に活動するクラブを持つ学校もあり、温度感の幅は広めです。

キャンパスによって有無・種類が変わる

同じ学校でも、キャンパスの規模によって部活の充実度は異なります。大規模キャンパスには複数の部がある一方、小規模な学習センターでは同好会程度、ということも珍しくありません。「学校として部活があるか」ではなく「自分が通うキャンパスに何があるか」を確認するのが鉄則です。

オンライン部活という選択肢

ネットコース中心の通信制高校では、eスポーツ・プログラミング・イラスト・文芸など、オンラインで完結する部活・サークル活動が発達しています。自宅から参加できるため、通学に不安がある生徒でも仲間づくりの入口になります。

どんな部活があるのか

運動部

サッカー、野球、バスケットボール、バドミントン、卓球、ダンス、陸上など。学校によっては全国レベルの強化部を持ち、スポーツ推薦に近い形で入学する生徒もいます。

文化部

軽音楽、美術・イラスト、写真、書道、料理、ボランティアなど。登校日の楽しみとして参加のハードルが低く、友人づくりのきっかけとして機能しています。

eスポーツ部・専門系

通信制高校の部活で近年最も勢いがあるのがeスポーツです。全国大会を目指す本格的な部から、放課後に集まって楽しむ部まで幅広く、専用のゲーミングルームを備えるキャンパスもあります。声優・アニメ・プログラミングなど、専門コースと連動したクラブ活動を持つ学校もあります。

通信制高校から甲子園・インターハイは目指せる?

目指せます。 通信制高校も高野連・高体連に加盟していれば、甲子園(全国高等学校野球選手権)やインターハイの予選に出場できます。実際に、通信制高校の野球部が地方大会で強豪校と互角に戦う例や、全国大会に出場する例も出てきています。

通信制は練習時間を柔軟に設計できるため、「授業は午前で終え、午後はみっちり練習」という全日制以上の練習環境を作れる学校もあります。クラブチームや個人競技(テニス・ゴルフ・フィギュアスケートなど)で活動するアスリートが、遠征と学業を両立するために通信制を選ぶケースも増えています。詳しくは通信制高校と甲子園の記事もご覧ください。

部活を重視する場合の学校選び3つのポイント

  1. 通うキャンパスの部活一覧を確認する ― パンフレットの部活紹介が「本校のみ」の場合があります。自分が通う予定のキャンパスで活動しているかを個別相談で確認しましょう。
  2. 活動頻度と温度感を聞く ― 週何回か、大会出場を目指すのか楽しむ雰囲気なのか。見学や体験入部ができる学校もあります。
  3. 登校コースとの組み合わせを設計する ― 部活の活動日と自分の登校日が合わないと参加できません。週3日以上の通学コースだと選択肢が広がります。

部活の充実度は学校の規模や方針によって差が大きいため、通信制高校ランキング都道府県別一覧で候補を絞ったうえで、個別に確認するのが確実です。

よくある質問(FAQ)

Q. 部活だけのために登校日を増やせますか?
A. 多くの学校で可能です。登校コースの変更や、部活動日のみの登校を認める学校もあります。入学前に運用を確認してください。

Q. 途中入部・初心者でも入れますか?
A. 通信制の部活は転入生や初心者の参加を前提にしている場合がほとんどです。時期を気にせず相談してみてください。

Q. 部活がない学校に入ってしまったら?
A. 同好会の立ち上げを支援する学校や、地域のクラブチーム・習い事で代替する方法があります。学校外の活動も、総合型選抜では十分な実績になります。

まとめ

  • 通信制高校にも部活はあり、eスポーツなど通信制ならではの部も盛ん
  • 活動は週1~数回が中心。キャンパスごとに有無・種類が異なる
  • 高野連・高体連加盟校なら甲子園・インターハイも目指せる
  • 確認すべきは「自分の通うキャンパスに、参加できる曜日で、望む温度感の部があるか」

部活も学校生活の大切な要素です。気になる学校が見つかったら、資料請求と合わせて部活動の実施状況を問い合わせてみてください。

通信制高校の選び方|失敗しない5つの比較軸とタイプ別おすすめの探し方

通信制高校選びで最初に決めるべきこと

全国の通信制高校は300校近くあり、コースまで含めると選択肢は膨大です。パンフレットを何冊集めても決められないのは、比較軸が定まっていないからです。最初に決めるべきはただ一つ、「何のために通信制を選ぶのか」という目的です。

  • 不登校から生活を立て直しながら高卒資格を取りたい
  • 大学進学に集中したい
  • 学費をできるだけ抑えたい
  • スポーツ・芸能・仕事など、やりたいことと両立したい

目的が決まれば、見るべき項目と捨ててよい項目がはっきりします。以下の5つの比較軸を、目的に応じた優先順位で使ってください。

失敗しない5つの比較軸

軸1:卒業までのサポート体制

通信制で最も多い失敗は「入ったが卒業できない」です。自学自習が基本の通信制では、レポート管理と学習フォローの仕組みが卒業率を左右します。

  • 担任制の有無、面談の頻度
  • レポートの進捗管理をしてくれるか
  • 卒業率を数字で公表しているか(公表している学校は信頼しやすい)

自己管理に不安がある場合は、サポート体制の厚い学校か、サポート校の併用を検討しましょう。

軸2:学費(就学支援金適用後の実質負担)

学費は公立で年間数万円、私立で25万~80万円程度、進学コースやサポート校を組み合わせると100万円前後まで幅があります。比較のポイントは、パンフレットの表面金額ではなく就学支援金適用後の実質負担額で並べることです。同じ「授業料」でも単位あたりの単価と履修単位数で総額が変わるため、3年間の総額見積もりを各校に出してもらうのが確実です。詳細は学費の安い通信制高校一覧を参考にしてください。

軸3:通学スタイルとスクーリング

通学頻度は「年数日の集中スクーリングのみ」から「週5日通学」まで学校・コースにより大きく異なります。確認すべきは次の3点です。

  • 自宅からスクーリング会場までの距離(本校が遠方で宿泊型の場合もあります)
  • 通学日数をあとから変更できるか(体調や状況の変化に対応できると安心です)
  • オンライン授業の充実度

「今は毎日通えないが、いずれ通いたい」という場合、コース変更の柔軟な学校を選ぶと将来の選択肢が残ります。

軸4:進路実績とコース

卒業後を見据えるなら、大学合格実績(直近年度・実人数)、指定校推薦枠、就職支援の実績を確認します。専門コース(美容・調理・IT・声優など)を持つ学校は、興味を深める場としては魅力的ですが、コースの内容がそのまま資格や進路に直結するとは限らないため、「そのコースの卒業生がどんな進路に進んだか」まで聞くのがポイントです。大学進学が目的なら通信制高校からの大学進学ガイドもご覧ください。

軸5:学校の雰囲気と生徒層

数字に表れない要素ですが、続けられるかどうかを最も左右するのが相性です。オープンキャンパスや個別相談で、次の点を自分の目で確かめてください。

  • 在校生の雰囲気(にぎやかか、静かか)
  • 校舎・キャンパスの設備
  • 先生との距離感

可能なら本人が2~3校を見比べること。1校だけ見て決めると比較の物差しができません。

目的別・選び方の優先順位

  • 不登校からの再スタート ― 軸1(サポート)>軸5(雰囲気)>軸3(通学)。カウンセラー常駐や少人数指導のある学校が候補。最初は通学日数の少ないコースで始め、慣れたら増やす設計が安全です。
  • 大学進学重視 ― 軸4(進路実績)>軸1>軸2。進学コースの中身と指定校枠を最優先で確認します。
  • 学費重視 ― 軸2>軸1。公立通信制は最安ですが自学自習の比重が大きいため、卒業サポートとのバランスで判断を。
  • 活動との両立(スポーツ・芸能・仕事) ― 軸3(通学の柔軟さ)>軸1。スクーリング日程の融通と、オンライン対応の範囲を確認します。

資料請求から入学までの5ステップ

  1. 候補を5~10校リストアップ ― 通える範囲+目的に合うコースで絞ります。都道府県別一覧が便利です。
  2. 一括で資料請求して横並び比較 ― 学費・通学スタイル・実績を一覧表にすると差が見えます。
  3. 2~3校に絞って見学・個別相談 ― 本人の直感を大切に。質問リスト(卒業率・3年間総額・コース変更可否)を持参しましょう。
  4. 出願・面接 ― 通信制の入試は書類と面接が中心で、学力で落とす試験はまれです。面接は「なぜこの学校か」を素直に話せれば十分です。
  5. 入学・履修計画の作成 ― 入学後最初の履修計画を先生と一緒に立て、無理のないペースでスタートします。

よくある質問(FAQ)

Q. 偏差値で選ばなくていいのですか?
A. 通信制高校には基本的に入試の偏差値がありません。選ぶ基準は偏差値ではなく、本記事の5軸(サポート・学費・通学・進路・雰囲気)です。

Q. 転入の場合も選び方は同じですか?
A. 基本は同じですが、「単位の引き継ぎ条件」と「転入可能時期」の確認が加わります。卒業時期を同級生と揃えたい場合は、履修ペースの相談を最初にしてください。

Q. 公立と私立はどちらがいいですか?
A. 学費最優先なら公立、サポートや通学の選択肢を重視するなら私立が向く傾向です。自学自習への自信の有無で判断するとよいでしょう。

まとめ

  • 最初に決めるのは学校ではなく「目的」。目的が比較軸の優先順位を決める
  • 5つの軸:卒業サポート・実質学費・通学スタイル・進路実績・雰囲気
  • 数字(卒業率・直近の進学実績・3年間総額)で比べ、雰囲気は必ず現地で確かめる
  • 資料の横並び比較→2~3校見学→出願、の順で進めれば失敗しにくい

まずは候補校の情報を集めるところからです。通信制高校ランキング都道府県別一覧で、条件に合う学校をリストアップしてみてください。

通信制高校から大学進学はできる?進学率データ・3つの受験ルート・学校選びのポイント

通信制高校から大学進学はできる。データが示す事実

結論から言うと、通信制高校から大学進学は十分可能です。 それも「頑張れば例外的にできる」レベルではなく、今や卒業生の主要な進路になっています。

文部科学省「学校基本調査」によると、2023年度の通信制高校卒業生の大学進学率は26.5%と過去最高を記録し、長年トップだった専門学校進学率(24.4%)を初めて上回りました。大学・専門学校等を合わせた進学率は51.7%で、卒業生の半数以上が進学しています。10年前の大学進学率は13%台でしたから、およそ2倍に伸びた計算です。

背景には、進学サポートに力を入れる通信制高校の増加と、受験制度側の変化(総合型選抜・学校推薦型選抜の拡大)があります。近年は難関国公立・早慶上理への合格者を毎年出す通信制高校もあり、「通信制からは大学に行けない」は完全に過去の認識です。

通信制高校は大学受験で不利なのか

出願・合否の場面で不利はない

大学入試の出願資格は「高等学校卒業(見込み)」で、全日制・定時制・通信制の区別はありません。調査書(内申書)も通信制高校から正式に発行され、様式は共通です。「通信制だから」という理由で合否に差がつくことは制度上ありえません。

むしろ有利に働く3つの条件

  1. 可処分時間が圧倒的に多い ― 通学と学校行事に費やす時間が少ないぶん、受験勉強に充てられる時間は全日制の比ではありません。1日8時間以上の学習時間を安定確保できるのは通信制ならではです。
  2. 総合型選抜と相性が良い ― 自由な時間で積んだ探究活動・課外活動・資格・作品制作は、総合型選抜の評価材料に直結します。
  3. 評定平均を設計しやすい ― 通信制のレポートとテストは計画的に取り組めば高評定を維持しやすく、学校推薦型選抜(公募・指定校)を狙う土台になります。

注意すべき2つの落とし穴

一方で、通信制からの受験には固有の注意点もあります。

  • 強制力がない ― 授業も小テストも受験勉強を「強制」してくれません。自走できる仕組み(予備校・映像授業・進学コース)を自分で用意する必要があります。
  • 受験情報が自動では入ってこない ― 全日制進学校のような進路指導の同調圧力がないため、模試の申し込みや出願スケジュールの管理を自分(と学校の進路担当)で回す意識が必要です。

大学進学の3つのルートと戦い方

ルート1:総合型選抜(旧AO入試)

書類・面接・小論文などで「何をしてきたか・何をしたいか」を評価する入試です。通信制の生徒は、時間を使って積み上げた活動実績をそのまま武器にできます。ポイントは高1~高2のうちに「語れる活動」を始めておくこと。ボランティア、プログラミング、創作、地域活動、長期のアルバイトでも構いません。

ルート2:学校推薦型選抜(指定校・公募)

指定校推薦の枠を持つ通信制高校は年々増えています。評定平均が基準になるため、入学直後からレポートとテストを丁寧に積むことがそのまま受験対策になります。志望校が決まっている場合は、入学前に「その大学の指定校枠があるか」を学校に確認しておくと確実です。

ルート3:一般選抜

学力勝負のルートです。通信制のカリキュラムだけでは受験レベルに届かない科目が出るため、予備校・映像授業・市販教材での上積みが前提になります。逆に言えば、通学時間ゼロの環境で予備校学習に全振りできるため、「通信制+予備校」は浪人生に近い集中環境を現役で作れる組み合わせです。

進学に強い通信制高校の選び方

大学進学を前提にするなら、学校選びの段階で次の4点を確認してください。

  1. 年度ごとの大学合格実績 ― パンフレットの実績が「過年度累計」でないか、直近年度の人数を確認する
  2. 進学コース・受験対策の中身 ― 映像授業の提供、個別指導、小論文・面接対策の有無
  3. 指定校推薦枠 ― 志望大学・志望系統の枠があるか
  4. 進路指導の体制 ― 模試の案内、出願管理、面談頻度など「情報が届く仕組み」があるか

進学サポートが手厚い学校は学費も高くなる傾向があるため、学費一覧と合わせて総額で比較するのがおすすめです。サポート校の受験指導を組み合わせる方法もあります(詳しくはサポート校とは)。

進学後につまずかないための準備

通信制からの大学進学で意外と重要なのが、合格後の準備です。毎日通学する生活に久しぶりに戻ると、最初の学期で息切れするケースがあります。在学中から週数日の通学コースやスクーリングで外に出るリズムを作っておく、朝型の生活に寄せておく、といった助走が、大学生活の定着率を大きく左右します。

よくある質問(FAQ)

Q. 通信制高校の評定は大学に低く見られませんか?
A. 調査書の評定は課程に関係なく同じ様式・同じ扱いです。「通信制の評定だから割り引く」という運用は一般入試・推薦入試ともにありません。

Q. 不登校で内申が悪くても大学に行けますか?
A. 行けます。大学受験で使われるのは高校の調査書であり、中学の内申は関係ありません。通信制高校で評定を積み直せば、推薦系の入試も狙えます。

Q. 通信制から国公立大学は狙えますか?
A. 狙えます。共通テスト対策は独学+予備校・映像授業での補強が前提になりますが、合格者は毎年出ています。学校の進学実績で国公立の合格例があるかを確認しましょう。

Q. 大学進学率26.5%は低くないですか?
A. 通信制には働きながら学ぶ人や進学を目的としない人も多く在籍しているため、母数の性質が全日制と異なります。「進学したい人が進学できるか」という観点では、進学コース在籍者の実績を見るのが正確です。

まとめ

  • 通信制高校の大学進学率は26.5%で過去最高。専門学校を初めて上回った
  • 出願・合否で通信制が不利になる制度は存在しない
  • 時間の自由は総合型選抜・一般選抜の両方で武器になる
  • 鍵は「自走できる仕組み」と「情報が届く体制」を学校選びの段階で確保すること

大学進学を見据えた学校選びを始めるなら、進学実績・学費・サポート体制を横並びで比較できる通信制高校ランキングからどうぞ。

高校で留年しそう・してしまったら|条件・回避方法・留年以外の3つの選択肢

高校の留年はどう決まる?2つの条件

高校の留年(原級留置)が決まる条件は、大きく分けて2つです。

  1. 出席日数の不足 ― 多くの全日制高校では、各科目の授業時数の3分の1(学校により4分の1)を超えて欠席すると、その科目の単位が認定されません。
  2. 成績不振による単位不足 ― 定期テストの点数や提出物の評価が基準に達せず、必要な単位を落とした場合です。

中学までと違い、高校は義務教育ではないため、条件を満たさなければ自動的には進級できません。 ただし、実際には「即留年」となることはまれで、ほとんどの学校が救済のステップを用意しています。

「学年制」と「単位制」で留年の仕組みが違う

  • 学年制(全日制の多く) ― 学年ごとに決められた科目をまとめて履修する方式。1科目でも落とすと学年ごと留年になる学校が多く、留年するとすでに合格した科目も含めて1年間やり直しになります。
  • 単位制(通信制・定時制の多くと一部の全日制) ― 学年の区切りがなく、卒業までに74単位以上を積み上げる方式。落とした科目だけ翌年度に再履修すればよいため、そもそも「留年」という概念がありません。

この違いは後述する「留年以外の選択肢」に直結するので、覚えておいてください。

留年しそうなときにまずやること

「このままだと留年」と言われた段階なら、まだ打てる手があります。

1. 担任に「あと何がどれだけ足りないか」を数字で確認する

科目ごとの欠席可能日数の残り、赤点科目と挽回条件を具体的に聞きます。学校は留年させたいわけではないので、補習・追試・課題提出などの救済措置を提示してくれるのが普通です。感情的にならず、事務的に「条件」を確認するのがコツです。

2. 救済措置は必ず受ける

追試や補習は、出席して提出すれば認定されるケースが大半です。ここで諦めて放置してしまうことが、実質的な留年の最大の原因です。体調や気持ちの問題で出席が難しい場合は、その事情も含めて早めに学校へ相談してください。

3. 欠席が続いている場合は原因への対処を並行する

欠席の背景に人間関係のつらさや体調不良がある場合、出席日数だけを無理に積んでも長続きしません。学校に行きたくないときの対処法も参考に、原因側のケアを並行しましょう。

留年が決まったら:3つの選択肢を比較する

救済措置でも間に合わず留年が確定的になった場合、選択肢は「留年して同じ学校に残る」だけではありません。

選択肢1:留年して今の学校でやり直す

同じ学校・同じ環境で1学年下の生徒と学び直します。部活動や学校生活に強い愛着がある場合には合理的な選択ですが、現実には心理的なハードルが高く、留年をきっかけに中退へ向かうケースが少なくありません。文部科学省の調査では、高校の中途退学者は年間約4万5,000人にのぼります。

選択肢2:他の全日制高校へ転校する

欠員募集と転入試験があれば可能ですが、募集時期・定員が限られ、成績不振や欠席過多が理由の場合は受け入れ側の判断も厳しくなりがちです。現実的な難易度は高めです。

選択肢3:通信制高校へ転入する(単位を引き継いで同学年卒業も可能)

単位制の通信制高校へ転入すると、すでに修得した単位と在籍期間をそのまま引き継げます。 留年が確定した時点でも、それまでに取れている単位は無駄になりません。転入後のペース次第では、同級生と同じ年の3月に卒業することも可能です。

「留年するくらいなら通信制へ」という転入は年々一般的になっており、通信制高校側も年間を通じて転入生を受け入れています。学年をやり直す心理的負担なしに高卒資格へ最短で向かえるのが、この選択肢の最大の利点です。

留年・転入後の進路は不利になる?

「留年したら(通信制に移ったら)大学受験や就職で終わりでは」という不安に対しては、データで答えられます。

  • 大学受験の出願資格は「高卒(見込み)」であり、留年歴や課程の別で差はつきません。浪人と同様、1年の遅れが合否に直接影響することもありません。
  • 通信制高校卒業生の大学進学率は26.5%(2023年度・学校基本調査)で過去最高。専門学校を合わせると半数以上が進学しています。
  • 就職の履歴書に「留年」と書く欄はなく、卒業年次が1年ずれるだけです。面接で問われたら、立て直した経緯を語れるほうがむしろ強みになります。

詳しくは通信制高校で人生終わりは嘘|データで見る卒業後の進路をご覧ください。

よくある質問(FAQ)

Q. 欠席何日で留年になりますか?
A. 一般的な目安は各科目の授業時数の3分の1超の欠席ですが、基準は学校ごとに異なります。正確な残り日数は担任に確認してください。

Q. 赤点1つで留年になりますか?
A. 通常は追試・補習などの救済措置があり、赤点1つで即留年となる学校はまれです。救済措置を放置しないことが重要です。

Q. 留年が決まってから通信制に移っても間に合いますか?
A. 間に合います。修得済み単位と在籍期間は引き継がれるため、転入時期とその後の履修ペースによっては同級生と同じ年に卒業できます。

Q. 高1で単位をほとんど取れていない場合は?
A. 引き継げる単位が少なくても、通信制は自分のペースで履修を積み増せます。3年間での卒業を目指すプランを学校側と組めるので、まず相談してみてください。

まとめ

  • 留年の条件は「出席日数不足」と「単位不足」の2つ。ただし救済措置が先にある
  • 留年しそうな段階なら、担任への数字の確認と救済措置の完走が最優先
  • 留年確定後の選択肢は「残る」「全日制へ転校」「通信制へ転入」の3つ
  • 通信制への転入なら単位と在籍期間を引き継ぎ、同学年卒業も狙える
  • 留年・転入が受験や就職の障害になることは制度上ない

留年の通告はショックですが、人生の行き止まりではなく分岐点です。単位を引き継げる転入先を知りたい方は、都道府県別の通信制高校一覧から通える学校を確認してみてください。

学校に行きたくないのは甘えじゃない|原因別の対処法と「休む・話す・変える」3つの選択肢

「学校に行きたくない」と感じるのは甘えではない

朝、制服に着替えようとすると体が動かない。日曜の夜になるとお腹が痛くなる。理由はうまく言えないけれど、とにかく学校に行きたくない――。

もしあなたが今そう感じているなら、まず知っておいてほしいことがあります。「学校に行きたくない」と感じるのは、甘えでも、あなたが弱いからでもありません。

文部科学省の調査(2025年10月公表)によると、2024年度に不登校だった小中学生は35万3,970人と12年連続で過去最多を更新しました。高校生も約6万8,000人にのぼります。中学校では1クラスに2人はいる計算で、「学校に行きたくない」と感じる子は、あなたの想像よりずっと多いのです。

しかも、この数字は「年間30日以上欠席した人」だけを数えたものです。行きたくない気持ちを抱えながらなんとか通っている人、月に数日休みながらしのいでいる人まで含めれば、その数は何倍にもなるでしょう。あなたは決して一人ではありません。

国の姿勢も変わっています。文部科学省は2019年の通知で「学校に登校するという結果のみを目標にするのではなく、児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて、社会的に自立することを目指す」という方針を明確にしました。学校に行くことそのものより、あなたが心と体を守りながら自分の道を進めることのほうが、ずっと大切だと国が認めているのです。

不登校の現状データについて詳しくは、不登校の人数と推移でも解説しています。

学校に行きたくない主な理由と対処法【原因別】

行きたくない理由は人それぞれで、複数が重なっていることも珍しくありません。代表的な4パターン別に、今できることを紹介します。自分がどれに近いか、眺めるだけでも気持ちの整理になります。

人間関係がつらい(いじめ・友人トラブル)

いじめや友人関係のこじれは、不登校のきっかけとして最も深刻なもののひとつです。大事なのは、我慢して通い続けないこと。 いじめは受けている側に非はありません。

  • 信頼できる大人(家族・担任以外の先生・スクールカウンセラー)に事実を伝える
  • 記録を残す(いつ・どこで・何をされたか。スマホのメモで十分です)
  • 学校に行かないという判断も、自分を守る正当な手段

「チクったらもっとひどくなるのでは」と不安になるかもしれませんが、一人で抱えている限り状況は変わりません。担任に言いづらい場合は、後述の外部相談窓口も使えます。

いじめではなくても、「グループ内での気疲れ」「教室の空気がしんどい」といった消耗も立派な理由です。人間関係のストレスは目に見えないぶん、本人にしかわかりません。

勉強についていけない

授業がわからない状態で毎日座り続けるのは、想像以上に消耗します。一度つまずいた単元は、さかのぼって学び直さない限り解消しません。逆に言えば、さかのぼりさえすれば必ず追いつけます。

  • 「どこからわからなくなったか」を特定する(教科書の目次を眺めるだけでも見えてきます)
  • 学校の授業と切り離して、自分のペースで戻れる教材(映像授業・個別指導)を使う
  • 「全教科できなくていい」と割り切り、まず1教科だけ立て直す

数学なら中1の正負の数、英語ならbe動詞まで戻ることになっても、恥ずかしいことではありません。戻る勇気のある人から順に、抜け出していきます。

朝起きられない・体調が悪い

「怠けているわけじゃないのに朝起きられない」「午前中は頭痛や腹痛がひどいのに、夕方になると元気になる」という場合、体の不調が背景にあることがあります。思春期には、自律神経の働きの乱れから朝に症状が強く出る起立性調節障害と呼ばれる状態も知られています。

ここで大切なのは、自己判断や気合いで解決しようとしないことです。まずは小児科や内科など医療機関に相談してください。 「夕方は元気」という様子から、周囲は「サボり」と誤解しがちですが、体の状態がわかるだけで、本人も家族も責める気持ちが減り、対応を考えやすくなります。

理由がわからない・なんとなくしんどい

実は「これといった原因が思い当たらないけれど行けない」というケースはとても多いです。文科省の調査でも、不登校の子どもの3割以上について「学校生活にやる気が出ない」という相談があったと報告されています。小さなストレスが積み重なって、心のエネルギーが切れかかっているサインかもしれません。

理由を無理に言語化する必要はありません。「理由を説明できないと休んではいけない」というルールはどこにもないのです。エネルギーが戻ってくれば、理由は後からわかることもありますし、わからないまま元気になることもあります。どちらでも構いません。

今すぐできる3つの選択肢

選択肢1:休む

限界まで我慢する前に、休んでください。欠席は逃げではなく、充電です。教育機会確保法という法律でも、不登校の子どもに休養が必要な場合があることが認められています。

休むと決めたら、できれば次の2つだけ意識してみてください。

  • 自分を責める時間を減らす ― 「休んでしまった」ではなく「今日は充電した」。言葉を変えるだけで消耗が減ります。
  • 昼夜逆転だけはゆるく防ぐ ― 完璧でなくて構いません。カーテンを開けて朝の光を浴びるだけでも、回復は早くなります。

数日休んで回復することもあれば、長い休みが必要なこともあります。どちらも間違いではありません。

選択肢2:誰かに話す

一人で抱え込むと、しんどさは膨らみます。家族に話しづらければ、外部の窓口があります。

  • 24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(文部科学省)
  • チャイルドライン:0120-99-7777(18歳まで/毎日16時~21時/チャットも可)
  • 学校のスクールカウンセラー、自治体の教育相談センター

「何を話せばいいかわからない」状態のままで大丈夫です。「学校に行きたくない」の一言から始めてください。話した内容で叱られたり、勝手に学校に連絡されたりすることを心配する必要はありません。まずは気持ちを聞いてもらう場所です。

選択肢3:環境を変えることを検討する

休んでも、話しても、「この学校に戻る」ことがどうしても難しい場合、環境そのものを変えるという選択肢があります。保健室登校や別室登校、教育支援センター(適応指導教室)やフリースクールの利用、クラス替えの相談、転校・通信制高校への転入など、道は一つではありません。詳しくは後述します。

なお、教育支援センターやフリースクール、自宅でのICT学習は、条件を満たせば在籍校の出席扱いになる制度があります。「学校に行かない=すべてが止まる」ではないことも、知っておいてください。

保護者の方へ:子どもが「行きたくない」と言ったときの対応

お子さんの「行きたくない」に直面したとき、保護者の対応次第で、その後の回復の速さは大きく変わります。

避けたい対応(NG)

  • 「甘えるな」「みんな我慢して行っている」と突き放す
  • 理由を問い詰める(本人も言語化できないことが多い)
  • 無理やり車に乗せて登校させる
  • きょうだいや他の子と比較する
  • 腫れ物に触るように話題を避け続ける(本人は「見捨てられた」と感じることがあります)

心がけたい対応(OK)

  • まず「話してくれてありがとう」と受け止める
  • 休むことを認め、家を安心できる場所にする
  • 原因探しより「これからどうしたいか」を一緒に考える
  • 生活リズムと食事だけ、ゆるく支える
  • 保護者自身も一人で抱えず、スクールカウンセラーや相談機関を頼る

登校刺激をいつ再開するか、勉強の遅れをどうするかは、お子さんのエネルギーが戻ってからで間に合います。順番は「安心→回復→次の一歩」です。焦る気持ちは当然ですが、この順番を飛ばすと回り道になりがちです。

対応の詳細は子どもが学校を辞めたいと言ったときの親の対応でも解説しています。

学校を変えるという選択肢:転校・通信制高校という道

「今の学校に行きたくない」ことと「学びたくない」ことは、まったく別の問題です。環境を変えたとたんに元気を取り戻す子は、実際にたくさんいます。

全日制からの転校・転入という道

高校生の場合、別の全日制高校への転校は欠員募集・転入試験・住所要件などの条件があり、簡単ではないのが実情です。一方、通信制高校への転入は年間を通じて受け入れている学校が多く、これまでに取得した単位も引き継げます。 前の学校の在籍期間も卒業要件に算入されるため、タイミングによっては同級生と同じ年に卒業することも可能です。

不登校経験者を受け入れている通信制高校

通信制高校は登校日数が少なく(学校によって年数日~週5日まで選択可能)、自分のペースで高卒資格を目指せます。不登校経験のある生徒の受け入れ実績が豊富で、カウンセラーが常駐する学校や、中学範囲の学び直しから始められる学校も多くあります。

実際に、通信制高校の生徒数は29万人を超え、高校生の11人に1人が選ぶ進路になっています。卒業生の半数以上が大学や専門学校に進学しており、「学校に行きたくない」の先に、学びをあきらめる以外の道がしっかり存在します。

中学生で「高校から環境を変えたい」と考えている場合も、通信制高校は新入学の選択肢になります。お住まいの地域の学校は都道府県別の通信制高校一覧から探せます。

よくある質問(FAQ)

Q. 学校を休むと内申点や出席日数が心配です。
A. 心配になるのは当然ですが、心身を壊してまで守る内申点はありません。また、教育支援センターやICT学習の出席扱い制度、通信制高校への進学・転入など、出席日数に左右されにくい進路も複数あります。選択肢があると知るだけで、気持ちは軽くなります。

Q. 何日くらい休んだら「不登校」になりますか?
A. 統計上の定義は年間30日以上の欠席ですが、日数を気にする必要はありません。大切なのはラベルではなく、あなたの回復です。

Q. 親に「行きたくない」と言い出せません。
A. 口で言いにくければ、メモやLINEで伝える方法もあります。それも難しければ、まず外部の相談窓口(チャイルドラインなど)で気持ちを整理してからでも遅くありません。

まとめ:学校は一つじゃない

  • 不登校の小中学生は35万人超。「行きたくない」はあなただけの問題ではない
  • 原因別の対処はあるが、理由を言語化できなくても休んでいい
  • 今すぐできるのは「休む」「話す」「環境を変えることを検討する」の3つ
  • 保護者はまず受け止めることから。順番は「安心→回復→次の一歩」
  • 今の学校に行けなくても、出席扱い制度・転校・通信制高校など学びを続ける道はある

今日、学校に行けなかったとしても、あなたの価値は1ミリも下がりません。心と体を休めながら、自分に合う場所をゆっくり探していきましょう。もし「別の学校で再スタートする」ことに少しでも興味が湧いたら、通信制高校の比較ページで、どんな学校があるのか眺めてみてください。

通信制高校の生徒はどんな人が多い?行く人はずるい?やばい?

通信制高校_生徒_サムネイル

最近は通信制高校の認知度も上がってきていますが、全体で見ると中学卒業後の進路は全日制の高等学校を選ぶ人が圧倒的に多いです。

そのため、通信制高校に行くのは「特別な事情を抱えている人」というイメージを持っている方が多いかもしれません。

また、「通信制高校に行きたい」と思っても、どういった生徒が通っているのか分からず不安という方もいるでしょう。

そこで当記事では通信制高校の生徒はどんな人が多いのか紹介しつつ、口コミにあるように通信制高校の生徒はやばい、ずるいのかも解説していますので参考にして下さい。

通信制高校の生徒はどんな人が多い?

早めに専門知識を身につけたい人

通信制高校_生徒_どんな人が多い?

通信制高校の中には、イラストやデザイン、美容師など専門コースを用意している学校があります。

たとえばヒューマンキャンパス高等学校ではメイク・美容やネイル、ファッション、プログラミングなど40以上の分野に特化した専門コースがありますし、通信制高校サポート校のトライ式高等学院では、現役で活躍するプロのマンガ家やイラスト作家、サッカー選手から授業が受けられます。

専門コースがある学校に通えば高校卒業を目指しながら専門職の知識を学んだり、学習内容によっては経験を積んだりできるので、早めに専門知識を身につけて社会で活躍したいと思っている人は通信制高校を選んでいます。

夢や目標がある人

通信制高校の専門コースでは、声優やタレント、ダンス、eスポーツなどの全日制には存在しないカリキュラムもあるので、夢や目標を叶えるために通信制高校に通っている人も多いです。

声優やタレントになりたい、eスポーツで活躍できるプロゲーマーになりたいなどの夢や目標がある場合、少し前までは専門学校に進学するのが一般的でした。

もちろん専門学校に通うという方法もいいのですが、認可校ではない専門学校の場合は最終学歴は中学校卒業になってしまいます。

また、高校を卒業してから専門学校に行くと、高校に通う3年分夢を叶えるまでに時間がかかってしまいます。

一方、多彩なジャンルの専門コースがある通信制高校なら高卒資格取得の学習をしながら専門的な授業も受けられるので、時間を無駄にすることなく夢や目標に近づくことが可能です。

全日制高校を中退した人

高校では学年制と単位制という二つの仕組みがあり、通信制高校の多くは単位制を採用しているので、全日制高校を中退した人が編入をした場合、それまでに修得した単位を引き継ぐことができます。

学年制は、1年で35単位時間の授業を受けたり課題を提出したりすることで履修となり、中間・期末試験で決められた点数以上の得点を取ることで単位修得となります。

そのため、年度途中で退学した場合は単位が取得できないので、学年制の学校に編入する場合は退学した学年からのスタートになってしまいます。

一方、単位制であれば、全日制高校在学中に修得した単位を引き継げるので、一から単位を修得する必要はありません。

また、卒業するには「3年以上在籍すること」も条件になりますが、以前通っていた高校の在籍期間が含まれるので、たとえば2年生の終わりに中退した人は、通信制高校に1年在籍すれば残りの単位を修得するだけで卒業できます。

つまり、中退をした場合は単位制を採用している高校に編入した方が早く卒業できるので、通信制高校には全日制高校を中退した人もたくさん通っているのです。

不登校の経験がある人

通信制高校には小中学校で不登校だった生徒も多く在籍しています。

これは、通信制高校の多くは自宅学習が中心であり、年間登校日数が30日以下という所が多い(中には1年で4日間、集中スクーリングするだけで良い学校もある)ので、学校に通えない人でも無理なく高校卒業ができるからです。

また、不登校の期間があると学習が遅れるので、それが原因でますまず学校に通いにくくなるケースも多いのですが、通信制高校は学習の個別指導を行なっていたり、少人数制を採用している学校が多いので勉強面はもちろん精神面も手厚くサポートしてもらえます。

中には不登校児童の相談窓口を開設していたり、メンタルケア専門のカウンセラーを常駐させている学校もあります。

このように不登校経験がある生徒を受け入れる体制が整っているので、安心して高校卒業を目指すことが可能です。

なにかに縛られず自分のペースで勉強したい人

通信制高校は毎日登校しなくても良いので、自分のペースで勉強したいという人も多く通っています。

全日制高校は登校時間も時間割も決まっています。つまり、学校が決めたスケジュールに縛られてしまうため、自分のペースで勉強を進めることはできません。

授業に関しても、個人が学習内容を理解しているいないに全体に合わせて進められていくので、苦手な科目などはついて行けなくなることもあります。

一方、通信制高校は自主学習が基本で時間割もありませんし、授業もオンラインや動画を使って行なわれることが多く、周りに合わせる必要がないため自分のペースで勉強したいという人に適しているのです。

発達障害や起立性調節障害など何らかの事情がある人

通信制高校には、集団授業を受けるのが困難な発達障害の方や、午前中に活動するのが難しい起立性調節障害の方も多数通っています。

これは通信制高校が通学日数やスタイルを自由に選ぶことができ、卒業条件の一つであるスクーリングへの参加も映像授業で代用できる学校もあるためです。

そのため、障害を持っている方でも問題なく卒業を目指せます。

全日制高校でも発達障害などなんらかの障害のある方を受け入れている学校はありますが、不特定多数の人間が周囲にいる中で約50分の授業を静かに聞いているのはかなりの苦痛です。

また、起立性調節障害の方が無理に朝から授業を受けると、負担がかかり症状が悪化する可能性があります。

通信制高校であれば自分で学習プログラムを組めますし、学習が進められなくても症状や理解度に合わせて個別にサポートをしてもらえるので安心して通うことが可能です

通信制高校の生徒はずるい?やばいって本当?

通信制高校_生徒_やばい_ずるい

毎日通学をしなくても良い、ほとんどの通信制高校では学力を判断する入学試験を行なわないなどの理由から、通信制高校の生徒に対して「ずるい」、通っている生徒は「やばい」と思っている方もいます。

しかし、通信制高校の生徒は本当に「楽して高校を卒業できるずるい人」「学力が低いやばい人」なのか、以下で解説していきます。

ずるいと思う人もいるが、ずるくない

通信制高校の生徒を「ずるい」と思う人はいますが、通っている人は特別ずるいことをしているわけではありません。

暑い日も寒い日も毎日通学をして、何時間も授業を受けなくてはいけない全日制高校の生徒からすれば登校日が少なく、自分で自由に勉強のスケジュール管理ができる通信制高校の生徒に対し「ずるい」と感じることもあるでしょう。

しかし、通学の必要がなく自由な時間に勉強ができるとしても、単位を取得しなければ卒業(もしくは高校卒業認定資格の取得)できないのは全日制高校と同じです。

時間が自由に使える反面、勉強のスケジュールを自分でしっかり組み立てて実践しなくてはいけないという大変さもあるので、ずるいんじゃないかと後ろめたい気持ちのある方は堂々と胸を張って通って下さい。

通信制高校は「ずるい」と思う人がいるくらいメリットが多い

上述したように通信制高校の生徒は決してずるくありません。

ただ「ずるい」と思う人が多いのは、そう思っても仕方がないぐらいメリットが多いからです。

【通信制高校のメリット】

  • 全日制高校よりも学費や諸費用が安い
  • 生徒一人ひとりへのサポートが手厚い
  • 自分の好きな時間、好きな場所で勉強が進められる
  • 全日制高校のような厳しい校則がない
  • 基本的に単位制なので留年することがない
  • eスポーツやアニメ、スポーツなど趣味の知識を学校で学べる

通信制高校は基本が自宅学習となるので、教材や制服、積立金などにやたらとお金がかかったり、時間や規則に縛られたりすることが少ないです。

登校があまりないので髪色は自由ですし、勉強を昼に起きてから始めたり、お菓子を食べながら進めたって誰にも怒られません。

結果を出して単位さえ取得すれば良いので自由度が非常に高く、また必要なときには教師から個別で学習の相談に乗ってもらったり、専属のカウンセラーのサポートが受けられます。

このように全日制高校にはないメリットがたくさんあることから、妬みに近い感情を抱いてしまい通信制高校の生徒=ずるいと言ってくる人もいるのです。

通信制高校はやばくもない

通信制高校の多くは学力を判断する入学試験を行ないませんので、偏差値もなく、学力が低い人でも面接や書類審査に合格すれば入学できます。

一般的に「学力が低い=不良や何らかの問題がある」というイメージがあるので、通信制高校はやばい人が多いと思う方も少なくありません。

しかし、いじめなど何かしらの理由で不登校になってしまった、病気や障害で授業が受けられなかった、スポーツに打ち込んでいて勉強をしていないなど、学力が低い理由は人によって違います。

もちろん中にはただ勉強が嫌い、サボっていたというだけの人もいるかもしれませんが、「やばい」人はほとんどいません。生徒の大半は通信制高校を選ぶ理由・事情があるだけです。

実際、文部科学省の調査でも非行経験を有する生徒の割合は一番少ないことが分かっています。

通信制高校在校生徒の実態等
狭域通信制高校 広域通信制高校
小・中学校及び前籍校における不登校経験がある生徒 48.9% 66.7%
外国とつながりがある(外国籍・日本語を母語としない)生徒 2.8% 2.4%
ひとり親家庭の生徒 26.9% 18.7%
非行経験(刑法犯罪等)を有する生徒 2.1% 4.1%
特別な支援を必要とする生徒 11.8% 3.0%
心療内科等に通院歴のある生徒 11.0% 4.8%

出典元:文部科学省 高等学校通信教育の現状について

通信制高校の生徒は、「高校を卒業したい」という意志を持って入学しているので、やばい人はほとんどいないといっても過言ではないでしょう。

学力検査や進学率の低さがやばいと思われる原因

通信制高校の生徒が「やばい」と思われるのは、前述した入学時の学力検査がないことや、進学率が低いことが原因だと考えられます。

全日制高校でも偏差値が最低ラインの学校は「非行経験があるやばい人が通う高校」というイメージが根付いていますし、実際に偏差値が低い高校は進学率も低いので通信制高校も同様のイメージを持たれてしまっているのかもしれません。

しかし、前述したように通信制高校の生徒の多くは全日制の学校に順応しづらい人、もしくは好きなことをするために自由な時間が欲しいという人です。

進学率に関しても全日制高校と比較すると少ないですが、平成30年度であれば通信制高校の大学進学率(※)は私立が19.1%で公立は11.2%となっています。

※文部科学省 高等学校通信教育の現状について参照

また、専修学校(専門課程)進学率は私立が23.3%、公立は11.7%となっており、通信制高校の中でも「トライ式高等学院」は大学進学率が68.5%になっているなど、一概に進学率が低いという事もないので、やばい人が行くところではないことが分かります。

通信制高校に通っている生徒は年々増加している

文部科学省では「高等学校の生徒数の推移について、近年、全日制・定時制課程の生徒数は全体として減少傾向にあるが、通信制課程の生徒数は全体として増加傾向にある。」という見解を示しており、実際下表にあるように通信制高校に通う生徒は年々増加しています。

通信制高校の生徒数の推移
公立通信制高校 私立通信制高校 生徒数合計
平成2年 97,271人 69,715人 166,986人
平成7年 97,330人 56,653人 153,983人
平成12年 107,854人 74,023人 181,877人
平成17年 93,770人 89,748人 183,518人
平成22年 86,843人 100,695人 187,538人
平成27年 66,702人 113,691人 180,393人
令和1年 56,373人 141,323人 197,696人

出典元:文部科学省 高等学校通信教育の現状について

平成2年と令和1年の生徒数を比較すると、公立通信制高校は減少傾向にありますが、私立通信制高校は約2倍になっています。

今はまだ全日制高校への進学がスタンダードだとしても、通信制高校を選択する子どもが増えているのも事実なので、「通信制高校に行く人はずるい・やばい」というイメージにとらわれず、資料を取り寄せて学校のカリキュラムや教育方針などを見てから判断することをおすすめします。

子どもが減っているのに通信制高校は3倍以上増えている

少子化により子どもの数が減少しているため、全日制・定時制高校は平成2年の5,506校をピークに令和1年には4,887校まで減少しています。

一方、通信制高校の学校数は平成2年の時には私立と公立を合わせても84校しかありませんでしたが、令和1年には約3倍の253校となっています。

前述した年々生徒数が増加しているデータからも分かる通り、通信制高校のニーズは毎年拡大していることが分かります。

子どもの数が減少しているにも関わらず、入学する生徒が増えているのは、やはり通信制高校が全日制と比較してメリットが豊富なためでしょう。

ただ、いくら通信制高校の学校数が3倍になったといっても、全体で見れば全日制・定時制高校の数の方が圧倒的に多いので、全日制への進学を当たり前と思っている親御さんからすれば、子どもが通信制高校に進学するのは抵抗があるかもしれません。

しかし時代は変化しており、現在は通信制高校への進学は子どものために考えるべき選択肢の一つとなっています。

通信制高校の生徒についてまとめ

一昔前であれば通信制高校の生徒の多くは内申書が悪すぎて全日制高校に行けない人でした。

しかし、今は「学校に縛られず自分の好きなことに打ち込みたい」「高校に行きながら専門的なことを学びたい」など前向きな理由で通信制高校に進学する人も増加しています。

そのため、通信制高校は「ずるい」「やばい人が多い」という周囲の声は気にせず、興味のある方は通信制高校への入学をぜひ検討して下さい。

もちろん、「学校には行きたくないけど高校だけは卒業しておきたい」という人も通信制高校はしっかりサポートしてくれるので、無理に全日制高校に行かなくても高卒資格の取得を目指せます。

入学に必要な資料請求は無料でできますので、興味がある方はいくつかの学校の資料を取り寄せてみてください。

社会人で高卒資格を取る3つの方法を解説!おすすめは通信制高校

社会人_高卒資格

社会人で高卒資格を取る方法

社会人で高卒資格を取るには、主に3つの方法があります。

方法ごとに、取得までの期間や取得のしやすさなどが違うので、自分に適したものを選びましょう。

定時制高校に通う

定時制高校というと夜に授業を受けるイメージがあるかもしれませんが、「夜間定時制」「昼間二部定時制」「三部(朝・昼・夜)制」の3つの時間帯があるので、ライフスタイルに合わせた時間帯の学校を選ぶことができます。

授業時間は1日4時間程度なので、働きながらでも通学することは可能です。

その代わり、卒業に必要な単位を取るのに時間がかかるため、卒業するまでの期間は4年というのが一般的です。

また、たとえ短時間であっても全日制高校と同じく毎日通わなくてはいけないので、生活にかかる負担が大きいことから、中退してしまう人が多いのが現状のようです。

通信制高校に通う

通信制高校は通信教育を使って学習する学校で、「スクーリング(対面指導)」「レポート提出」「テスト」をクリアすることで、高校卒業に必要な74単位の修得が出来ます。

通信方法は主にインターネットを活用していて、パソコンやスマホなどのデバイスを使って自分の都合に合わせて学習を進められます。

登校日数は学校によって違いますが、スクーリングだけだったり、週1日から自分で決められたり、社会人の方でも無理なく卒業条件をクリアできるシステムが整っている学校がたくさんあります。

また、ほとんどの学校は1日授業ではな、3時間もしくは4時間で終わるため、仕事と学業を両立しても自由な時間が作れるところも魅力です。

スクーリングは年間で最短4日という学校もありますから、仕事をしながら、子育てをしながら高校の卒業資格を取りたい方にはもっとも適している方法になります。

社会人から進学を目指すなら高卒認定という選択肢もある

大学や専門学校への進学や資格試験を受けるために高校の卒業資格を取得したいのであれば、高卒認定を取るという方法もあります。

高卒認定というのは「高等学校卒業程度認定試験」に合格すると取得できるもので、高校を卒業した人と同等以上の学力があることを証明する資格です。高卒認定試験は8科目あり、すべてに合格すると認定してもらえます。

特に学校に通う必要はないので、独学で勉強できる人であれば仕事と学校の両立をする必要はありませんし、学力があれば短期間で高卒認定を取得できます。ただし、勉強があまり得意ではない人や自主学習をするのが苦手な人だとなかなか合格しないため、効率が悪い方法かもしれません。

また、高卒認定は高校卒業資格とは違うものなので、最終学歴は「高等学校卒業」ではなく「高等学校卒業程度認定試験合格」となります。ですので、最終学歴を「高等学校卒業」にしたいという場合は定時制高校もしくは通信制高校などに通う必要があります。

社会人が高卒資格を通信制高校で取るメリット

社会人が高卒資格を取るには、通信制高校に通うのが正解です。

その理由は自宅で学習できる、社会人用のコースがある、授業料をサポートする制度があるなど、社会人が通いやすいメリットが多いからです。

ここでは通信制高校で高卒資格を取るメリットを詳しく解説していきますので、入学を検討している方はぜひ参考にしてください。

自宅学習が中心なので仕事との両立が容易

前項でも少し触れていますが、通信制高校は通信教育なので自宅学習が中心になるため、仕事との両立がしやすいというメリットがあります。一方、全日制高校や定時制高校は毎日登校しなくてはいけません。

定時制は授業時間が短いですが、仕事をしながら毎日通うというのは相当な負担になりますし、自由な時間も確保しづらいのでストレスも溜まりやすいです。

通信制高校であれば、登校は週1日や月1回、年に10日で良いという学校もあります。ほとんど登校することなく余裕を持って自宅学習を進められるのは、仕事に時間を取られる社会人にとってメリットといえます。

社会人向けのコースを用意してる学校が多い

通信制高校と全日制高校、定時制高校の違いの一つに、生徒の環境に合わせたコースが用意されていることがあり、学校によっては社会人向けのコースが用意されています。

年齢にもよりますが、学校から離れている期間が長いと勉強法が分からなかったり、習ったことを忘れてしまったりすることもあるかもしれません。

通信制高校はもともと社会人が通いやすいシステムですが、社会人向けコースでは仕事の合間に効率よく勉強できるカリキュラムを組んでくれたり、勉強に自信がない人向けに中学の基礎から学習を始められたり、スクーリングの負担を最小限に抑えられるなど高卒資格を取得するための最大限のサポートが受けられます。

通信制高校に通ったことがないと卒業できるのか不安があるかもしれませんが、社会人のためのコースを活用すれば安心して卒業を目指せます。

各種学費支援。奨学金の申請が可能

通信制高校は、全日制高校と同じで高等学校に区分されるため、就学支援金制度や各種学費支援、奨学金の申請が可能です。

私立の全日制高校と比べると授業料はそこまで高額ではありませんが、それでも資格が取得できたり、続けやすいシステムが整っていたりする私立通信制高校の授業の料相場は1単位8,000円と安くはありません。

卒業条件には74単位を取得することが挙げられるので、単純に計算すると592,000円が必要になります。

他にも、学校によっては施設使用料や教材費などがかかるため、いくら働いていても学費の負担が大きくなるかもしれません。

しかし、就学支援金制度を利用すれば、年収590万円未満の世帯であれば12,030円まで、590万円以上910万円未満の世帯でも4,812円まで支給が受けられるので、授業料の負担を大幅に削減できます。

また、各都道府県でも奨学金制度が用意されているところがありますし、条件によっては就学支援金制度と併用することも可能です。奨学金を利用すると授業料以外の費用負担も軽減できるので、学費がネックになっている方にとって各種学費支援が受けられるというのは、高卒資格を取得するハードルを下げるメリットになります。

参考:文部科学省 高等学校等就学支援金制度
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mushouka/1342674.htm

参考:高校生等奨学給付金のお問合せ先一覧
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mushouka/detail/1353842.htm

社会人におすすめの通信制高校

社会人におすすめの通信制高校は、社会人コースもしくは社会人が通いやすいシステムが整っている学校です。といっても、通信制高校はたくさんあるので、一校ずつ調べていくのは大変ですし、時間もかかります。

ここでは、社会人におすすめの学校を紹介するので、自分にとって通いやすい通信制高校を探す際の参考にしてみてください。

学校法人佐藤学園ヒューマンキャンパス高等学校

ヒューマンキャンパス高等学校2

ヒューマンキャンパス高等学校は、総合学園ヒューマンアカデミーをはじめ専門教育機関と連携することで、40分野100職種以上の専門学習ができる通信制の高等学校です。
この学校のおすすめポイントは、勉強を教える先生だけでなく進路相談にのってくれる先生や専門分野に詳しい先生など、いろいろなタイプの教師がいることです。

社会人で高卒資格を目指す場合、仕事との両立はもちろん、仕事に関する悩みや将来についての不安を感じることもあるでしょう。

そんな時、進路や専門分野に特化した先生に相談できるので、高卒資格を目指しながら、さらに幅広い視野をもって将来を設計できます。

勉強は基本的に自主学習で、登校は週1日でも大丈夫ですから仕事に支障が出ることもありませんし、すでに高校で単位を取得したことがあれば、それを引き継ぐ事も可能です。

また、ヒューマンキャンパス高等学校では、卒業後の目標までしっかりバックアップしてくれるので、進学や資格取得による転職を目指している方にもおすすめです。

中央高等学院

中央高等学院

中央高等学院は、30年以上の実績を持つ歴史のある学校で、卒業率99%を誇る通信制サポート校(※)です。中央高等学院には、仕事をしながら通う人や主婦のための社会人コースがあります。

社会人コースでは、一人ひとりに合わせた学習・登校カリキュラムを設定してくれるので、平日は仕事で通学できない、休みが不定期という人でも、空いた時間に勉強に取り組みながら無理なく勉強を進められます。

勉強から遠ざかっていて授業についていけるか不安という人には、中学の基礎から学習をサポートしてくれます。年齢制限がないので、中央高等学院には若い生徒だけではなく幅広い年齢層の生徒がいますから、社会人でも違和感なくクラスに溶け込めるのも中央高等学院の魅力です。

※通信制高校サポート校は、通信制高校を卒業できるようにサポートしてくれる学校で高等学校ではありません。

しかし、中央高等学院は中央国際高等学校の指定サポート校なので高校の卒業資格を取得できます。

ルネサンス高等学校

ルネサンス高等学校

仕事が忙しい、学校に通う時間がないという方におすすめなのがルネサンス高等学校です。こちらの通信制高校には社会人コースはないものの、社会人が通いやすいシステムが整っているのがポイントです。

そのポイントとは、年に4日しかスクーリング(必須登校日)がないこと、ネットで授業が受けられることです。

一般的な通信制高校のスクーリングは20日前後ですから、4日だけで良いというのは「登校する」という負担を大幅に軽減してくれます。

また、ルネサンス高等学校では社会人向けのスクーリングが用意されているので、同じ環境で卒業を目指している人と交流できるのも魅力です。

授業はスマートフォンやタブレット、パソコンなどで受けられますから、仕事の移動中などいつでもどこでも自由な環境で学習が進められます。

さらに、作成や郵送などの手間がかかるレポートもネットからの提出が可能なので、時間に余裕がない社会人や自由な時間がない子育て中の人でも高卒資格が取りやすくなっています。

日本ウェルネス高等学校

日本ウェルネス高校1

3つの学習スタイルと、16種類の専門特化コースを用意している日本ウェルネス高校は、社会人コースはありませんが、月1回から週2日の登校で卒業できる社会人に適したシステムで卒業資格取得を全面的にバックアップしてくれます。

レポート作成は個別指導を行なってくれますし、短いスパンで復習を繰り返す学習システムを採用しているため、勉強が分からなくなったりついていけなくなったりすることもなく、卒業条件を的確にクリアできるのがおすすめポイントです。

生徒の状況に合わせた学習サポートやきめ細やかなカウンセリングなど、久しぶりに学校に通うという方にもしっかり寄り添ってくれます。また、在籍していた高校で取得した単位を卒業単位に換算するので、最短時間で卒業資格を取りたいという方にもおすすめの学校です。

まとめ|通信制高校なら社会人でも高卒資格が取れる!

社会人の方には、通信制高校に通うことがもっとも卒業資格を取りやすい方法になります。

通信制高校の学習は基本的に自主学習となるので、本当に卒業できるか不安を感じる方もいるかもしれません。

しかし、一人の教師に対して生徒数の割合が多い定時制や全日制と違い、通信制高校では個別にサポートをしてくれるところも多く、社会人向けのバックアップ体制を整えている学校もありますから、自主学習がメインでもきちんと卒業条件をクリアできます。

通信制高校には多くの社会人が通っていますから、資料を参考に自分に合った学校を見つけて、ぜひ高卒資格を取得してください。