通信制高校《生徒数》ランキング

生徒の多いところは人気が高い！

生徒数が多いということはやはり、それだけ学校自体に魅力があるということに繋がるのではないかと思われます。

全日制の高校より少ないといっても、通信制高校も選ぶのに迷うほどたくさんあります。その中から「選ばれた学校」ということは、それだけ生徒にとって惹きつけられるものがあったということになると言えます。

学校の理念に賛同できた。学習スタイルが自分に合っていた。将来に繋がる専門的なことが学べる。…などなど、通信制高校を選ぶ基準は生徒一人ひとり違うものがありますが、生徒数の多い高校というのはそれらを網羅し、生徒にとって魅力的な部分のある高校と言えるのではないでしょうか？

学校の規模にも左右される

ただし、生徒数が多いということは「学校の規模感やシステム」にも違いがあり、そのため生徒数が多くなっているということも考えられます。

オンラインシステムが充実の通信制高校

例えば、自宅学習中心のオンライン学習システムを使用している学校では、勉強する場所をいとわないので、全国どこでも自宅でもカフェでもどこでも、キャンパスになり教室になるということ！つまり日本全国、可能なところは海外からでも生徒として入学できるということです。どこに住んでいても入学できるということはそれだけ生徒数が増えて当たり前ですよね。

全国にサテライトキャンパスがある大規模通信制高校

あとは、日本全国にキャンパスが点在している学校。キャンパスの数が主要都市にしかない学校より、50以上ある学校の方が通いやすく、サポートも受けやすいので生徒数も多くなって当然と言えるでしょう。

通信制といっても通学制度があるところもありますし、キャンパスに通わないと苦手な科目やわからないところがそのままになってしまう可能性もあります。オンラインサポートの整っている学校ならまだいいですが、そうではないところだと必要なサポートを受けることができず、レポートの提出期限をクリアすることができなかったり、最悪の場合、卒業に影響が出たりするケースも…。

事実、自力で卒業を目指すレポート提出中心の学校を選んだ人の中には、レポート提出に挫折し、卒業することも諦めてしまう人も多いのでそのへんには注意が必要と言えそうですね。

サポート校の有効活用

もし、自分で選んだ通信生高校からのサポートが受けられない状況にあったら、「サポート校」を活用するという手もあります。

サポート校とは通信生高校に入学した生徒の勉強面をサポートしてくれる、サポート専門の学校のこと。レポートでわからないところを教えてもらえたり、苦手な科目を教えてもらえたりするので、レポートの提出期限に間に合わなかったり、苦手な科目がそのままになってしまうこともありません。

また、サポート校にもよりますが、キャンパス内で色々なイベントを行っていたり、進路についてのカウセリングなどを行っているところも。

一人での勉強が不安。学習スケジュールを組み立てるのが苦手な人は、そう言ったサポート校を利用してみるというのもいいのではないでしょうか？

ただし、もちろん費用は通信制高校の分とサポート校の分、2倍かかってくるので、そこは注意が必要です。

通信制高校に入学する最終目標は「卒業」

前述したように、生徒数が多いということはそれだけ生徒から見て魅力があるということなので、生徒数の多さを基準のひとつと考えてもいいと思います。ただし、「あくまで基準のひとつ」。たくさんの生徒に人気があるからといって、それがあなた自身にベストな学習環境だとは言えません。

生徒数の多さは選択肢の多さにつながる

人のペースは人それぞれ、学習スタイルも勉強の進め方も人それぞれです。自分でスケジュール管理がうまくできる人もいれば、スケジュールを組んで実行するのが苦手な人もいます。勉強につまづいた時にすぐ手を差し伸べてくれる講師が近くにいた方がいい人もいれば、自力でレポートをクリアすることができる人もいます。

自分にはどんなタイプの学校が合っているのかを見極めるのは「生徒数の多さ」だけでは計りきれません。生徒数の多さ、卒業生の多さはひとつの目安です。自分に合った通信制高校を見つけるためには、やはり、その学校について詳しくリサーチする必要があると言えるでしょう。

学習システムやスクーリングの内容なども要チェック

どんなコースがあって、学習システムはどんな感じで、スクーリング（登校日）は何日間どこに行かなければならないのか、卒業するための条件はどんなものなのか、そして、「果たして自分はこの学校に入学してきちんと高校の卒業資格を取得することができるのか？」。これらをしっかりと吟味して、自分が入学する学校を決める必要があります。

通信制高校を自分自身で決めるのは容易なことではないと思います。それだけ多くの学校があり、各学校にはそれぞれ魅力的なところがたくさんあります。その中から1校を選ぶのですから、精神的にも追い詰められることがあるかもしれません。そんな時は思い切って、学校側に不安要素をぶつけてみましょう。そこで思ったような回答、思った以上の回答が得られたら自然と選択肢は絞られていくのではないでしょうか？

立ち止まって悩んでばかりでは先に進めませんが、焦って無理に答えを出す必要もないのです。納得した上で、「この学校に入学したい」と思えた学校こそがあなたに最適な学校になることでしょう。