滋賀の通信制高校に関する情報

滋賀県の通信制高校

滋賀県にある通信制高校は、下記の通りです。

滋賀県の通信制高校 一覧

滋賀県の通信制高校は、県南西部にある草津市・大津市に1校ずつ、県北部の高島市・県中央部の東近江市に1校ずつあります。ECC学園高等学校は、「高島市環の郷教育特区」の認定を受け、ECC総合教育機関が2008年4月に開校しました。

滋賀県東部に通信制高校がないため、東部にお住まいの方は通学距離を考慮し、県中部にある司学館高等学校か、北部にある学校まで足を向けることになるでしょう。司学館高等学校は、滋賀県と京都府に在住する方が入学することができます。

滋賀県の通信制高校の状況

滋賀県の通信制高校の生徒数

文部科学省が実施する学校基本調査（平成28年度）によると、滋賀県内の通信制
高校の生徒数は公立で707人、私立で682人、合計で1,419人と、公立・私立ともほぼ同じ人数の生徒が通信制高校に所属しています。

うち、平成28年度の入学者数は公立で147人、私立で193人、合計で340人。

全国47都道府県で比較すると生徒数で35番目、入学者数では32番目と、割かし通信制高校の生徒数は少ない県と言うことができます。

滋賀県の不登校者数と不登校への対策

文部科学省の「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」によると、平成27年10月時点での滋賀県の中学校の不登校者数は1,106人。

1,000人あたりの不登校生数は25.6人、この数字は全国で35番目にあたります。

全国平均が1,000人あたり28.3人なので、平均値よりも下回っており、不登校発生の状況としては全国的にはやや少ない県と言えます。

滋賀県では、こうした不登校生徒への適切な対応を行うべく、学校教員向け「不登校児童生徒への対応について」を作成し、教職員の指導材料として活用しています。

不登校児童生徒への対応について

1. 本県の不登校児童生徒の状況
2. 不登校の未然防止のために
3. 不登校の早期発見・早期対応
4. 学校全体で行う不登校早期発見のための手立て
5. 登校に向けた支援 ― 長期化・継続化を防ぐ―

不登校生徒への登校に向けた支援策として、子どもと子ども・学校・家庭・地域の繋がりを太く・強く持ちながら、生徒の意欲や自信を高め、個性や能力を伸ばして豊かな人間性や人間関係を構築すべく、全ての子どもにとって魅力ある学校づくりを行うことが、不登校未然防止への具体的な対策として提議しています。

滋賀県の不登校問題 相談窓口

滋賀県では、不登校の子を持つ保護者に向けて、下記のような相談窓口を開設しています。

不登校問題における通信制高校の役割

不登校の生徒数は増加傾向

全国の中学校における不登校の生徒数は、平成3年度には54,172人でした。この数字が、平成27年度には98,428人と、約1.8倍まで増加しています。

不登校の定義と問題点

「平成15年3月　不登校問題に関する調査研究協力者会議報告」の中で、不登校問題の解決目標と問題点を下記のように説明しています。

• 不登校の解決の目標は将来の「社会的自立」
• 不登校の問題は「心の問題」のみならず「進路の問題」

社会との接点を失い、受けるべき教育を受けられなくなること、そうした社会経験・学習機会の喪失が将来的な精神的および経済的自立に影響しうることは、不登校の生徒にとって共通する懸念です。

不登校生徒に対する通信制高校が持つ役割

通信制高校は、こうした懸念を持つ不登校生徒に対して、より生徒の個性に合わせた形で、社会経験・学習機会を与える役割を担っています。

通信制高校であれば、一人ひとりに合ったペースで学習を進めることができます。登校の必要がないため、生徒自身が自分の関心のあるスポーツや芸術といった分野に時間をあてることも可能です。ストレスやプレッシャーの少ない生活環境を保ったまま、高校卒業資格を取得し、将来の大学進学の道を開くことができます。

滋賀県の通信制高校、まずは資料請求を！

このページでは滋賀県で通学できる通信制高校を多数ご紹介しています。

不登校生徒が増大する社会状況も背景に、通信制高校のカリキュラム・プログラムも多様化しています。まずは、どんな学校があるのかをチェックし、気になる学校があれば、まずは資料請求してみることをお勧めします。