入学から卒業までの通信制高校での費用は?私立と公立ではどれぐらい違うのか

計算

通信制高校でかかる費用とは

通信制高校では学費はもちろんのこと、入学から卒業までさまざまな費用がかかります。その内訳を見てみましょう。

通信制高校の入学金と受講料

通信制高校でまず必要な費用は入学金と受講料です。通信制高校を卒業するには74単位が必要になります。したがって、たとえば東京都の公立通信制高校のように1単位あたり336円ならば、入学から卒業までは74単位×336円=24,864円がかかることになるでしょう。

1単位あたりの受講料は各都道府県によって異なり、たとえば埼玉県の場合は330円になっています。また、私立通信制高校では1単位あたり5,000円~12,000円と、やはり公立通信制高校よりは高めです。

入学金も公立通信制高校は各都道府県によって違う金額が設定されています。しかし、いずれも500円程度とほぼ負担にならないような金額です。一方、私立通信制高校は数万円はかかります。

通信制高校でかかる諸費用

通信制高校ではスクーリングと呼ばれる登校日があります。スクーリングでホームルーム、学校行事、生徒会活動などを行う特別活動による30単位を取得することも、卒業のための必須条件なのです。

生徒の募集範囲が近隣に限られている公立通信制高校ならば、スクーリングのためにかかる交通費などは少なくてすむでしょう。しかし、全国から生徒を募集している私立通信制高校では、飛行機や新幹線を使わなければいけないこともあります。さらに、ホテルなどで合宿という形をとっている学校もあるので、そのような場合はさらに費用がかかることになるでしょう。

もっとも、私立通信制高校は全国各地にキャンパスを持っている学校も少なくありません。家の近くにキャンパスがある私立通信制高校を選択すれば、スクーリングにかかる費用をさほど心配する必要もないでしょう。

公立通信制高校でかかる費用はどれぐらい?

公立通信制高校でかかる費用は、各都道府県によって異なります。また、東京都だけでもいくつか公立通信制高校があり、かかる費用も特色もさまざまです。どのような学校があるのか見てみましょう。

東京都立一橋高等学校でかかる費用

東京都民だけではなく東京都在勤者ならば他県在住でも入学資格があります。スクーリングは年間30日程度です。託児所の併設があるのも大きな特色で、子育てしながら学び直すこともできます。一年間に必要
な学費の目安は23,000円です。入学、編入は4月、転入は随時受付けています。

東京都立新宿山吹高等学校でかかる費用

情報科があり、資格取得のためのコースも人気です。将来は情報系の業界で働きたいと考えている人にもおすすめ。卒業後は難関私立大学への進学実績もあります。ただし、年間学費の目安は約10万円と、公立通信制高校にしては高めです。また、都民しか入学資格はありません。入学、編入、転入は随時受付けています。

東京都立砂川高等学校でかかる費用

いじめ問題などに熱心に取り組んでいる学校です。全日制高校を人間関係で退学してしまった人も、ここなら安心して通うことができるかもしれません。入学、編入は4月、転入は4月・9月・1月になります。生徒一人一人の学習サポート体制が充実していることもあってか、年間学費の目安は約10万円と公立の中では高めです。

公立通信制高校は不合格になることも!

このように、公立通信制高校にもさまざまな特色があります。「公立通信制高校は年間学費は2万円~3万円ですむが、サポート体制が手薄」といわれることもありますが、必ずしもそうではありません。私立通信制高校よりもリーズナブルな学費で、充実したサポートを受けられることもあるのです。

そのかわり、人気の公立通信制高校では不合格になってしまう生徒もいます。不合格になることはほぼないといわれている通信制高校の入学試験ですが、一部の公立通信制高校ではその限りではない点に注意しましょう。

私立通信制高校でかかる費用はどれぐらい?

私立通信制高校は公立通信制高校よりもどうしても学費は高くなります。入学金、授業料の他に施設設備費なども必要で、なかには年間100万円ほどかかる学校も!私立通信制高校の気になる学費について詳しく調べました。

私立通信制高校でかかる費用はケースバイケース

私立通信制高校の入学金は1万円~5万円です。一方、1単位あたりの受講料は5,000円~12,000円なので、一年間にかかる費用は20万円~80万円といったところでしょう。なかには年間100万円ほど必要な場合もあるなど、学校によって学費はかなりバラつきがあります。

登校日が多い私立通信制高校の学費は高め

私立通信制高校は学校ごとに教育方針が大きく異なり、選択できるコースもバラエティ豊かです。だからこそ、入学から卒業までにかかる費用に差が生じるのも当然ともいえます。

たとえば、あまりお金のかからない私立通信制高校を探しているならば、スクーリングの日数が3~5日など少なめのところにしましょう。こういったスタイルの私立通信制高校は、年間20万円~30万円程度の学費ですみます。

一方、スクーリングが週に1~3日ならば年間45万円~60万円、週5日ならば年間70万円~85万円と、登校日が増えるほど学費も高くなる傾向があります。

制服がある通信制高校も存在する!

通信制高校というと自宅学習がメインで、登校日はそれぞれの私服という学校がほとんどです。しかし、ほぼ毎日登校するような通信制高校もあり、そういった学校では制服を購入しなければいけないこともあります。

そうなると、制服代、諸経費を含めて年間100万円ほど学費がかかるケースもあります。コストはかかりますが「高校生のうちは制服を着たい!」という人も結構いますし、ニーズは少なくありません。

専門課程がある通信制高校の学費は高め

通信制高校の中には美容師や栄養士の資格を取得できる学校もあります。通常の通信コースに専門科目をプラスした場合、学費は年間50万円~60万円になるといわれています。

さらに、中には週5日、まるで専門学校のように本格的な授業を提供
してくれるところもあります。そうなると、学費は年間80万円~100万円と高額になりますが、全日制高校を卒業してから専門学校に入り直す
ことを考えるとむしろリースナブルです。

通信制高校生でも高等学校就学支援金を受けられるの?

2010年度から実施されている高等学校就学支援金とは、高校の授業料の一部を国が負担してくれる制度のことです。全日制高校、定時制高校だけではなく通信制高校もこれを利用することができます。ただし、年収制限などがあるので注意しましょう。

通信制高校生でも高等学校就学支援金をもらえる例

通信制高校生でも世帯年収が910万円未満ならば、高等学校就学支援金をもらうことができます。月額にして、公立通信高校生は520円、私立通信高校生は9,900円を受け取ることができるのです。

さらに、世帯年収が350万円~590万円ならばその1.5倍、250万円~350万円ならば2.0倍、250万円未満ならば2.5倍と増額制度もあります。公立通信制高校はもちろん私立通信制高校でも、学校によってはほぼ無料で勉強を続けることも十分可能です。もし、通信制高校に進学したいと考えながら学費面で不安があるならば、高等学校就学支援金を利用してみてはいかがでしょうか。

通信制高校に高等学校就学支援金の問い合わせもできる

高等学校就学支援金の付与には、学校から配布される申請書と納税額を証明する書類の提出が必要です。申請書の記入にとまどったり、納税額を証明する書類にはどのようなものがあるのかよくわからないこともあるでしょう。そんな時は、通信制高校のスタッフに相談してみることをおすすめします。

通信制高校では高等学校就学支援金は4年しかもらえない

通信制高校は最短で3年で卒業できます。頑張れば全日制高校の同級生に遅れをとることはありません。一方、なかには何年たってもなかなか卒業できないでいる人がいるのも事実です。

しかし、高等学校就学支援金は最大で4年間しか支給されないというルールがあります。もし、休学するような場合は高等学校就学支援金を一時的にストップするようにしましょう。

入学から卒業まで通信制高校でかかる費用はさまざま

以上のように通信制高校で入学から卒業までにかかる費用は多種多様なケースがあります。たとえば、公立の通信制高校ならば、高等学校就学支援金などを使ってほぼ無料で卒業することもできるでしょう。子育て中で自分の学費を捻出するのは難しいものの「もう一度学び直したい」と、考えている人にもおすすめです。

一方、私立の通信制高校では、登校日が少なく、基本的な勉強のみを行う学校の方がよりリーズナブルといえます。しかし、登校日が多ければ先生と対面してのサポートなども期待できるでしょう。通信制高校をきちんと卒業するのに必要といわれている自主性、自己管理能力などに自信のない人は、できるだけサポートの手厚い学校を選択することをおすすめします。

また、通信制高校には勉強だけではなく美容師や調理師などの国家資格取得を目指すコースを併設しているところもあります。そういった専門知識と技術が学べるとなると、どうしても学費はそれだけかかります。しかし、手に職をつけるわけですし、かけた費用はけっして無駄にならないでしょう。

通信制学校を選択する際「まず費用を見る」という人も多いかもしれません。しかし、入学から卒業までできるだけ安くすませるというのが必ずしも最良の選択とはいえないでしょう。学費だけではなく、どのような教育を実施しているのかしっかりとチェックするようにしてください。

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